【由薫 / Crystals】の歌詞の意味を徹底解釈 |TVドラマ『たとえあなたを忘れても』の歌詞に綴られた、純粋な気持ちを紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/12/15
たとえあなたを忘れてもってどんなドラマ?
\#あな忘 場面写真/
— 『たとえあなたを忘れても』【公式】日よる10ドラマ (@anawasu_abc) December 14, 2023
再び記憶を失うことを恐れ
美璃(#堀田真由)を遠ざけようとする
空(#萩原利久)に美璃は…🫧
ふたりが想いを伝えあうこのシーンは
TVerで配信中の第8話をチェック☝https://t.co/8dvUDtYU6Z#たとえあなたを忘れても
最終話 12/17(日)よる10時30分
※放送時間にご注意ください pic.twitter.com/E9SJiX9gS9
TVドラマ『たとえあなたを忘れても』は、夢を失い生活に困窮する、ピアノ講師と解離性健忘症を抱えながらも懸命に生きる青年との恋物語を描いたラブストーリー。
主人公・河野美璃は音楽教室のピアノ講師。ピアニストになる夢に挫折し、現実から逃れるように実家を離れ神戸で一人暮らしをしていました。
ある日、音楽教室からの帰り道、見慣れないキッチンカーと遭遇します。大好きなメロンジュースがあるものの美璃には高くて買うことができず、安いジュースを注文しますが、その様子をキッチンカーの店主・青木空は温かい目で見守っていました。
次第に空と心を通わせていく美璃ですが、空にはある秘密が…。
それは空は「解離性健忘症」であり、自分が自分であることの証しとなる過去を持たない、過去のことを忘れてしまう障害がありました。
当然美璃のことも忘れてしまっている空ですが、それでも美璃は空に惹かれていき…。
大切なものを失いながらも懸命に寄り添い合う2人の切ない純愛物語です。
Crystalsという曲名の意味を考察
「Crystals」は水晶や結晶を指すことが多いです。
歌詞もまた跡的な出来事や愛の力に焦点を当て、繊細な思いが綴られており、刹那的な感情も表現されています。
「Crystals」の曲名は、透き通るようなキラキラとした思い、純粋に人を想う気持ちから名づけられたのではないでしょうか。
Crystalsという歌詞の意味を徹底解釈
夢じゃないと思いたい
同じ場面を巻き戻してしまう
Can you tell me? 今は
夢じゃないといいな
Crystals -由薫
”同じ場面を巻き戻してしまう”というフレーズは、自分にとって特別な瞬間や経験に対する、強い懐かしさや愛おしさを示しているようです。
”Can you tell me?”は「教えてくれる?」という意味であり、その後に”夢じゃないといいな”とあることから、夢と現実の境界が曖昧である状態に対してほんの少し不安を感じているようです。
この部分はドラマの内容を受けているのではないでしょうか。
離さないで、そばにいて
夜が明けても
変わらないでね it's beaming
おそろいの言葉
手のひらに隠した
Truth hurtsいつまでもこうしてはいられない
わかってるはずなの
But please don't let me go
Crystals -由薫
フレーズに出てくる” it's beaming”は輝いている、という意味ですが、ここでは時間が経っても変わらない愛や希望を表現しているようであり、夜明け後も輝くような持続的で美しい感情を記しているようです。
2人には他の人にはわからない特別な思いがあるのでしょう。その思いは宝物のようであり、大切にしたいと思っていることが伺えます。
ですが実際には避けては通れない現実や真実もあり、ずっと一緒にいたいと思いつつもそうであることは難しいと考えているようです。
”But please don't let me go”は離さないで、という意味であり、主人公は現実を受けなきゃと思いつつも、離れたくない、離してほしくないという複雑な思いがあるのではないでしょうか。
奇跡的に出会えたのだから
Crystals are made out of miracles
忘れるとしても
What's lost should be found
愛のうたを
奏で続けているの
君に聞いてほしいよ
Crystals -由薫
”Crystals are made out of miracles”は直訳すると「クリスタルは奇跡からできている」という意味になりますが、愛や一緒に過ごす特別な瞬間は実は奇跡的で美しいものであるということを伝えたいのでしょう。
”What's lost should be found”は、「失われたものは見つかるはず」という意味になるため、もし過去の出来事や感情を忘れてしまったとしても、再び思い出すはず、大切なものを見失ったとしてもまた見つけることができる、ということを伝えたいのではないでしょうか。
また大切な人がもし忘れてしまっても、思い出してほしいという願いも込められているのでしょう。
大切な人に出会えたことは奇跡的であり、クリスタルのようにキラキラと輝いていると思っているのかもしれません。
出会えて良かった
私ばかりが
写るこのアルバムは
私よりもね
君を感じるよ
Time ticks
どうしょうもないことばっか
でも
涙が出るほど美しいの
Crystals -由薫
主人公は自分の写真しかないアルバムを見て、「君」への感情や思い出が映り込んでいると感じたのでしょう。
その状態に寂しく思うこともあるけれど、どうしようもないことだと思うけれどそれでも美しい瞬間であると感じているようです。
また”Time ticks”は「時間が経過している」という意味であり、主人公と大切な人の間には何かしらの変化が生じているのでしょう。
その変化は受け入れがたいものであるけれど、そんな自分の気持ちもすべて含めて美しく、感動的で、出会ったことに対して感謝の気持ちがあるのかもしれません。
君が教えてくれた
Crystals are made out of miracles
私は透明色
You showed me how to love
愛のうたは
鏡のようにいつも
“今”をうつしているよ
Crystals -由薫
”私は透明色”という言葉は、純粋で誠実な感情を持っている、私の心はいつでも開かれている、という意味になりそうです。
”You showed me how to love”は直訳すると「あなたは私に愛の仕方を教えてくれた」となり、自分にとって君はとても大切な存在だと感じているのはないでしょうか。
過去にとらわれたり、振り返ったりするのではなく「今」を見つめていきたいと思っているのかもしれません。
いつまでも…
同じ場面が君の目にもうつる
Can you tell me? 今は
夢じゃないといいな
Crystals -由薫
"同じ場面が君の目にもうつる"というフレーズからは、2人で共有した経験や感情、そしてつながりを示しているようです。
一緒に同じ時を過ごすことでお互いの感情が通じ合っていると思っているのでしょう。
一緒に過ごしているこの時を大切にしたい、という願いも込められているのかもしれません。
このステキな時間は夢ではなく現実であってほしい、と思っているのではないでしょうか。
まとめ
今回は由薫の「Crystals」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「Crystals」の歌詞は、2人しかわからない世界があり、その中で失われてしまうものもあるけれど、奇跡や感動のほうが多いのだから、その思いを大切にしていきたいと綴られているようでした。
大切な人の存在が自分の人生において特別な意味を持っていると綴られているようでもあり、現実と向き合いながらも切なさを乗り越えて一緒にいたいという思いが伝わってきました。
また2人の間にはゆったりとした時間が流れているようでもあり、切ない中にも落ち着いた恋愛をしているのではないか、ということも感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは由薫を追って行くのでぜひチェックしてみてください!