music.branchwith

【Novelbright / Cantabile】の歌詞の意味を徹底解釈 |流れるような歌詞と旋律が特徴的な、アニメ『青のオーケストラ』の主題歌を紐解く!のサムネイル

【Novelbright / Cantabile】の歌詞の意味を徹底解釈 |流れるような歌詞と旋律が特徴的な、アニメ『青のオーケストラ』の主題歌を紐解く!

執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/4/12

青のオーケストラってどんなアニメ?

『青のオーケストラ』は、青春のアンサンブルアニメです。

青野一は、父の影響も受けて天才少年ヴァイオリニストとして、コンクールで数々の成績を収めていました。

ですが家庭の事情でヴァイオリンを辞めてしまい、無気力な毎日を送るようになります。

そんな日々を送る中、中学3年の秋に同級生の少女・秋音律子と出会い、再びヴァイオリンと向き合い弾き始めます。

さらに青野は秋音とともに進学先の高校でオーケストラ部に入り、そこでトップの成績を収めていた佐伯直と出会い、より一層ヴァイオリンに夢中になっていきます。

ですがオーケストラ部には厳しい練習と部員それぞれが抱える悩みがあって…。

「青のオーケストラ」は青野と秋音を中心に部員それぞれの青春を描いたストーリーです。

Cantabileという曲名の意味を考察

「Cantabile」は発想記号の中の一つであり、「なめらかに、うたうように」という意味があります。

歌詞中でも”君がくれた歌は明日へと導いた”とあるように、うたうように人生を生きていこうという思いが込められているようです。

また”旋律を奏でていく”という表現からも、音楽を主題とした曲であることが分かり、暗闇から抜けて光へと進むという意味があるようです。

「Cantabile」は、自分自身の不安や過去の後悔と向き合いながらも、愛や音楽を通して明日への希望を見出していくストーリーが描かれているんですよ!『青のオーケストラ』の世界が見える楽曲で、歌詞もまた美しいメロディにのせて優雅に綴られているんです。楽譜が見えてきそうな歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

Cantabileという歌詞の意味を徹底解釈

自分はいったいどんな存在?

だから あれは なんて言い訳ばかり
だけど それは なんて泣き言ばかり
偽りの仮面で化した私は何者?

Cantabile -Novelbright

最初のフレーズは「自分」という存在について考えているようです。

主人公は、何かあると言い訳をしたり、泣き言を言ったり。

いつも正面から向き合おうとせず、どこか苦手なこと、触れられたくないことから避けていたのでしょう。

自分自身に嘘をついていることに気づき、自分自身を見つめ直そうとしているようです。

交差する旋律の奇跡

いくつものタイトルのついた日々との出会い
まるで違う人を生きているかのような
君がくれた歌は明日へと導いた

Cantabile -Novelbright

多くの人が人生において何かに出会い、それによって方向性を見出したという経験を歌っているようです。

人生において過ごしてきた1日1日がすべて特別なものである、と伝えたいのでしょう。そしてその日々は自分でも考えたことのない新しい自分を見つけることができたようです。

そんな新しい自分を見つけたきっかけとなった”君がくれた歌”が未来へと導いてくれた、ということを表しているようです。

新たなスタート

起死回生胸に描いて
爪を噛んで待つ日とはおさらば
見えない傷までも愛して今連れ出すよ

Cantabile -Novelbright

過去の苦難を乗り越え、新たなスタートを切りたい気持ちが伝わる部分です。

自分自身を奮い立たせ、愛する気持ちを忘れずに、前向きに道を進むことが大切だと感じたのでしょう。

また、見えない傷などにも向き合い、自分自身を受け入れることが人生において前向きに生きていくための第一歩となると考えたのかもしれません。

想いをつないで

ありふれたこのフレーズも
君とつけたメロディなら
来世でも愛されるような歌になる気がするんだよ
そんな想い繋いで
旋律を奏でていく
辿り着けるかな 大歓声が待つ未来

Cantabile -Novelbright

このフレーズでは、特別な感情があるわけではない普通の言葉やフレーズも、大切な人と一緒に生み出し、音楽として奏でることで、それ自体が愛されるような歌になるということを表しているようです。

