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忘れられない彼女を想う失恋ストーリー【リアクション ザ ブッタ/ワスレナグサ】の歌詞の意味を徹底解釈

編集: ひいらぎ 最終更新:
目次

ワスレナグサという曲名の意味を考察

「ワスレナグサ」というタイトルにはどんな意味があるのでしょうか。

勿忘草(わすれなぐさ)という花には、悲しい由来がありました。花言葉には、「私を忘れないで」「誠の愛」というものがあります。

「私を忘れないで」と「誠(真実)の愛」は、中世ドイツの悲しい恋の伝説が由来となっています。若い騎士ドルフは、恋人ベルタのためにドナウ川の岸辺に咲く美しい花を取りにいき、川に流されてしまいます。

最後の力を振り絞って摘みとった花を岸に投げ、恋人ベルタに「私を忘れないで」という言葉をこのして亡くなってしまいました。


より引用


この伝説が元となりワスレナグサ(勿忘草)と呼ばれるようになりました。

なんとも切ないお話です。主人公の、彼女を想うが故の「忘れないでほしい」という切なる願いが、勿忘草の由来に重ねられているのでしょう。

ワスレナグサの歌詞の意味を徹底解釈

1番

出会ってすぐ目と目を重ねた
世界で一番大事な人が
いなくなったって時間は流れて
戻れやしないんだ
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

初めて会った瞬間にはもう心が通い合っていた。
どんなに大切に想っていても別れはやってきて、そのまま時は過ぎて、元には戻らない。
それでも僕は生きている。

「出会ってすぐ目と目を重ねた」二人は、きっとすぐに意気投合したのでしょう。出会ってから付き合うまでの時間は限りなく短かったのではないでしょうか。そんな運命のような出会いをした二人だったけれど、今はもう戻れない、過去の人。

「世界で一番大事」ということは、簡単に言えば無くなって欲しくないものです。大事であればあるほど、無くなると生きていけない、とすら思いますよね。

でも実際は、変わらず時間は流れて、何だかんだ生きていきます。それくらい大事にしていた彼女がいなくなっても、時は流れる。自分自身の人生は変わらず進んでいくのです。


聞き慣れた朝のアラーム音
君が気まぐれに変えたままだ
今となってはうるさく響いて
眠りを邪魔する
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

今でも、君が一緒だった頃の音で目を覚ます。
君が勝手にいじって変えていたのを思い出しながら、その音はもうただのうるさい目覚ましでしかない。

付き合っていた頃、彼氏のケータイのアラーム音を彼女が気まぐれに変えていたのでしょう。ちょっとおせっかいな彼女のことも微笑ましく思っていたのではないでしょうか。

その思い出がアラーム音を聞くたびに蘇り、今となっては、うるさいと感じる存在になってしまっている。彼女が変えたまま、元に戻さない主人公は、きっとその音に自分の未練を重ねているのだと思います。


偶然触れた小指から
勇気を出して手を握った
あの時の笑顔が
今もここにいて
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

反応が怖かったけれど思い切って手を握りしめた。
その恐怖を消し去るように、笑って受け入れてくれた君を今も鮮明に覚えている。

偶然、ほんの少しでも触れるだけで、緊張してしまいますよね。出会ったばかり、もしくは付き合いたてなのか、初々しい二人と、主人公のぎこちない様子が浮かびます。

ものすごく緊張した彼を受け止めるように、彼女が笑顔で返してくれた。その瞬間の安堵と幸せな気持ちを、主人公は今でも忘れず鮮明に覚えているのでしょう。「今もここにいて」その言葉が計り知れない寂しさを表しています。


めぐる季節に君をさらわれて
手を伸ばしてももう届かなくて
小さな仕草も思い出も
頭の中消えないまま
どこかで暮らす君の幸せを
願う気持ちは嘘じゃないけれど
今だってあの時みたいに
想っているから
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

