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【緑黄色社会 / 花になって】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分を大切にしたくなる、TVアニメ『薬屋のひとりごと』の主題歌を紐解く!

執筆・監修: 今井桜愛編集: 天野結衣最終更新: 2023/10/31

目次
薬屋のひとりごとってどんなアニメ?
花になってという曲名の意味を考察
花になってという歌詞の意味を徹底解釈
他の人に左右されない強さ
自分らしさ
すべてを受け入れる
笑顔を見せて
ずっと守っていきたい
十分に美しい
ずっとそばに
まとめ

薬屋のひとりごとってどんなアニメ?

日本テレビ系列TVアニメ『薬屋のひとりごと』は薬師として花街で働く少女・猫猫(マオマオ)の物語です。

猫猫は養父と共に花街で薬師をしていたのですが薬草採取のために外出をした際、人さらいにあい、後宮務めの下級女官として売り飛ばされてしまいます。

薬のことに詳しいことを隠していたのですがある日、猫猫は帝の御子たちが皆短命であることを知り、興味本位でその原因を調べ始めます。そんな様子を見た宦官である壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にします。

人よりも薬や毒に興味がある猫猫

後宮内に起こる様々な難事件を解決していきます。

花になってという曲名の意味を考察

「花になって」は”日陰に咲く花”がテーマ。

歌詞には自分を受け入れ、他人を受け入れることの美しさについて語っており、自分を愛することと他の人への思いやりを結びつけているようです。

自分という人間の真実を受け入れ、それを誇りに思うことの意味から曲名が付けられたのではないでしょうか。

「花になって」はTVアニメのために書き下ろされた楽曲。アニメの世界が反映された楽曲で、緑黄色社会の皆さんは”愛らしいキャラクターたちが動くことを想像しながら楽しく制作した”と語っていますよ!どこかワクワクしてしまう歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

花になってという歌詞の意味を徹底解釈

他の人に左右されない強さ

陰にそっと隠れようがいいんじゃない?
蕾のような花だってあんじゃない
秘密にして守るのがいいんじゃない
誰にも邪魔されず華麗に咲いてる

花になって -緑黄色社会

このフレーズでは自分を控えめにし、他の人の注目を浴びずに過したって問題がない、と記しており、ここでは「陰に隠れる」という選択も尊重されるべきだ、と伝えたいのでしょう。

秘密を持ちながら生きていくのだって悪くないし、その方が他の人の期待や干渉から解放され自分自身を表現することができ、より輝いていくことができる、と思っているようです。

アニメの主人公猫猫は、最初人さらいに会い後宮に入ったとき薬師であることを隠していました。これは能力があるとわかると人さらいへの送金が増えるだけだったからです。

そんなアニメでの猫猫の本心が綴られているのかもしれません。

自分らしさ

甘い苦いにハマんない
その判断がくだんない
気に病んで下を向かないでいて
愛に慣れちゃいない 無駄に飾らない
綺麗にされた花瓶も肥やしも何もいらない
その姿が美しい

花になって -緑黄色社会

この部分は自分らしさを大切にする気持ちを綴っているようです。

”甘い苦いにハマんない”というフレーズでは単純な「甘い」ことや困難な「苦い」ことに囚われず、その中間でバランスを取ることの重要性を示しているようであり、過度に楽観的または悲観的にならず、客観的な判断をした方が良いと主人公は考えているのでしょう。

また”綺麗にされた花瓶も肥やしも何もいらない”という部分では、自分の価値や美しさは、着飾ることや他人の評価に依存する必要がなく、自分自身の存在そのものが十分に素晴らしいと伝えているようでもあります。

すべてを受け入れる

花になって ほらニヒルに笑って
その顔にぞくぞくして目が離せない
味見して 君の毒は私の薬って
包んであげるから 笑って

花になって -緑黄色社会

主人公は気になる人がいるのでしょう。

"ニヒルに笑って"は、人生の困難や試練に対して冷静で積極的な態度を持つことを示しているようでもあり、相手の笑顔や輝きに惹かれ、魅了されているようです。

”味見して 君の毒は私の薬って”という部分では、相手の欠点や問題を受け入れ、それを自分の成長や愛情の一部として捉える姿勢を示しているようであり、愛するということは相手を支えて受け入れることなのかもしれないと考えているのではないでしょうか。

笑顔を見せて

ねえ 会いたい逢いたい
その笑顔に会いたい逢いたい
って言えば笑ってくれるかな
陰から支えるくらいはいいんじゃない?
欲を言えばこの手で咲かせてみせたい

花になって -緑黄色社会

ここではコミュニケーションに焦点を当てているようであり、表立って支えることはないけれど、陰から支えていきたいという気持ちが垣間見えます。

”欲を言えばこの手で咲かせてみせたい”では、相手の幸せと成長を祈っている気持ちと、自分の願望が表現されているようであり、自分の手で相手を輝かせ成長させたいという気持ちが本当はあるのでしょう。

愛情が他人を支え、育てることと結びついていると考えているのかもしれません。

ずっと守っていきたい

病のように心を喰らう花
枯らしたくないのさ
光が届かずとも
水をあげ続けるから

花になって -緑黄色社会

”病のように心を喰らう花”は相手や愛情が時には複雑で難しいことを表現しているようであり、愛情はしばしば喜びと苦しみを同時にもたらすことがあると感じているようです。

それでも愛情を失うことはなく、2人の間に笑顔がなくなったとしても困難や状況から逃げず支え続けていきたいと思っているのでしょう。

ずっと守っていきたいという気持ちが強く出ているフレーズなのかもしれません。

十分に美しい

いい加減に気付いて 君は素敵って
自惚れてもっとお大事に
無自覚なまんま 愛を蓄えて
綺麗にされた花瓶も肥やしも何もいらない
その姿で咲き誇れ

花になって -緑黄色社会

ここでは相手に対して、もっと自信をもって、と伝えているようです。

自分を愛することはとても大切であり、他の人の言葉や華美な服を着なくても君は十分に美しいんだよ、と思っているようでもあります。

自分を大切にすることが相手を大切にすることに結びつき、皆が幸せになれると考えているのかもしれません。

ずっとそばに

花になって ほらニヒルに笑って
その顔にぞくぞくして目が離せない
味見して 君の毒は私の薬って
包んであげるから
楽にして 君の闇は私の光って
愛してあげるから 笑って

花になって -緑黄色社会

”楽にして 君の闇は私の光って愛してあげるから”というフレーズでは、相手が抱えている問題に対して共感し、支え、愛情をもって接していく覚悟のようなものが見えます。

相手が苦しい状況にあっても一緒にそばにいて支えたいと思っているのでしょう。そうやって支えることが自分にとってもプラスになる、相手の幸せは自分の幸せでもあると思っているのかもしれません。

まとめ

今回は緑黄色社会の「花になって」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「花になって」の歌詞は相手を思いやり、相手の幸せを願うことは自分の幸せにつながる、といったことがテーマになっている気がしました。

また、ありのままの自分を受け入れ、自己肯定感を高めることの重要性を綴っており、自分らしく、他の人の期待や声に左右されずに輝くことが真の美しさである、とも伝えたいように感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは緑黄色社会を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

今井桜愛

今井桜愛イマイ サクラ

Imai Sakura

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は今井桜愛です。18歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽に対する深い情熱を持ち、特にポップとロックジャンルの歌詞に焦点を当てています。高校在学中にブログを始め、多くのファンと共感を得ることができました。歌詞の背後にある物語や感情を読み解くことで、リスナーが曲とより深く繋がる手助けをしています

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