さらに想いを込めた音楽を奏で続けることで、未来につながる夢や希望を持つことができると考えたのでしょう。

そのことが実現した場合には大きな喜びを感じることができるし、聴いている方にもその思いが届くと感じたのかもしれません。

明日のために

寂しい 悲しい なんて嘆いた夜も
泣きたい やめたい なんて嘆いた朝も
笑い合える明日にとっては大事なもの

Cantabile -Novelbright

時には悲しくなったり、寂しくなったりすることもあるし、やめたいと思う日もある、と日々の生活を振り返っているようです。

それでも、笑い合える未来を手にするためには、今の感情や経験は決して無駄ではなく、むしろが大切なものなのだ、と考えたのではないでしょうか。

寄り添うエチュード

プレッシャーで動けなくて
すくんでしまった真っ白なBefore the turn
大丈夫よ あのエチュードは裏切りはしない

Cantabile -Novelbright

ここではプレッシャーに押しつぶされそうになって、何もできなくなり固まってしまった自分を表現しているようです。

真っ白な前途に立ちすくんでいる状況を”Before the turn”と表現しているのですが、エチュード(音楽の練習曲)は裏切らない、自分を支えてくれるものであることを信じているのでしょう。

大丈夫だと自分に言い聞かせ、前へ進んでいこうというメッセージが込められている気がします。

見えないものもあるんだよ

ありふれたこのフレーズも
君と歌うメロディなら
後世にも響き渡る歌になる気がするんだよ
そんな願い心で
旋律をなぞっていく
分かってくれるかな 見えない線が持つ意味

Cantabile -Novelbright

この歌詞は、普通のフレーズでも君と一緒に歌えば、後世にも残る素晴らしい歌になるという願いを込めているようです。

その想いを胸に、心に響く歌を作りたいという思いも感じられ、新たに曲を作ろうとしているのでしょう。

旋律は楽譜に描き、一緒に夢や希望ものせていくけれど、”見えない線”にも意味があるんだよ、と君に問いかけているようです。

見えてきた光

泣いていたあの後悔も
君と歌うメロディなら
昨日より愛で溢れた明日になる気がするんだよ
感じたその心で
特別を今届けよう
悩み抜いた夜を超えて

Cantabile -Novelbright

主人公は泣いていたあのときの後悔や悲しみを、君と一緒に歌うメロディで癒せるような気がしているようです。

昨日よりも愛に溢れたより良い明日が待っているように感じたのでしょう。

その心を大切にして、今特別なものを届けよう。悩み続けた夜を超えて新しい一歩を踏み出そう、と思ったのかもしれません。

いつか辿り着く

ありふれたこのフレーズも
君とつけたメロディなら
来世でも愛されるような歌になる気がするんだよ
そんな想い繋いで
旋律を奏でていく
辿り着くんだよ 大歓声が待つ未来

Cantabile -Novelbright

最後のフレーズです。

楽曲の最初では、“辿り着けるかな”と言葉を投げかけていたのですが、最後には”辿り着くんだよ”と力強い言葉に代わっています

ありふれた言葉でも君と共に作り上げたメロディなら、これからも愛される歌になると確信しているようであり、二人の思いを共有しながら、美しき旋律が響き渡っていくような感覚があるのでしょう。

そしてその軌跡をたどり、大歓声が待つ未来に到達すると信じているのではないでしょうか。

まとめ

今回はNovelbrightの「Cantabile」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「Cantabile」は、ありふれたフレーズであっても、自分と大切な人と一緒に作ったメロディなら、それが愛される歌になるという希望を表現しているようです。

そして、その想いを繋げ、旋律を奏でていくことで、未来で大きな拍手喝采が待っているような、素晴らしい未来を目指すことができると伝えたいのでしょう。

楽しい未来に向けて希望や励ましを与えるフレーズが綴られていました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではNovelbrightを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

抹茶

抹茶マッチャ

Macha

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は抹茶です。24歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽の背後にあるメッセージや詩の深い意味を解析し、それを人々と共有することに情熱を注いでいます。大学では文学を専攻し、特に現代音楽の詞の解釈に興味を持ちました。ブログやSNSでの活動を通じて、多くのファンと交流しています。

詳しく見る
トップ
noimage
JASRAC許諾第9023463001Y38026号
各ページに掲載されている、ジャケット写真、アーティスト写真、サムネイル画像等の画像及び歌詞の著作権は、各レコード会社、各アーティスト、各著作権者に帰属します。Copyright © 2018-2023 music.branchwith All Rights Reserved.