【Aimer / 白色蜉蝣】の歌詞の意味を徹底解釈 |希望と葛藤が交錯する、NHKドラマ10「大奥 Season2」主題歌を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/11/15
大奥 Season2ってどんなドラマ?
#大奥の舞台裏👀🌙
— ドラマ10「大奥」 (@nhk_oooku) November 14, 2023
▶▶ 第17回 ◀◀
そして…この二人のオフショットも!📷
阿部正弘に見いだされ、大奥入りした瀧山。
この二人の存在が、家定にとって大きな支えとなりました。#ドラマ10大奥 #大奥シーズン2#第18回は11月21日放送#古川雄大 #瀧内公美 pic.twitter.com/clbHA3XgHx
NHKドラマ10「大奥 Season2」は大政奉還にいたるまでを描いています。
さらに男女が逆転したパラレルワールドを描いており、大奥 Season2では医療編と幕末編の2部構成になっています。
医療編では吉宗の遺志を継いだ医師たちが、男性だけに感染する謎の疫病「赤面疱瘡」の撲滅に立ち向かう姿とその後を描いており、平賀源内の青春群像劇ともいえます。
若い男性のみに感染してしまう「赤面疱瘡」。
平賀源内は吉宗公から撲滅を託された田沼意次の内命を受けて、蘭学の習得者探しに奔走していました。
長崎の出島でオランダ人と遊女の間に生まれた吾作と出会いますが、吾作は蘭方医であり、一緒に赤面疱瘡を解明しようと、吾作を大奥に誘います。
大奥に入った吾作は青沼と名を改め、2人は赤面疱瘡の画期的な治療法を発見しますが、いくつもの壁に阻まれてしまい…。
源内は果たして赤面疱瘡を撲滅することができるのでしょうか?
白色蜉蝣という曲名の意味を考察
「白色蜉蝣」は(しろいろかげろう)と読み、アミメカゲロウ科の昆虫を意味しています。
カゲロウは、はかないもののたとえとして使われることが多く、人の一生が短いことを例えて使うこともあります。
歌詞には時間や空間を超えて続く希望や切なさが描かれており、カゲロウのように人の一生は短くとも想いは永遠に続いていく、ということを意味して曲名に使われたのではないでしょうか。
白色蜉蝣という歌詞の意味を徹底解釈
希望を持ち続けたい

百年先 紡いだ世界で 光に消されて僕が見えなくても
暗闇の中で輝いた 希望は絶え間なく 胸を動かすから
白色蜉蝣 -Aimer
”光に消されて僕が見えなくても”という部分は、他の人の輝きや存在感に埋もれてしまうことを表現しているようであり、他の人の影に隠れて目立たなくなる可能性や孤立感を表しているようでもあります。
それでも主人公は、逆境や暗い状況においても輝く希望や光があると考えているのでしょう。
”希望は絶え間なく 胸を動かすから”というフレーズからは、未来への希望や逆境を乗り越える強さ、内なる光を見つける力が感じられます。
不安になるけれど

諦めと祈り 恐れと願い 触れては失い もう一度会いたくて
白色蜉蝣 -Aimer
このフレーズでは人生の中での複雑な感情や矛盾した思いが描かれているようです。
主人公は諦めと祈り、恐れと願い、触れては失うといった相反する感情が同居し、それらが絡み合って人生は豊かになると考えているのでしょう。
愛や幸福を求めつつ、同時にそれを失うことへの不安や恐れを感じているようでもあり、もう一度失ったものや大切な人と出会いたいと思っているようです。
いつかはきっと

絶え間ない 風の中で 息を止めて 目を凝らして
涙もその笑顔も 胸に種を蒔くだろう
果てしない 雨に打たれ やがて時が 動きだして
開いた雲間にいま 高く高く飛び立つよ
白色蜉蝣 -Aimer
"風の中で"というフレーズは変化や移り変わりを象徴的に表現しているのでしょう。風は流れるように、何かが変わっていく様子を示唆しているようでもあります。
”涙もその笑顔も 胸に種を蒔くだろう”という言葉からは、主人公の想いが綴られているようであり、感動的な瞬間が心に深い影響を与え、新しい可能性や成長のきっかけを生み出していくと考えていることが伺えます。
なかなか現状を打破できないけれど、いつかはきっと進むことができると信じて日々を過ごしていきたいと思っているのではないでしょうか。
切ない思い

足元をすり抜けた羽根が 訪れる雨を 教えてくれたとしても
終わり告げる夢 目覚めの歌 寄せては遠ざかる もう一度触れたくて
もう二度と会えなくて
白色蜉蝣 -Aimer
ここでは夢と現実の対比が描かれており、"足元をすり抜けた羽根"は、逃げ去ってしまったものを象徴しているのでしょう。羽根が足元をすり抜けることは、何かを見逃したり失ったりする瞬間を表現しているようでもあります。
また"寄せては遠ざかる"は、切ないほど近づくようでいて実際には遠ざかってしまう瞬間や感情を表現しているようでもあり、主人公は失われたものや過去の別れに対して切なく思っているのかもしれません。
夢に向かって

止まれない 波にのまれ 流れ着いて 手を繋いで
重ね合う傷の痛み 刻み込んで咲かせるよ
忘れない すれ違って 信じ合えた 想い抱いて
届かないあの空まで 遠く遠く羽ばたくよ
届かないあの空まで 高く高く昇ってくよ
白色蜉蝣 -Aimer
主人公は経験から得た傷や痛みが積み重なりながら、成長をしていくのだ、と考えているようです。
今まで起きた出来事や出会った人との記憶を忘れずに心にとめて進みたいと思っているのでしょう。たとえ様々な思いが交錯しそれぞれが異なる道を歩んだとしても、信念は同じであるのだから、記憶に留めておきたいと感じたようです。
”届かないあの空まで 遠く遠く羽ばたくよ”ではまだ達成されていない目標や夢、遠い未来を指しているようであり、届かない空に向かって遠くまで飛び立とうとする強い意志や覚悟を表現しているようでもあります。
主人公はより高い目標に向かって上昇しようと前向きな気持ちでいるのではないでしょうか。
まとめ
今回はAimerの「白色蜉蝣」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「白色蜉蝣」の歌詞には、未来への希望や期待、逆境に立ち向かう強い意志が描かれているようです。同時に諦めと祈り、恐れと願いなどの対照的な感情が織り交ぜられ、人間の複雑な心情が綴られていると感じました。
また歌詞の後半では困難を超えて成長する強い覚悟が感じられ、夢に向かって進んでいきたいという思いが綴られているように思いました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではAimerを追って行くのでぜひチェックしてみてください!