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【マルシィ / ラズベリー】の歌詞の意味を徹底解釈 |片思いの切なさと、甘酸っぱい恋模様が描かれた歌詞を紐解く!

執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/29

目次
ラズベリーという曲名の意味を考察
ラズベリーという歌詞の意味を徹底解釈
それでもそばにいたい
自分だけを見てほしい
わかっているけれど
つのる想い
はっきりとさせたい
好きという気持ちが大きくなる
まとめ

ラズベリーという曲名の意味を考察

曲名でもある「ラズベリー」はジューシーながらとても甘酸っぱい味のする果実です。

歌詞には片思いの苦しみや混乱、希望などが描かれており、片思いの甘酸っぱい思いをラズベリーの甘酸っぱさにたとえてつけられたのではないでしょうか。

「ラズベリー」は片思いの切なさ、甘酸っぱい思いを描いた楽曲。人を好きになることの辛さも描かれているのですが、とてもさわやかで夏にピッタリなんですよ!片思いの切なさが伝わる歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

ラズベリーという歌詞の意味を徹底解釈

それでもそばにいたい

好きになってしまった 私の負けね
脈が早くなる 脈なんてないのにね
気まぐれな返事 曖昧な態度に
浮かれて疲れて項垂れてる
それでも瞳に映りたい
期待してしまう

ラズベリー -マルシィ

このフレーズは主人公の片思いの様子が描かれているようです。

好きになった相手は主人公の気持ちを知っているかのようにあいまいな態度をしているのでしょう。

その都度主人公は期待したり絶望したりして疲れ果てているのかもしれません。

”それでも瞳に映りたい 期待してしまう”というフレーズでは、相手の心が自分にないことを知っているけれど、それでも自分を見てほしいと思っている様子がうかがえます。

好きになった人との関係がはっきりしないため、主人公の気持ちは揺れ動いているのではないでしょうか。

自分だけを見てほしい

振り向いてほしくて
私だけ見ていてよ
片想い空回り宙を舞う
あぁ、どうすればいいの?
もう、会いたくなってさ
想いは育っていく
実らないのにね

ラズベリー -マルシィ

主人公の片思いは行き場がなく、ただ宙を舞っているように感じているのでしょう。

実ることがない想いだとわかっているのに、どんどん相手のことが好きになっており、どうしようもなくなっているのかもしれません。

相手への思いが大きくなりつつも、現実的な結果が得られないことに戸惑いや寂しさを感じていることが表現されているのではないでしょうか。

わかっているけれど

恋の歌で 浮かぶのはいつも君で
通知音鳴るたび 君かもって馬鹿みたい
気まぐれな「会いたい」甘い声に
浮かんで沈んで海の底へ
気づいているでしょ、ずるい人
悔しいけど

ラズベリー -マルシィ

恋をテーマにした音楽を聴くたびに思い浮かぶのはいつも「君」なのでしょう。

またスマホの通知音が鳴るたびに「君」からかもしれない、と思ってしまっているようです。

いつでもどこでも「君」のことを考えてしまい、そんな自分は馬鹿だな…としみじみおもったのではないでしょうか。

ですがこんな風に考えてしまうのは、気まぐれな態度をとる「君」のせい

あきらめようと思っているのに思った瞬間に「好き」という気持ちに連れ戻されているのかもしれません。

相手のずるさを感じつつも、自分の気持ちを抑えきれずに苦しんでいることが伝わってきます。

つのる想い

好きになってほしくて
結ばれてみたいよ
片想い涙して夜が明ける
あぁ、どうすればいいの?
もう、会いたくないや
想いは育っていく
魔法を解いてよ

ラズベリー -マルシィ

主人公が自分の気持ちを伝え、大好きな人と結ばれたいという願望を表現しているようです。

主人公は相手に自分の存在を認めてもらい、ずっと一緒にいたいと思っているのでしょう。

ですがどうしたら恋を実らせることができるのかわからず、どのように行動をしたらよいのか悩んでいるようです。

”もう、会いたくないや 想いは育っていく 魔法を解いてよ”という部分からは、主人公が苦しい片思いに耐え切れず、今の関係から距離を置きたいという気持ちを抱きつつも、恋が叶うといいのに、と本心では思っている様子がうかがえます。

はっきりとさせたい

恋人になりたい
曖昧はやめたい
このままじゃ心臓がもう持たないよ
離れてくれない
縋りついた温もりも
名前を呼ぶ声も

ラズベリー -マルシィ

主人公は相手との関係をはっきりとさせたいと願っているのでしょう。

好きなのか、何にも思っていないのか、どっちなんだろう…と考えるのは、とても苦しいと感じているようです。

相手が自分に投げかけてくれる言葉や名前を呼ぶ声も、ずっと心の中に響いていて、実らないとわかっていてもどこかで期待をしてしまっているのではないでしょうか。

好きという気持ちが大きくなる

振り向いてほしくて
私だけ見ていてよ
片想い空回り宙を舞う
あぁ、どうすればいいの?
また、会いたくなってさ
想いは育っていく
実らないのにね

ラズベリー -マルシィ

主人公は自分だけを見てほしいと強く願っているようですが、その想いはなかなか相手には伝わらないようです。

想いだけがどんどん大きくなって、とても苦しいのに、いつでも相手のことを考えているのに、どうして伝わらないんだろう…と思い悩んでいるのでしょう。

両想いにならないとわかっているのに想いだけが膨らんでいき、辛く切なく感じている様子がうかがえます。

まとめ

今回はマルシィの「ラズベリー」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「ラズベリー」は片思いの切なさが描かれており、主人公は相手の行動や言葉に翻弄されてしまっているようです。

実らないと思っているし心ではわかっているけれど、相手に対しての想いを止めることができないのでしょう。

片思いの苦しさ、切なさ、相手への想いなど、主人公の心情が繊細に表現されているように感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではマルシィを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

佐藤 由花

佐藤 由花サトウ ユイカ

Sato Yuka

歌詞考察家

こんにちは、佐藤由花です。私は歌詞考察家として活動しており、特にポップミュージックの歌詞の深層を読み解くことに情熱を注いでいます。音楽学士を取得後、多くの音楽雑誌やウェブサイトで執筆を行い、歌詞の背景や作者の意図を探求してきました。音楽を通じて人々の心に寄り添い続けることが私の使命です。

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