【GReeeeN / 勿忘草】の歌詞の意味を徹底解釈 |忘れていた大切なことに気付かせてくれる、TVアニメ『AIの遺電子』EDの歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/7/31
AIの遺電子ってどんなアニメ?
TVアニメ『AIの遺電子』は、22世紀後半の世界を描いています。
21世紀にはじまったAIの圧倒的な進歩は社会の発展に寄与していましたが、一方で高い知性を持っている機械を道具として扱っていいのか、という問題が生じていました。
22世紀後半になるとヒトは、産業AIの他に人権を持ったヒューマノイドと共に暮らすようになり、ヒューマノイドを治療する新医科ができました。
その新医科の医師が主人公・須堂光。
須堂光は人間ですが、ヒューマノイドの母親の養子として育てられた経歴があります。
須堂の病院には様々な悩みを抱えたヒューマノイドが治療に訪れており、いろいろな悩みに寄り添い、解決へと導きますが、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合うことになります。
『AIの遺電子』はそう遠くはない未来の物語であり、「愛」と「友情」がベースに描かれています。
勿忘草という曲名の意味を考察
「勿忘草」はいろいろな「ハジメテ」が描かれているようです。
曲名の「勿忘草」は、忘れられない思い出を象徴する花の名前であり、花言葉は「真実の愛」や「誠の愛」そして「私を忘れないで」などの意味があります。
歌詞の中でも特別な人との出逢いや思い出が一つ一つ花になり、2人だけの特別な花束となっていくことを表現していることから、その想い出を忘れないようにするというメッセージを込めて勿忘草とつけられたのではないでしょうか。
勿忘草という歌詞の意味を徹底解釈
たくさんのひとつめ

初めてだった ボクは知った
キミが笑った
突然偶然出逢った恋 ひとつめ
優しい声も 泣き虫なのも
キミを知るたび どれも ひとつめ
勿忘草 -GReeeeN
主人公はキミに出逢った瞬間に、その笑顔を見て初めて恋を知ったのでしょう。
キミの笑顔は主人公にとって特別なものだったようです。
また優しい声や弱い一面もすべてが主人公にとって特別であり、全てが「ひとつめ」の経験として心に残っているようです。
キミとの出逢いを通じて主人公は様々な「ひとつめ」を経験し、その時の感情が深く心に刻まれているのではないでしょうか。
ドキドキした瞬間

『ハジメテ』手繋いだ日 ためらう指があの時
嫌われたらどうしよう 触れそう 触れない 行ったり来たりで
勿忘草 -GReeeeN
主人公はキミと初めて手を繋いだ瞬間を思い出しているのでしょう。
”嫌われたらどうしよう”というフレーズからは、主人公が手を繋ぐことに躊躇していた心情が垣間見え、キミに対して自分の気持ちを伝えることに不安や心配を感じていたようです。
嫌われたらどうしよう、本当に手をつないでもいいのかな…という主人公の心の葛藤と緊張が伝わってくるフレーズです。
数えきれないハジメテ

ひとつめ ひとつめ 数えきれないキミとの『ハジメテ』
集めて 0が1で みたいに増えてく日々
2人でいくつまでも 『ハジメテ』探し 手渡そう
『はじめまして、、、』
愛 知って 恋 知って 『ハジメテ』ひとつめ
勿忘草 -GReeeeN
”数えきれないキミとの『ハジメテ』”というフレーズでは、大切な人との初めての経験を数え切れないほどたくさん経験してきたことを表現しているようです。
これまでに経験したその全てが特別な思い出として心に刻まれているのでしょう。
これからも大切な人といろいろなことを経験し、想い出を共有していきたいと思っているのではないでしょうか。
2人で紡いでいこう

初めてがまた 増えるたびに
1つの想い出 2人で刻んで
夕方の帰り道 あのドラマの続きがさぁ
そうしてまた増えてく 2人だけの特別がまた
勿忘草 -GReeeeN
”1つの想い出 2人で刻んで”という部分では、主人公と大切なキミが一緒にいる時に経験した特別な出来事や瞬間を一つの想い出として共有していることが表現されているようです。
想い出を一緒に刻むことで、二人の絆が深まっていくと感じているのでしょう。
特別なことでなくても日常のほんの些細な時間や出来事でも、想い出や経験が心に残っているようです。
二人だけの想い出が増える喜びと共にその特別な関係を大切にし、日々を大切に生きていきたいというメッセージが込められているのかもしれません。
時が経っても大切にしたい

ひとつめ ひとつめ 数えきれないキミとの『ハジメテ』
集めて まるで花束のように抱え
2人でいくつまでも 『ハジメテ』探し 手渡そう
『はじめまして、、、』
勿忘草 -GReeeeN
”数えきれないキミとの『ハジメテ』”というフレーズでは、大切なキミとの初めての出来事や出会いを大切にしていることが表現されているようです。
歌詞の中で”ひとつめ”と繰り返し述べられることから、大切なキミとの様々な初めての出来事や瞬間が無数にあることを意味しているのでしょう。
またこの無数にある「ハジメテ」を一つ一つの花にたとえており、それを花束にすることでその大切さと尊さがより強調されているようです。
これからもたくさんハジメテを見つけて、時が経っても忘れずに大切にしたいと思っているのではないでしょうか。
満ち足りた想い

まるで普通のようにキミと話し顔合わせ
当たり前になってた
この特別 感じたくてあの日した告白
きっとそうだったろう
勿忘草 -GReeeeN
”当たり前になってた”という部分では、大切なキミとの関係が当たり前のように自然になっていたことを意味しているのでしょう。
時間が経つにつれて特別な感情や瞬間が日常になり、特別な存在が当たり前のように感じられるようになったということを表現しているようです。
当たり前に感じていつつも「キミ」が特別な存在であることを再認識し、その気持ちを伝えるために告白したのではないでしょうか。
大切なキミとの日常を大切にし、その特別さを忘れずに思い出し、よりいっそう日々を大切にしたいという思いが込められているようです。
これからも一緒に

ひとつめ ひとつめ 数えきれないキミとの『ハジメテ』
集めて まるで花束のように抱え
2人でいくつまでも 『ハジメテ』探し 手渡そう
『はじめまして、、、』
ひとつめ ひとつめ 数えきれないキミとの『ハジメテ』
集めて 2人で作る花束にしよう
2人でいくつまでも 『ハジメテ』探し 手渡そう
『はじめまして、、、』
愛 知って 恋 知って またキミを知るでしょう
勿忘草 -GReeeeN
ここでは特別な出会いや「ハジメテ」を2人で共有し続け、新しい「ハジメテ」を見つけていこうとしている様子が描かれているようです。
主人公は大切なキミと共に新たな出会いを追い求め、その特別な瞬間を共有しようとしているのではないでしょうか。
また”集めて まるで花束のように抱え”というフレーズでは、これまでの数えきれない特別な出会いや経験をまるで花束のように大切に抱えている様子が描かれているようです。
たくさんハジメテを探すことで、よりキミのことを好きになっているのかもしれません。
まとめ
今回はGReeeeNの「勿忘草」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「勿忘草」は、特別な瞬間を大切にする心情が描かれているようです。
二人で時を重ねていくうちに共有する想い出も増えてきているのでしょう。
そういった大切な瞬間や数えきれない想い出を大切にしている様子が感じられました。
日常のほんの小さなことであっても二人にとっては特別なことであり、初めての出会いや経験は一つ一つが宝物となり、心に留めることで人生がより豊かになるというメッセージが込められている気もしました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではGReeeeNを追って行くのでぜひチェックしてみてください!