【矢井田瞳 / アイノロイ】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分の人生を大切にしたいと思える、TVドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』主題歌に込められた歌詞の意味を徹底解釈!
執筆・監修: 今井桜愛編集: 天野結衣最終更新: 2023/11/23
ゆりあ先生の赤い糸ってどんなドラマ?
/#ゆりあ先生の赤い糸
— 木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』【テレビ朝日公式】 (@yuriasensei_ex) November 22, 2023
怒涛の後半戦が開幕❗️
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ゆりあ(#菅野美穂)の《禁断の恋》&
《奇妙な同居生活》は新フェーズへ!
幸せな恋に思わぬ波紋⁉︎
ゆりあが恋のお相手・優弥(#木戸大聖)の
父・博(#宮藤官九郎)と初対面💥
さらに…《無双のやらかしキャラ》が
“家族”を引き裂こうと画策⁉️… pic.twitter.com/CJBOUs50Yf
TV朝日系列『ゆりあ先生の赤い糸』は、夫の介護、愛人との同居そして嫁姑問題を痛快に乗り越える主婦のお話です。
主人公・伊沢ゆりあは売れない小説家と結婚し、自宅で刺しゅう教室を開いているごくごく平凡な主婦です。
穏やかな日々を送っていたゆりあですが、ある日夫がホテルで昏倒したことで平凡な日々から1ミリも想像したことがなかった日々が始まってしまいます。
心優しい夫だと思っていたのに、恋人と名乗る美青年が現れたり、夫を「パパ」と呼ぶ女の子、そしてその母親である彼女まで現れたり…さらには夫が要介護状態となるなど前途多難な状況に。
ですがゆりあは持ち前の明るさで、「みんなでダンナの介護をしよう!」と提案し、夫の愛人2人と血の繋がらない子ども2人を家に招き入れて《奇妙な共同生活》を始めることになります。
生きていれば何が起こるか分からない…今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマです。
アイノロイという曲名の意味を考察
「アイノロイ」の歌詞には自分自身と向き合いつつ、他の人との関係性、生き方について悩む様子が描かれているようです。
自分の行動や選択が幸運なものなのか、それとも災いを引き寄せるものなのかについて悩んでいる様子がうかがえます。
曲名の「アイノロイ」はそんな主人公の気持ちを反映し、「愛(幸運)」と「呪い(災い)」という言葉をかけてつけられたのではないでしょうか。
アイノロイという歌詞の意味を徹底解釈
自分の力で
これはアイ?それともノロイ?
絡みあって たぐり寄せあって
溢れた涙の海 泳いでここまでやってきた
「ザマーミロ」「ムカツク」 どんな言葉も糧にして
アイノロイ -矢井田瞳
”これはアイ?それともノロイ?”と投げかけているフレーズは、主人公が自分の行動や選択が良いものなのか、それとも災いを引き寄せるものなのか悩んでいる様子が描かれているようです。
人生において、成功と失敗、幸運と不運の狭間で揺れ動く心情が表現されているのでしょう。
主人公は過去にも様々な試練を乗り越えてきており、それに立ち向かいながら歩んできたようです。
「ザマーミロ」や「ムカツク」という言葉は主人公にとっては自分を奮い立たせる言葉であり、最後のフレーズからは、批判や非難に対してもそれを乗り越えて成長していく強さが感じられます。
どうしたらいいのかな
もっとがんばりたい だけど何をどうがんばればいいの
かっこよく 生きたいのに
ねぇどうして 知れば知るほど臆病になってゆく
アイノロイ -矢井田瞳
主人公はのような方法で努力すればいいのか、目標や方向性が見えていないと感じているのでしょう。本当はスマートにかっこよく乗り越えていきたいのに、なかなかうまくいかないと感じているようです。
”知れば知るほど臆病になってゆく”という部分は、知識や経験が増えるほどに臆病になる心情が表現されており、うまくいかない毎日を必死に生きている様子がうかがえます。
笑えば大丈夫かな?
