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【Mrs. GREEN APPLE / Loneliness】の歌詞の意味を徹底解釈 |孤独と向き合い、苦しむ姿が描かれている歌詞を徹底解釈!

執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/7/28

Lonelinessという曲名の意味を考察

「Loneliness」は深い孤独と心の葛藤がテーマとなっているようです。

歌詞には自分の心の中に抱える深い孤独や苦しみが描かれており、”ロンリネス(孤独)”というテーマが曲全体に現れています。

孤独と向き合う苦悩を描いていることからこの曲名がついたのではないでしょうか。

「Loneliness」はアルバム『antenna』に収録されている楽曲の一つ。ちょっと過激な歌詞が特徴的で中毒性が高いんです!生きている限り感じてしまう、どうしようもない孤独と向き合っている歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

Lonelinessという歌詞の意味を徹底解釈

悲しみや苦しみから逃れさせて

死にたい今日も
仕方がないでしょう?
誰かにバレてしまう前に
ドス黒い夜に呑まれてしまう前に
縛り付けて何にも出来ないようにして
私を殺して欲しいのです

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

インパクトのある歌詞から始まります。

人には知られたくない悲しみや苦しみを主人公は抱えているのでしょう。弱さや不安をほかの人には見せたくないという気持ちが強いようです。

孤独な夜にはその暗闇に自分の心が飲み込まれてしまう不安を感じるようであり、こんな思いをするならばいっそのこと苦しみから逃れさせてほしいとも思っているのではないでしょうか。

君を好きだという気持ち

誰にも何も もう何も期待はしないけど
君を好きでは居たい
中身でも顔でも何でもない
君のその日々の一部で居たい

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

主人公は過去に何かしらの期待を抱いて失望した経験があるのでしょう。

こういった経験から心の中で壁を作ってしまい、ほかの人と感情的なつながりを避けているようです。

ですが”君を好きでは居たい”と綴られており、ほかの人とはつながりを避けたいけれど「君」とだけはつながっていたいと思っているようであり、物理的な存在よりも心の中に寄り添いたいと思っているのではないでしょうか。

孤独が孤独を呼ぶ

爆音で脳と胸を焦がして
意味の無い論理で紛らわすロンリネス
性の二乗 離れられなくなって
意地悪な恩義で曝け出すロンリネス

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

”意味の無い論理で紛らわすロンリネス”というフレーズは、主人公が孤独を紛らわすために無意味な言葉や理屈を考えていることを示しているようです。

自分の心の中の葛藤や苦しみに向き合うのが辛いため、現実逃避をしてしまっているのでしょう。

また、ほかの人と精神的肉体的な結びつきを通じて孤独感を和らげようとしているようですが、それが逆に苦しめていることが伺え、孤独を抱えるがゆえに感情が複雑になり、それがさらなる孤立を招いているようです。

