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【ざきのすけ。 / 彼は誰どき】の歌詞の意味を徹底解釈 |もがきながらも明るい朝を期待する気持ちが書かれた、『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』のEDを紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/11

合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~ってどんなドラマ?

『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』は、変装と頭脳を武器に傷害事件を解決する女探偵・上水流涼子IQ140の相棒・貴山伸彦が活躍するエンターテインメントドラマです。

涼子は元弁護士で冤罪により資格を剥奪された過去があり、痛い過去に悩まされています

その時の記憶が時折フラッシュバックしてしまい、その不安を払拭するかのように、激辛の食べ物を好んで食べます。

相棒の貴山はIQ140の天才。猫好きの一面を持っており、涼子以外の女性が苦手です。

二人は決して嘘をつかないことを約束しますが、貴山にはある秘密が…。

物語は、2人がタッグを組んで“あり得ない方法”で事件を解決していく中で、不条理がまかり通る現代社会に立ち向かうというテーマが描かれています。

涼子と貴山の変装も見物であり、超大胆な方法で敵を葬るという痛快なエンターテインメントドラマになっています。

彼は誰どきという曲名の意味を考察

曲名の「彼は誰どき」とは、夜明け前の一番暗い時間帯をさしているようです。

歌詞内でも「身元不明」という表現が度々出てきており、人間が自己を理解することの難しさや、他人や社会に与えられた役割、評価に疑問を投げかけた内容となっています。

「彼は誰どき」は、ざきのすけ。さんのメジャーデビュー曲です。疾走感がある楽曲で、自分を信じ切ろうともがく様子はドラマの世界観と重なります。いろいろな感情が渦巻き、葛藤する様子が描かれた歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

彼は誰どきという歌詞の意味を徹底解釈

追いかける影

あぁ、暗い部屋で
震えている
消えてしまわぬように
あぁ、後追いの数字が
作り出した価値観が
僕を睨んでいる

彼は誰どき -ざきのすけ。

誰しもが一度は陥る、暗い部屋での孤独を歌っているようです。

”消えてしまわないように”と虚しさを感じないために震えているという表現からは、深い心のうちの孤独が感じられます。

また、作り出された価値観に対して、睨まれているように感じるようであり、現代社会が押し付ける型に縛られた苦しみを綴っているのではないでしょうか。

笑顔に救われる

誰もが身元不明の善と悪を
信じて自分殺している
それでもまだ、笑った君が
僕の心を救うのはどうして?

彼は誰どき -ざきのすけ。

自分には善と悪の2つの属性が存在すると考えているようです。

ですがそれは自分だけでなく、すべての人間に言えることであり、その善や悪に従い、自分自身を犠牲にすることもあると思っているのでしょう。

本当の自分を出すことができず、訳の分からない常識に沿って生きている。

本音は見えないけれど、なぜだか君の笑顔には救われた気がした、と主人公は感じたのではないでしょうか。

迷いの夜明け

まだ捨てきれない思いが
上手く愛せない「自分」が
胸の内燻って何か揺れ動く音がした
いつしかぼやけてしまった
一人称の明日を
心から願う夜明けを、探して

彼は誰どき -ざきのすけ。

このフレーズは、心に抱えた過去の恋やトラウマ、自己否定などが、自分自身を引き裂く様子が表現されているようです。

ですが過去の自分と決別し、自分自身を大切にしたいと考え始めたのでしょう。

未来に向けて前向きに歩むための希望を見つけるために、自分自身を取り戻す旅に踏み出そうとしている様子が描かれているようです。

葛藤の中で

あぁ、嘘をついた
大事なもの
奪われてしまわぬように
あぁ、例えばその罪で
君が笑えば
善悪のどちらが僕にふさわしいの?

彼は誰どき -ざきのすけ。

主人公にとって大切なものがあり、それが奪われないように嘘をついてしまったようです。

嘘をつくつもりはなかったのに、とっさに言葉に出てしまったのでしょう。

嘘であったことを誰にも知られないようにしていますが、後悔の気持ちが日々高まるようです。

特に君の笑顔を見ると心が葛藤してしまうようであり、どうしていいのかわからない様子が伺えます。

お互いに認め合う

誰もが身元不明の理想と正義で
愛し合い傷つけあっている
それぞれの信じた道を
素直な眼で認め合えたらいいのに

彼は誰どき -ざきのすけ。

世の中には自分の信じる正義や理想があって、そこに基づいて行動する人々がいる、と綴られています。

それぞれの考え方がぶつかり傷つけ合ってしまうことがあると伝えたいのでしょう。

自分と違う価値観や考えを持つ相手を理解し、受け入れることが出来れば、お互い傷つけあわずに済むし、より幸せな人生を送ることができるという願いを込められているのではないでしょうか。

いつか愛せたなら

まだ断ち切れない後悔が
上手く笑えない「自分」が
差し伸べるこの手の温みに変わってくれるなら
いつかはこの夜を笑って
また“今”を愛せるように
この街の空に夜明けを

彼は誰どき -ざきのすけ。

この歌詞は、過去の失敗や後悔が押し寄せて、上手く立ち直れない「自分」が、誰かに助けられることを望む様子が描かれています。

今でも過去の自分の行為や決断が後悔として自分を苦しめているのでしょう。

”上手く笑えない 「自分'」が”というフレーズは、傷ついたり、失敗したりしてしまったけれど、変わりたいと望んでいることが連想させます。

いつか過去の失敗や後悔を乗り越え、過去の自分を受け入れ、現在の自分を愛することができるようになりたいという願いが表現されているのではないでしょうか。

最後のフレーズにある「この街の空に夜明けを」という部分は、新しい朝を迎え、再出発する意思が込められているようです。

輝け、未来への願い

何者かに
なりたいと願った
その足掻きで
この手に触れた
希望の輪郭を
彼誰時(ぶるーあわー)のその先で

彼は誰どき -ざきのすけ。

主人公は未来を切り拓く勇気を持ち、自分自身をより良くするために行動を起こしたようです。

主人公は決意し、自分の能力を試し、希望と夢を追い求めるために動き出したのでしょう。

その結果、主人公は彼誰時(ぶるーあわー)の先にある可能性と輝かしい未来を手にしたようです。

彼誰時=ブルーアワーは最高の瞬間を意味しており、希望に満ちた様子が伺えます。

揺れる想いのままに

まだ捨てきれない思いが
上手く愛せない「自分」が
胸の内燻って何か揺れ動く音がした
いつしかぼやけてしまった
一人称の未来を
心から願う夜明けを
僕らを照らす煌めきを
探して

彼は誰どき -ざきのすけ。

この部分は「自分」が抱える複雑な感情を歌っています。

過去の経験で傷ついた主人公は、自分自身が愛することができず、苦しんでいたのでしょう。

そんな中で心の奥底で何かが揺れ動き、再び自分の未来はどうあったら良いのか、ということを探し始めたようです。

希望を持つことによって主人公は救われたように感じたのではないでしょうか。

まとめ

今回はざきのすけ。の「彼は誰どき」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「彼は誰どき」は、自分自身を見つめ直し、精神的な苦しみや後悔、そして希望や愛について歌っているようです。

主人公は、自分が何者かを探し求める中で、何を信じ何を捨てるべきか悩んでいるのでしょう。

歌詞には、社会的に重要な概念である「善」と「悪」、「理想」と「正義」についても言及されています。

しかし、主人公は、自分自身が前に進むためにそれらを超えなければならないことを認識しており、真の自己を見つけ、希望に満ちた未来を願っているように感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではざきのすけ。を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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