【YOASOBI / アドベンチャー】の歌詞の意味を徹底解釈 |期間限定キャンペーン『ユニ春』のCMソングに起用された歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/3/20
アドベンチャーという曲名の意味を考察
「アドベンチャー」は、USJの「絶対に忘れられない春の思い出作り」を応援する『ユニ春』のCMソングです。
この曲のタイトル「アドベンチャー」は、英語で「冒険」という意味があり歌詞中にも”限界の無い冒険の舞台へ”というフレーズがあることから、冒険がテーマになっているようです。
また、普段の日常から抜け出して特別な経験をすることを歌っており、曲名同様ワクワクする楽曲になっています。
アドベンチャーという歌詞の意味を徹底解釈
さあ!冒険に行こう!

いつもの一日から抜け出して
目が覚めるような冒険の舞台へ
回る地球儀を目印に
さあ今会いに行こう
特別な一日に
アドベンチャー -YOASOBI
最初のフレーズでは、普段の日常から抜け出して自分にとって未知なる冒険を始めることを示唆しているようです。
この世界にはまだ知らないことがたくさんある。今日はそれを見つけるためのチャンスであると主人公は考えているのではないでしょうか。
その冒険では、日常のルーティーンからはみ出し、刺激的で感動的な時間を過ごすことを期待しているようであり、普段の一日とは異なる、特別な体験に出会えるということを予感しているようでもあります。
アドベンチャーに出発することで得ることができるものや、アドベンチャーによって目覚める可能性がある感性を表現しているのではないでしょうか。
こんなはずじゃなかったのにね

緑萌ゆる新しい季節に
一人見つめたブルーライト
顔も知らない友達にも満たないクラスメイト
想定外の暮らし
アドベンチャー -YOASOBI
ここではコロナ禍の学生生活を想像することができます。
コロナ対策によって、せっかく入学したのに新しい友達とは会えず、会えるのはパソコンやタブレットの中だけ。
どうしようもないとわかっていても、こんなの想定していなかったよ、と主人公は思ったようです。
そして友達と会ったとしても、必ずマスクを着用しているから、本当の表情はわからない。
友達のような友達じゃないような、そんな不思議な感覚があったのでしょう。
リアルで会えない淋しさ、辛さ、そして退屈さが伝わってくるフレーズです。
やっと会えそうだよ!

こんなんじゃない
妄想した理想と真反対に
淡々と過ぎる毎日
でもやっと会えるね
想像と現実が交わって
高鳴る胸押さえられない
アドベンチャー -YOASOBI
この部分も前回のフレーズを受けているようであり、現実と理想のギャップに悩む主人公の心情を描いているようです。
こんな生活、学生生活とは言えない、と強く思っていても、どうすることもできない。
ただただ毎日が淡々と過ぎていくのは、やっぱりむなしい…と思っていたのではないでしょうか。
ですがフレーズ後半では、やっとリアルでクラスメートに会えるようであり、どんな人たちなんだろう、とワクワクしている様子が伝わってきます。
始まりのアドベンチャー

約束の場所は
夢見ていた場所
忘れられない一日が
今始まる
アドベンチャー -YOASOBI
このフレーズでは今まで会えなかったクラスメートとどこかの場所で会うようです。
その場所は主人公もクラスメートも夢見ていた場所。
ワクワクとした冒険が始まる場所でもあり、今日は一生忘れられない、思い出深い一日が始まると伝えているのではないでしょうか。
フレーズからも主人公のワクワク、ドキドキとした気持ちがより一層伝わってきますね。
楽しくて仕方がない

待ちに待った今日は特別な日
日常から少しはみ出して
ほらシャッターを切って写し出せば
どうしたって
零れるような笑顔ばかり
アドベンチャー -YOASOBI
やっと「特別な日」を迎えて、ドキドキが止まらない様子がうかがえます。
待ち続けていた特別な日がやってきたとき、日常生活から抜け出してみんなと非日常への冒険が始まる。
いつもはマスクをして、適度に距離をとって…とものすごく気を遣っていたけれど、ほんの少し緩めて、写真をみんなと撮ろうとすると、どうしたって笑顔になってしまう、と伝えているようです。
あそこも行こうよ!ここ楽しかったよ!といった会話が聞こえてきそうなフレーズです。
待つことだって楽しい!

