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【星野源/アイデア】の歌詞の意味を徹底解釈 | 星野源の”考え方”が色濃く反映された歌詞!

編集: ひいらぎ 最終更新:
目次

アイデアってどんな曲?

この楽曲はNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌として書き下ろされた、星野源による楽曲です。

NHKのドラマ主題歌という重要な役割があり、また歌詞の内容は朝のドラマそのものを連想させハツラツとしたイントロとなっています。

ですがこの曲には明るい部分もあれば、暗い世界を連想させる部分もあり聴きごたえのある楽曲となっています。


アイデアという曲名の意味を考察

「アイデア」という英語は日本語にすると「考え方」や「思い付き」という意味があります。

日本では「あの人はアイデアマンだ」という使われ方もするように、発想力の豊かな人に使われることも多いでしょう。

「アイデア」がわくとは発想の切り替えが出来る、柔軟な思考が出来るという意味があります。

ですが「アイデア」がわく人は果たして希望に満ちあふれた人生を送っているのか、それともまったく別の考え方で生きているのかについて今回は掘り下げ、解釈をしていきます。


アイデアの歌詞の意味を徹底解釈

1番

おはよう 世の中
夢を連れて繰り返した
湯気には生活のメロディ
星野源 -アイデア
解釈

朝がはじまった 世の中よ おはよう
目覚めたばかりの夢見心地な日々を何度も
繰り返していた
茶碗の湯気には 普段過ごす生活が
メロディのように流れている

「おはよう」と言うだけで、なんだか朝の始まりが明るい気分になるでしょう。ましてや「世の中」というたくさんの人に言っている描写がすがすがしい気分にもさせてくれます。

朝目が覚めて夢を覚えているということは、まるで現実世界に夢を持ってきたような感覚になるでしょう。また「繰り返した」という歌詞からそれが一回や二回ではなくて、何度も体験していることにつながります。

そこで、生活するうえで現実感、生々しさのある茶碗の「湯気」というフレーズが出てきます。その生活感の中にはメロディ、つまり音楽が何気なく鳴り響いているのです。


鶏の歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルのメロディ
星野源 -アイデア
解釈

朝の鶏の鳴き声は歌に聞こえて
線路に鳴り響く音も 風が吹く音も
全部はモノラルに聞こえる音楽だ

騒がしく聞こえるはずの鶏の声も、歌を歌っているように聞こえています。また同じように耳に響くような線路を走る電車の音、風の音もここではすべてモノラルに聞こえてきます。

モノラルのメロディとは片方からのみ聞こえる音楽のことをいっています。「半分、青い」の主人公は片方の耳が聞こえないという障害を抱えています。そのことがこのフレーズとリンクしていきます。


涙零れる音は
咲いた花が弾く雨音
哀しみに 青空を
星野源 -アイデア
解釈

涙が落ちた音は
雨が、咲いた花に弾かれる音だ
哀しいことが 青空のようにすっきりと晴れ渡ってほしい

ここでは日常で落ち込む様子が自然の風景と音を使い描き、涙がこぼれ落ちた状態を音で表現しています。ですが落ち込んでばかりもいられない、という気持ちが伝わるフレーズでもあるでしょう。

ここで「涙」は「咲いた花」に弾かれ音となるのです。「咲いた花」は強い生命力を持った花のこと。「涙」つまり哀しみは強い力に弾かれます。その直後「青空」が哀しみを消し去ります。


つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け
星野源 -アイデア
解釈

つづいていく日常の先を
塞いでいる暗い影に新しいアイデアを持とう
歌を雨の音を聞きながら歌おう
何もかもを越えて 突き抜けて響いてほしい
つづいていく日常を 楽しく生きている人へ
何もかも超えて 届いてほしい

日常、毎日はたとえつらくてもつづいていきます。そのことを自ら振り払い「塞ぐ影にアイデア」を持とうとします。そのように生きようとすることは毎日に希望を持つという意志のあらわれなのです。

雨と聞くと悲しい場面を想像しますが、その雨の音のなかでも歌を歌います。どんな物事も考え方次第で、より良く変えられるのだといった意味合いです。

「すべて越えて響け」の「すべて」とは自分の考え方の限界や、今まで自分が作り上げてきた価値観のことを指します。そのことを越えるということは、まさに「アイデア」を持ち、毎日を工夫して楽しく過ごしていこうという意味でしょう。

