King Gnu「白日」のロケ地は?まさかのあの有名ホテルだった!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/11/4
紅白出場が決定し話題が持ちきりのアーティスト、『King Ghu』。近年になって人気が急上昇中で、気になる方も多いかと思われます。
特に有名な楽曲がYouTubeで再生数1億回を突破した『白日』。この曲はビルボードによる2019年上半期ストリーミング・チャートの5位にチャートイン。
さらに1位から4位は2018年にリリースされたものばかり。つまり、『白日』は2019年にリリースされた楽曲の中ではトップに躍り出たことになります。
そんな『白日』ですが、最近ではPVに映し出されている場所がどこか気になる方が多いようです。
一体ロケ地はどこなのか? 大ヒットの裏側、撮影現場の謎に迫っていきましょう。
白日のロケ地はどこ?
ロケ地について調査していくと、撮影場所が福島県いわき市にあるヘレナ国際ホテルであることが判明しました。
ヘレナ国際ホテルはバブル期に造られた未完成のホテル。現在は開業させるために着々と準備を進めているとのことでインフラも整っており、定期的なメンテナンスも欠かさず行っているとのこと。
そのため単なる廃墟というわけではなく、撮影施設として著名なアーティストが多数利用しています。
みやかわくんの「略奪」。KANA-BOONの「Fighter」。ぼくのりりっくのぼうよみ「after that」。UVERworldLiSA「Thrill, Risk, Heartless」。その他、多数のグループがMVに登場させていることで有名ですね。
なぜ『ヘレナ国際ホテル』をロケ地として選んだのか
ここまでくると、なぜKing Gnuがこの場所を撮影現場として選んだのかが気になってきます。それにはこの曲についてのある事情が関係していそうです。
実は、『白日』はKing Gnuにとって初となるドラマタイアップの曲。
坂口健太郎さん主演のドラマ「イノセンス~冤罪弁護士」に使われていて、ストーリーに合った歌詞が選ばれています。
登場人物は皆がそれぞれ苦悩を抱えており、犯罪という向き合うのが難しい問題について掘り下げ、容疑者の無罪を勝ち取ろうとする弁護士が主人公。
どこか厳かで、且つ美しい雰囲気を演出するのにホワイトカラーの映えるヘレナ国際ホテルが良いだろうと考えてのことなのかもしれません。
真相は不明ですが、実際にMVを見てみると白黒にグレーの混ざった背景が井口さんの歌声をより美しく仕上げているようでピッタリですよ。
歌詞に込められた想い
今の僕には
何ができるの?
何になれるの?
誰かのために生きるなら
正しいことばかり
言ってらんないよな
ドラマに合った歌詞が埋め込まれているのはもちろん、『白日』には作詞者である常田さんの知られざる想いが込められています。
常田さんはご自身のSNS上で、「去年は地元の友人が2人も立て続けに亡くなったりして生と死を強く意識した年になりました。」と語り、
「最近の自分の作詞作曲にはその出来事の影響が強くあります。ずっと避け続けていた墓参りに行こうと思えたのはこの曲のお陰かもしれません。」
と改めて人間が生きるということ、そして死ぬということについて自覚を持ったと話しています。身近な人の死は自分の有り様を一度振り返る良い機会ともなったのでしょう。
前述した呟きの内容には多くのファンからメッセージが届けられており、「凄く心にくる歌詞だなと思いながらMVを神聖な気持ちで見ていました。常田さんの言葉でストンと陥ちました。」
「初めて聴いた時に泣きそうになったのは、きっと常田さんのそういう思いがあったからなんですかね。心の奥まで響く素敵な曲をありがとうございます!」
などなど、ファンからの率直な想いが添えられていました。詩的表現が美しく、常田さんを元気付ける内容のものが多かったのが印象的ですね。
常田さんの経験が『白日』というヒット曲を生み出したことは喜ばしいことかもしれません。
しかし、生と死の狭間について悩んでいたという彼に対して心配の声も多かったようですね。
まとめ
2019年9月にはMTVアワードの新人賞と年間最優秀賞の二冠を獲得し、12月27日は人気番組『MUSIC STATION』こと『Mステ』で『白日』を披露。
その後Instagramにメンバー4人揃っての画像をアップし、Mステをリアルタイム視聴した多くのファンから賛辞の声が届いていました。
2020年1月15日には全12曲入りの3rd ALBUM 『CEREMONY』が発売決定。
それに伴い、アリーナを回る全国ツアーが開催することとなったKing Gnu!
2020年以降、常田さんを始めとして井口さんと新井さん、そして勢喜さんの4人がどう活躍していくのか期待が高まりますね。