「ハズカシイ」「イマサラ」 そんな言葉が邪魔をして
らららいら鼻唄 いっそ笑いとばしてみようか
この気持ち 言い当ててよ
アイノロイ -矢井田瞳
ここではいろいろな出来事、人の視線などについて笑顔で乗り越えようという決意が表現されているようです。
主人公は自分の感情や他の人の期待などに縛られず、軽やかな歌声や笑顔で困難を乗り越えようとしているのでしょう。
ですが頑張って乗り越えようとしているけれど、自分の気持ちがなかなか整理できないのかもしれません。
自分の人生だから
これはアイ?それともノロイ?
絡みあって たぐり寄せあって
しない 逃げたりしない
明日吹く風は 私が決めるの
アイノロイ -矢井田瞳
いろいろな思いは複雑に絡み合い、お互いに引き寄せ合っていると主人公は感じているのでしょう。
愛なのか呪いなのか、幸運なのか災いなのか、区別することは難しく、いろいろなことが絡み合って人生というものはできていると思っているのかもしれません。
またたとえどんなことが待ち受けようとも立ち向かい、逃げないという決意も綴られており、”明日吹く風は 私が決めるの”というフレーズからは、他の人に左右されず自分の道は自分で切り開いていくという覚悟が垣間見えます。
弱音を吐きたくなるよ
引き返せない いばら道 荷物も随分重たい
「メンドクサイ」「モウヤメタイ」 よぎる言葉に蓋をして
あの頃みたいに 高く飛びたい
アイノロイ -矢井田瞳
主人公はあえて厳しいと思われる道を選んだのでしょう。時にもう嫌だ、もうめんどくさいと弱音を吐きたいと思うこともあるけれど、自分で選んだ道だから途中で引き返すことができないと思っているようです。
”あの頃みたいに 高く飛びたい”というフレーズは、過去に感じたような自由で軽やかな気持ち、幸福な瞬間をもう一度取り戻したいと思う様子がうかがえ、主人公は嫌で嫌で逃げ出したくなる気持ちを必死で抑え、何とか前を向きたいと思っているのかもしれません。
幸せは人それぞれ
これはアイ?それともノロイ?
助けあって 締めつけあって
しない 比べたりしない
幸せの形は 私が決めるの
その胸に飛び込めたなら
アイノロイ -矢井田瞳
このフレーズでは他の人と自分の人生とを比べたくないという思いが垣間見えます。
主人公自身、いろいろ迷ったり悩んだりする中で、自分が選んだ道は間違っていないと思ったのでしょう。
自分を見失わず、自分の幸せを追い求めていきたいと考えたようです。
幸せというのは、ひとそれぞれ価値観や人生経験によって異なるものであり、幸せを見つけるのは自分自身であるというメッセージが込められているのではないでしょうか。
一緒に見つけていこう
これはアイ?それともノロイ?
絡みあって たぐり寄せあって
しない 逃げたりしない
幸せの形は 誰にもなびかない
後悔はしたくない
あなたと見つけたい
アイノロイ -矢井田瞳
主人公は共に幸せを見つけたいと思う人がいるのでしょう。
”後悔はしたくない あなたと見つけたい”というフレーズは、自分と相手との関係を大切にし共に成長し、幸せを見つけたいという願望が表現されているようです。
後悔しないためにも自分のことは自分で決めようとも思っているようであり、未来に向けて前を向いていきたいと思っている様子がうかがえます。
まとめ
今回は矢井田瞳の「アイノロイ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「アイノロイ」の歌詞はアイとノロイといった対比を通じて人生の不確かさや選択の難しさが表現されているようです。
またもっとがんばりたいという強い意志が綴られているのと同時に、「かっこよく生きたいのに」という弱音も垣間見え、なんとか強い自分でいたい、前を向いていたいという主人公の切ない願望も見えました。
全体的に人生の喜びや苦しみ、自分自身と向き合う姿勢が織り交ぜられており自分の人生は自分で決めたいという強い気持ちも感じられました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは矢井田瞳を追って行くのでぜひチェックしてみてください!