誰かにわかってもらいたい

痛々しい痕も
言い出したい過去も
誰かに頼れる日が来るまで
ドス黒い中に光があったらいいな
釘を打って何処にも行かないようにして
その身を好き勝手したいのです

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

主人公は過去に強烈な経験をしたのでしょう。今でも過去の経験や心の傷を抱いているようです。

また自分だけがわかっていればいいと思っていたけれど、本当は理解されたり支えてもらったりしたいと思ったのでしょう。

孤独ではなく自分を本当に受け入れてくれる存在を求めているようでもあります。

ですがドス黒い暗闇の中にも光があればいいと願いながら、自らを固定し変わらないように留めたいと考えている様子もうかがえます。

このようなことから不安や恐れからくる自己保護の欲求が現れているのかもしれません。

自分はなんで生きているんだろう

呆れる程に もう誇りは蔑ろだけど
生きてる意味を知りたい
真面目でも馬鹿でも何でも無い
人ならざるものなのかも知れない

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

この部分では自己肯定感や人間としての存在意義に対して葛藤していることが感じられます。

主人公は自分自身に対して自信を失っているのでしょう。

自分の良いところを見つけることができず、自尊心や誇りを失ってしまったようです。

自分とはなにものなのか、生きているとはどういったことなのかを考え、悩んでいる様子が垣間見えます。

一人だと思ってしまう

愛の起源 理性と許容を飛ばして
嘘の無い本意で皮肉にもロンリネス
別の次元 「踏み込んでしまった」って
堕ちてゆく深くへ 治らないロンリネス

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

あれこれ考えないで自分の気持ちのまま相手と接したら、逆に孤独を感じてしまったのでしょう。

愛は理性を超える感情であり相手に対して素直な気持ちを持ちつつも、主人公の内面には複雑な感情が渦巻いているのではないでしょうか。

人を愛すれば孤独から解放されると思っていたけれど実はそうではなく、愛によって孤独感が増幅されてしまったようです。

君を感じたい

絶頂ね あそこもここも濡らして
錆びついた心に油をさして
ベッドにね 2人の香りを残して
触れられない時も 心を絡ませて

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

”錆びついた心に油をさして”というフレーズは、主人公が内面にある心の傷や孤独感を感じ、愛の力で孤独や心の傷を払拭しようとした様子がうかがえます。

心が錆びついていると表現されていることから、悩みや不安がたくさんあるのではないでしょうか。

”触れられない時も 心を絡ませて”という部分は、相手との心のつながりを大切にしようとしていることを示しているのでしょう。

体だけではなく、心の中で相手との絆を感じ、触れ合えない時でも思いを寄せ合いたいと思っているようです。

揺れ動く感情

誰にも何も もう何も期待はしないけど
君を好きでは居たい
古傷を裂いても確かめたい
僕のこの中の異物を見たい

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

”僕のこの中の異物を見たい”というフレーズは、自己の内面にある複雑な感情や矛盾を相手に理解してもらいたいと願っているのでしょう。

自分自身を理解し、受け入れてもらうことが愛の本質的な部分だと感じているようです。

自己の内面に向き合う中で愛という強い感情に揺れ動いているようであり、過去の経験から自己保護をしている一方で相手との愛を大切にしようとしている、主人公の内面の葛藤が表現されているのかもしれません。

本当の幸せを見つけたい

爆音で脳と胸を焦がして
意味の無い論理で紛らわすロンリネス
性の二乗 離れられなくなって
意地悪な恩義で曝け出すロンリネス
愛の起源 理性と許容を飛ばして
嘘の無い本意で皮肉にもロンリネス
別の次元 「踏み込んでしまった」って
堕ちてゆく深くへ 治らないロンリネス
君という刺激で気付かされるロンリネス

Loneliness -Mrs. GREEN APPLE

”君という刺激で気付かされるロンリネス”という部分は、主人公が特定の相手(君)との出会いや関係を通じて、自分の中にある孤独を再認識していることがうかがえます。

「君」という存在によって、自分を理解し、内面の感情に向き合うことができるのでしょう。

本心では自分自身と向き合い、真のつながりや癒しを見つけることで、本当の幸せを見出したいと考えているのではないでしょうか。

まとめ

今回はMrs. GREEN APPLEの「Loneliness」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「Loneliness」は自らの感情や心の中にある複雑な思いに向き合おうとしながらも、時に現実から逃避してしまう様子が描かれているようです。

主人公は愛に対して理性を超えた感情を抱くことがあり、愛すること生きるということについて深く考えてしまうことがあるのでしょう。深い孤独と向き合いながらも愛や真のつながりを求めている姿が垣間見えました。

自身の内面の葛藤に苦しむ一方で、ほかの人との出会いや関係を通じて自分自身を見つめ直すきっかけを求めているようにも感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではMrs. GREEN APPLEを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

抹茶

抹茶マッチャ

Macha

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は抹茶です。24歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽の背後にあるメッセージや詩の深い意味を解析し、それを人々と共有することに情熱を注いでいます。大学では文学を専攻し、特に現代音楽の詞の解釈に興味を持ちました。ブログやSNSでの活動を通じて、多くのファンと交流しています。

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