つらい毎日を生きつづける人にこそ、この考え方が届いてほしい。そのようなメッセージが最後のフレーズには込められています



2番

おはよう 真夜中
虚しさとのダンスフロアだ
笑顔の裏側の景色
星野源 -アイデア
解釈

真夜中に起きてしまった それでもおはよう
虚しい気持ちで、ダンスフロアで踊るような気分だ
笑った顔にも裏側がある

ここでは言いようのない孤独感をあらわしています。ダンスフロア、つまり広い空間で虚しい感情と踊っているような、悲しい感情になっています。

どんなに明るく見える人にも、明るくふるまっているだけで実は孤独感を感じています。「笑顔の裏側」つまり悲しい瞬間があるのだと伝わってきます。


独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色
星野源 -アイデア
解釈

独りぼっちで泣いている声も
喉の下にある声に出せない叫ぶ声も
なにもかも人からみたら笑われてしまうようなことだ

ここでは一人孤独で泣いてしまった時の声、叫びたくても声に出せないくらいつらい心境をあらわしています。

「アイデア」を持つということは、今まで人が思いつかなかった発想をすることです。その「アイデア」は人によっては受け入れられにくいこともあります。そのためにたくさんの人から笑われてしまうこともあるでしょう。


生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を
星野源 -アイデア
解釈

生きて 当たり前のように生きて
それでも踏み潰されてしまった花のように
笑いながら 中指をたててやろう

ただ当然のように生きようとしていても、簡単に踏み潰される花のように誰かにひどい扱いを受けることがあるでしょう。

ですが潰されても花は咲いています。まるで踏んだ人に対して中指を立てるかのように笑い飛ばしているかのように。どんな扱いを受けても、跳ね返すくらい強く生きようとする意志が伝わってきます。


つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
星野源 -アイデア
解釈

一度解釈したので割愛します。



闇の中から歌が聞こえた
あなたの胸から
刻む鼓動は一つの歌だ
胸に手を置けば
そこで鳴ってる
星野源 -アイデア
解釈

真っ暗な闇の中から 歌が聞こえてきた
あなたの心のうち、胸が
刻んでいる心臓の音は 一つの歌なんだ
手を胸に置いてみると
その場所で鳴っているよ

「闇の中から」、つまり絶望したような心境のなかで、ふと歌が聞こえてきます。その歌とはなんでしょうか。誰かが口ずさんでいる声が聞こえたのでしょうか。どうもそれは違っているようです。

それは「胸から刻む鼓動」つまり心臓の音です。心臓の鼓動も一つの歌としたら、確かに誰しもがしっかりと生きていて、その歌を楽しむことが出来ます。

胸で鼓動と歌が鳴っていると気づくこともまた、日々を楽しむことができる「アイデア」なのではないでしょうか。


つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の中で君と歌おう
音が止まる日まで
星野源 -アイデア
解釈

つづいていく日常の先を
塞いでいる暗い影に新しいアイデアを持とう
雨の中、雨音を聞きながら一緒に歌おう
心臓の鼓動が止まるその時まで

最初のサビの箇所と同じ歌詞がつづきます。ですが「雨の音で歌を歌おう」が「雨の中で君と歌おう」となっています。つまり雨の中というつらい状況は変わらないのですが、「君」という大切な存在が現れるのです。

一人で孤独でつらい日々を過ごすのではなく、つらさを分かち合う人がいれば心強いです。また最後のフレーズ、「音が止まる日まで」はとても重要です。「音」は心臓の鼓動を指しています。

心臓の鼓動が止まる日まで、君と歌おう。つまり死んでしまうその日まで一緒に過ごそうという意味です。楽しくこれからも生きていこうというメッセージが込められています。

この曲のもっともドラマ性を含んだ部分と言え、朝ドラの内容を思わせる表現ともなっています。


つづく道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け
星野源 -アイデア
解釈

一度解釈したので割愛します。



まとめ

今回は星野源の「アイデア」について解釈をしていきました。

アイデアがどんどん出てくる人は多くの人にとって大変うらやましい存在なのではないでしょうか。

気持ちの切り替えが上手くて、頭脳明晰ととれます。ですがアイデアマンと言われる人はその奇抜な発想のために世の中から非難を受けて、実はつらい思いをしているのかもしれません。

どんな人にも悩みはあります。賢い人でも感情の切り替えが上手くいかずに孤独に負けそうになる時もあるでしょう。ですがそのような人にもきっと寄り添ってくれる人がいるはずなのです。

踏み潰されても笑い飛ばせるくらいの、気持ち、心意気があればきっと多くのことを乗り越えられる。そして側にいてくれる人がいればなおさら。それはどんな人でも変わらないことでしょう。

そのことに気付かせてくれる「アイデア」を私はこの曲から見つけることが出来たように思います。