【由薫 / 星月夜】の歌詞の意味を徹底解釈 |「星降る夜に」の主題歌を紐解く!
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/3/2
星降る夜にはどんなドラマ?
"星降る夜に"は、のどかな海辺にある小さな産婦人科医院で働く35歳の女医・雪宮鈴を中心に展開するラブストーリードラマです。
過去の医療裁判が原因で大病院を追われた彼女は、社会との関わりを避け、孤独な日々を過ごしていました。
ある日、ソロキャンプに出かけた鈴の前に、謎めいた美しい青年・柊一星が現れます。
一星は何者か、どこから来たのか、一切話さずに、寒さに震える鈴を気遣いながら、鈴にキスをし、去って行きます。
次の日、鈴は一星からの手話のメッセージに気づき、二人は再び出会う運命にあることを知ります。この出会いをきっかけに、鈴と一星の運命は大きく変わります。
2人が超える、社会的な「概念」とは何か、そして、恋を通じて生まれ変わる人間の力とは何かが描かれています。
星月夜という曲名の意味を考察
「星月夜」という曲名には「星が輝く月の明るい夜」という意味があります。
歌詞の中で、主人公は星が輝く夜空の中で、特別な人に会いたいと願っています。
星空の美しさと、特別な人との出会いによって、主人公の心は少しずつ勇気を得ているのでしょう。
星月夜という歌詞の意味を徹底解釈
1番
星の願い、君と紡ぐ夜
子供の頃見上げた
夜の空に思った
あの一つ一つに誰かの願いがこもっている
その一つがあなたで
すぐ隣で笑ってて
ねえ時を止めれるなら
この1秒を切り取って
星月夜 -由薫
ここの歌詞は子供の頃に見上げた星が、誰かの願いが込められたものであったことを思い出し、特にその中にあなた(大切な人)に出会った思い出があることを語っています。
そして、「この1秒を切り取って」という歌詞で、あなたと一緒にいる時間を止めてこの瞬間を大切にしたいという思いが表現されています。
この一節で、星空を通して、大切な人との思い出や時間の大切さが歌い上げられていますね。
星降る抱擁(ほうよう)
星降る夜に
ただあなたに会いたい
あなたの名前を祈るようにそっと
何度も
抱きしめているよ
抱きしめているよ
星月夜 -由薫
「星降る夜に、ただあなたに会いたい」は、星が降り注ぐ美しい夜空の中で、自分が大切な人と一緒にいたいと願う気持ちを表現しています。
続く「あなたの名前を祈るようにそっと、何度も」という部分では、その人の名前を呼んだり、祈ったりしながら、何度も会いたいと思う気持ちを表現しているのでしょう。
そして、最後の部分「何度も抱きしめているよ」というのは、その人に対する深い愛情を表現しています。
歌詞の雰囲気に合わせて、美しいメロディーが流れるため、聴いている人の心に響く曲となっていますね。
2番
輝きへの一歩
もう私も大人ね
変わったこと、変わらないこと
止まらない時計の針が
冷たく胸を刻んだ
でもあなたに出会って
日々の眩しさを知って
まだ少しこわいけど
今踏み出せる気がしてるよ
星月夜 -由薫
「もう私も大人ね 変わったこと、変わらないこと」という歌詞は「私ももう大人なんだなあ」という主人公の感傷的な気持ちを表現しています。
その後、「変わったこと」と「変わらないこと」を考える描写を入れることで、時間の流れや人生の移り変わりを聴者にイメージさせているのでしょう。
時計の針が止まらないように、人生も止まることがなく、しみじみと胸に刻まれていくような感覚が表現されています。
後半では、ある人に出会ったことで、毎日の生活が明るく、輝きを取り戻したことが歌われています。
それでもまだ少し恐怖心があるけれど、一歩踏み出す勇気が湧いてくるのだと歌われていますね。
抱きしめる星月夜
星降る夜に
会いたいが積もるばかり
あなたの名前を祈るようにそっと
何度も
抱きしめているよ
高鳴る鼓動が
体を追い越していく
私の名前を特別にしてくれたの
今はただ
抱きしめてたいの
いつも想ってるよ
星月夜 -由薫
「星降る夜に 会いたいが積もるばかり」は、星が降る美しい夜空の下であなたに会いたいけれど、ただただ積もるばかりの気持ちを抱えているということを表現しています。
「あなたの名前を祈るようにそっと 何度も 抱きしめているよ」という歌詞は、君の名前を呼ぶような気持ちで、何度もそっと抱きしめているということを表現しているのでしょう。
「高鳴る鼓動が 体を追い越していく」という歌詞は、心がどんどん高鳴っているために、鼓動が体を追い越してしまうほどの緊張感があるということを聴者にイメージしてもらいたいのだと考えられます。
「私の名前を特別にしてくれたの 今はただ 抱きしめてたいの」とは、彼に自分の名前を特別に呼んでもらったことに嬉しさを感じ、今はただ抱きしめられることが一番嬉しいということを表現しています。
輝く想い、遥かなる旅路へ
悴んだ手にぬくもり
目を閉じて、その先へ
星月夜 -由薫
「悴んだ手にぬくもり」という歌詞は、落ち込んだり疲れたりしている時に、誰かに支えられることがあるということを表現しています。
手が痛んでいるような感覚を表現しており、それに対して、誰かの「ぬくもり」が手前を支えるような気持ちになるという意味が込められています。
また、「目を閉じて、その先へ」という歌詞は、心の中で大きな夢や目標を持っている人たちを表現しています。
その目標に向かって歩み続けるために、歌手は目を閉じて、思い描くことが大事だというメッセージを表現しているのかもしれませんね。
星降る夜の想い人
星降る夜に
ただあなたに会いたい
あなたの名前を祈るようにそっと
何度も
抱きしめているよ
高鳴る鼓動で
裸足のまま駆けていく
私の名前を特別にしてくれたの
あなたが
照らし続けてる
星降る夜に
星月夜 -由薫
最初のフレーズ「星降る夜に ただあなたに会いたい」は、星が降る幻想的な夜に、この人が大切に思う人に会いたいと切望している姿を表現しています。
次に「あなたの名前を祈るように そっと 何度も 抱きしめているよ 高鳴る鼓動で」と歌われています。
この部分では、思いを寄せる人が相手に会いたい気持ちを胸にいれ、その人の名前を祈るように何度も何度も抱きしめ、高まる鼓動の一瞬一瞬を感じている場面が描かれています。
さらに、「裸足のまま駆けていく 私の名前を特別にしてくれたの あなたが 照らし続けてる 星降る夜に」という部分では、自分が裸足で走りながら、大切な人に自分だけの名前を特別に呼んでもらえることに喜びを感じる場面が描かれています。
そしてその人が照らし続ける星空の下で、自分たち二人だけの特別な夜を過ごしたいという思いが込められているのでしょう。
まとめ
今回は由薫の「星月夜」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
星空に思いを馳せたり、大切な人に会いたい気持ちを歌ったとても感傷的な歌詞でしたね。
大人になっても時間の進み方に戸惑いながらも、大切な人との出会いによって勇気を得て、前に進もうとしている様子が描かれていて、どこか共感してしまいました。
全体的に切なくも温かみのある、心に響く歌詞だったのかなと思います。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは由薫 を追って行くのでぜひチェックしてみてください!