変わっていく季節のように、君の心は移り変わって、どんなに引き止めても伝わらなかった。
君の細かい一つ一つが忘れたくても忘れられない。
きっとどこかで誰かと笑い合ってる君が、幸せならそれでいいとは思っているけれど、今もこんなに想ってる事忘れて欲しくない。

「めぐる季節に君をさらわれて」という部分。季節は時と共に変わります。それを止める事は出来ません。止められない季節にさらわれたかのように、君は心変わりしてしまったと言っているのかもしれません。

人の心は分からないものですよね。どんなに想い合っていると思っていても、「心変わり」で全部無くなってしまう。自分ではどうすることもできないやるせなさを感じます。

今もどこかで、誰かと暮らして笑っているだろう君の幸せはもちろん願っているけど、その幸せは一緒に感じたかった。でもそれはもう届かない想い。僕が今でも君を想っている事だけは忘れていて欲しくない、それが主人公のせめてもの願いなのです。



2番

気づけば僕の半分以上は
君で作られていたんだと思う
辛い時はいつも
僕の分も泣いてくれたね
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

いつの間にか僕の頭の中や日々の大部分に君がいた。
僕が苦しい時、君は代わりに涙を流してくれた。

好きな人のことは、頭の中に自然と沢山浮かんでくるものだと思います。それだけじゃなく、何時に帰るとか、これからどこへ行ってくるとか、付き合っているとスケジュールも共有したりしますよね。

その日の出来事や、思ったこと、嫌なこと、様々なことを二人で分かち合います。主人公もきっとそんな風に、彼女を軸とした生活が馴染んでいたのでしょう。

そして、僕が辛いことも君は自分のことのように泣いてくれた。お互いに、相手が自分の一部のような存在だったのだと思います。


掛け違えたボタン一つを
気づいたらなくしてしまって
君だけが埋められる
穴が開いたままで
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

僕の間違いやダメなところは、君にしか正すことが出来ない。
もう君はいないから、直す方法は見つからないままだ。

この部分は何を意味しているのでしょうか。ボタンを無くしてしまったら、別のボタンを取り付けなければいないですよね。

主人公はそんな時、自分では出来ないからと、彼女にいつもつけてもらっていたかもしれません。彼女がいなければボタンは止められないまま。それに例えて、僕の心に開いてしまった穴は、君にしか埋められないと言っているのでしょう。

掛け違えた(間違った)ことや、それを無くしてしまう(自分のダメな)ところも、君がいないとどうしていいか分からないのかもしれません。


めぐる季節に君を奪われて
呼びかけるけどもう届かなくて
あわい匂いも感触も
頭の中 消えないまま
心の穴を吹き抜ける風が
遠くの君の髪を揺らしても
何一つできることもなく
立ち尽くすんだろう
リアクションザブッタ -ワスレナグサ
解釈

君の匂いや温もりは今でも忘れられない。
もしこの風が、僕の寂しさを乗せて君の所に吹いたとしても、きっともう君には何も届かないだろう。

1番のサビに続いて、彼女の些細な一つ一つを忘れられないと歌っています。

風は野を超え山を越え流れていきますが、自分に吹き付けた風がいつかは遠くの彼女の所にも吹いているかもしれません。今でもどこか遠くにいる彼女を想う、主人公の淡い期待のようです。

空っぽになってしまった心の穴に肌寒い風が吹き、通り抜けた風が彼女の所へも(髪を揺らして)吹き抜けていくかもしれない。だとしても、「僕にできることは何一つない」。つまり、彼女に想いが届くことはないと言っているのでしょう。


まとめ

季節が移り変わるように、人の心も移り変わってしまうものです。その儚さをとても切ない歌詞で表現しています。

主人公は、今でも出会った頃の気持ちを忘れず、どんなに季節が変わっても、気持ちが変わることはありません。

季節に流されていくのではなく、変わっていく季節一つ一つに君を探すことができる。そんな主人公の一途さがとても素敵だなと思いました。