【幾田りら / サークル】の歌詞の意味を徹底解釈 |クラレ企業のCMに起用された爽やかで疾走感のある歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/3/8
サークルという曲名の意味を考察
「サークル」の歌詞の中には、"Round and Round "や”Run and Run”という言葉が繰り返しでてきます。
これらの部分は、"螺旋(らせん)"を意味を表しており、曲名の「サークル」は、この螺旋の形が円形のように見えることからつけられたものと考えられます。
一つ一つの日々が螺旋のように繋がっているこの人生、自分だけの光を切り開こうという力強いメッセージが込められた曲名のように感じます。
サークルという歌詞の意味を徹底解釈
未来への軌跡
毎日を予測変換で繋いでいく
変わり映えのない生活にピリオドを
いつの日か
サークル -幾田りら
曲最初のフレーズでは、まるで同じことの繰り返しのような退屈な日常にうんざりしている様子がうかがえます。
主人公は毎日が同じように続くので、人生の意味を見つけようとして変わり映えのない生活にピリオドを打たなくては、と気が付いたようです。
1日1日が変わらないことはある意味幸せだけれど、本当にそれでいいのか…と疑問に思ったのかもしれませんね。
自分に正直だと思ったけれど
ショーウィンドウを横目に
丸くなった背中が情けないけれど
今日まで素直に生きてきたつもりなんだ
サークル -幾田りら
このフレーズでは、毎日同じことを繰り返している主人公が、ショーウィンドウに映る自分を見て何かに気が付いたようです。
元気ではつらつとしていたはずなのに、いつの間にか疲れた感じがする…。
そう思ったのではないでしょうか。
一生懸命頑張って、自分に正直に素直に生きてきたつもりだったけれど、気が付かないうちに疲れていたのかな、と感じたのかもしれませんね。
軽やかに乗り越えて
Round and Round で輪をなぞり続く
繰り返す日々はドラマのように
劇的に変わったりしないけど
Run and Run めんどうな朝も越えて
ベッドに戻るこんな毎日も
螺旋のように上って行けているかな
サークル -幾田りら
歌詞に出てくる”Round and Round”はぐるぐると、という意味になります。
ぐるぐると繰り返す毎日は、テレビドラマのように急展開したりしないし、ドラマティックな変化も起こらない。
でもめんどくさい朝も乗り越えて、仕事や勉強、家事も頑張ったら螺旋のように上っていくことができるかもしれない、と思ったのではないでしょうか。
”Run and Run”には駆けるという意味があり、ゆっくりゆっくり上っていくというよりは、軽やかに登っていく雰囲気があるように思います。
日常に疲れて生活に希望を持てない時でも、乗り越える力があることを信じているのかもしれません。
ちょっとだけ一休み
目が回ってフリーズ
動けないもう無理です
もがくほど心は沈むのなら
力を抜いて
ただ浮かんでいたい
ちょっと休憩
再起動しよう
サークル -幾田りら
目に映る景色があまりにも多く、心も体も休めることができない日々。
そんな時、自分の限界を感じてしまうことがあります。
体も心もひと休みしようと、一旦立ち止まりたい気分になってしまうことも多いですよね。
そんな時には、「再起動」することが必要だと歌詞では伝えたいようです。
ほんのちょっとでいいから何も考えず、ゆっくりとしたい。そうしたら、再び元気になれるから、と言いたいのかもしれません。
退屈な日にサヨナラしたい
平凡もありきたりも
飽きるほど退屈なのに
大それた幸せは望まないなんて
嘘ばっか
サークル -幾田りら
このフレーズでは、日々平和に生活が送れることは嬉しいこと。当たり前が一番幸せでありそれで満足、と思っていても、実際はどうなの?と問いかけているようです。
本当にそれだけ?本当に大きな幸せは望まないの?と自問自答しているようであり、そんなの嘘じゃん…と気が付いた様子。
現状維持は、それはそれで幸せだけれど、自分を高めていくことは難しいですよね。
ここでは自分の気持ちに正直になることが大切であると言いたいのかもしれません。
未来への軌跡
こんな自分に心が疼く
予測不能で想定外の
驚くような未来を見たいから
サークル -幾田りら
このフレーズでは、前のフレーズを受けてこれで良いのかと感じ、心が妙に疼く様子が描かれているようです。
自分がどのような状態であっても、心は常に成長や変化を求めており、過去や現在にとらわれず、自分自身を解放することが表現されているのではないでしょうか。
自分自身を肯定し新しい未来を見つけるために、何か行動するのかもしれません。
螺旋の光
Round and Round で輪をなぞり続く
巡り巡る日々で描いてきた
螺旋は明日へのバネになるんだ
Run and Run ネガティブも追い出して
曇り空に射す晴れ間のように
切り開く光を探そう今は
サークル -幾田りら
最後のフレーズです。
この部分では平凡であっても日々の生活の中で、いろいろな経験をしてきたことを歌っているようです。
また、巡り巡るように進む螺旋(=時の流れ)は、これからの未来に向けての力になると伝えたいのではないでしょうか。
自分で思い悩んでしまう時には、過去に描いた自分の人生を見直して、自信を持って前に進もうという気持ちが込められているようです。
暗い曇り空の中でも輝く光を見つけ出して、未来につながる道を選んでいこうというメッセージが込められているのかもしれませんね。
まとめ
今回は幾田りらの「サークル」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「サークル」の歌詞は、日々の生活に飽きている人の気持ちを表現しているようです。
歌詞の中で、主人公は自分の人生に少し不満を感じたり、疲れたりすることがありますが、それでも希望を持ち続け、前に進もうとする強い意志を持っていると感じました。
1日1日を積み重ねていくことで、いつか螺旋のように上へと上がっていくことができる…。
この曲は、自分だけでなく日常の中で頑張る人々への励ましの意味も込められているように感じられます。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは幾田りらを追って行くのでぜひチェックしてみてください!