誰かが言い出して飛び乗ったコースターも
お揃いのカチューシャも
かけがえの無い瞬間で溢れてる
待ち時間さえも愛しく思える
アドベンチャー -YOASOBI
このフレーズではクラスメートと冒険に出かけた様子が描かれており、ジェットコースターに乗ったり、お揃いでカチューシャを買ったり、1日を楽しんでいるようです。
「アドベンチャー」はUSJのCMソングでもあるので、おそらくテーマパーク内の様子を描いているのでしょう。
普通だったら長い待ち時間が本当に嫌で、どうしようもないけれど、今日はこの待ち時間が愛おしく思える。
友達と一緒ならどんな時間も楽しめるという、友情や仲間との時間を大切にする気持ちを表現しているのではないでしょうか。
さらなる冒険へ

次はどこに行こうか
軽やかに歩く
不思議なほどに
気が付けば過ぎている時間
アドベンチャー -YOASOBI
”次はどこに行こうか”というフレーズがあることから、今まで過ごしてきた時間がとても楽しいものであったことがわかります。
いろいろなところを巡っていると、足が疲れてくるのに、なぜか今日は疲れない。
それよりもあっという間に時間が過ぎていて、びっくりしている、といった気持ちなのでしょう。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、退屈な時間は長く感じます。
主人公は自分でも自覚できないほど、楽しい時間を過ごしているのだということがわかります。
終わりの時間が近づく

太陽が沈んだ街を飾る
光が織りなすパレードに
心奪われ噛み締める
本当にここに来れて良かったな
アドベンチャー -YOASOBI
ここでは夜になると始まるパレードの様子が描かれているようです。
太陽が沈む仮想の街の中で、光が織りなす輝かしいパレードに心を奪われる主人公の気持ちが描かれており、そんなきらびやかなパレードを友達と見ることができて、幸せをかみしめているのでしょう。
今日、この場所でこの瞬間を過ごせてよかったという思いを噛みしめている様子が伝わってきます。
いつでも笑顔になれる場所

待ちに待った今日は特別な日
いつも通りから飛び出して
ほらシャッターを切っても写せない
思い出がいつでも待っている
春も夏も秋も冬も
この場所で見つけた笑顔が
ひらひらと幾つも積もっていく
さあ次はいつ会いに行けるかな
アドベンチャー -YOASOBI
このフレーズでは、特別な日がやって来た。待ちに待っていた今日だ。いつもの生活から、今日は踏み出してみよう、と主人公は思っているようです。
前回のフレーズではシャッターを切るとあふれるような笑顔になる、とあったのですが、ここでは1枚の写真の中には笑顔の他に、写し出されないたくさんの思い出が詰まっていると伝えています。
春も夏も秋も冬も、どの時期にこのテーマパークに来ても、必ず見つかることになる笑顔や幸せを集めて、積み上げていったら、もっと幸せになれるかも、と思っているのではないでしょうか。
次はいつ来れるかな…と期待していることからも、今日一日がとても楽しかったことが伝わってきます。
もう一度行ってみよう!

当たり前から抜け出して
限界の無い冒険の舞台へ
回る地球儀を目印に
さあ今会いに行こう
特別な一日に
アドベンチャー -YOASOBI
最後のフレーズでは「当たり前」から脱出したいという強い思いがあることを歌っているようです。
コロナ禍が長く、マスクを着用する、人との間隔をあける、オンラインで授業を行う…などが当たり前になってきた日常。
ですがその当たり前からほんの少しでもいいから抜け出して、冒険の世界に行ってみよう!と伝えており、主人公の前向きな気持ちが伝わってきます。
“会いに行こう”とフレーズには書かれているので、再び同じ場所を訪れるのかもしれませんね。
まとめ
今回はYOASOBIの「アドベンチャー」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
この曲は、何かに飽き飽きしている人々に向けて、常に同じことばかりをしている日常から逃れ、新しい冒険を始めることの素晴らしさを伝えているように思えます。
コロナ禍での生活も垣間見え、我慢して我慢してやっと友達と会えた、という喜びも表現されているのではないでしょうか。
歌詞には、新しい季節や友達、特別な一日、大切な思い出など、多くのポジティブなメッセージが多く含まれています。
人生は限られた時間しかないので、現実を受け入れるだけでなく、自分自身に新しい体験を与えることが、意味のある人生を築くことにつながるのかもしれませんね。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではYOASOBIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!