映画『ストールンプリンセス：キーウの王女とルスラン』ってどんなアニメ？

映画『ストールンプリンセス：キーウの王女とルスラン』はウクライナ発のアニメ。

主人公ルスランはなかなか芽が出ない俳優。国を守る騎士に憧れを抱いていました。

ミラは知性にあふれ強く美しい女性。王女であり父の教えを守って城から出ることはなかったのですが、お見合い結婚を強要されたことに反発し、自由を求めて初めて外の世界に飛び出します。

そんな二人はあることがきっかけとなり、お互いの素性を知らないまま恋に落ちてしまいます。

幸せな日々もつかの間、悪の魔法使いチェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまいます。

ルスランは愛するミラを助けるため、そして真実の愛は魔法よりも強いことを証明するため旅に出ますが、行く先々で様々な困難が待ち受けているのでした…。

果たしてルスランはミラを助けることができるのかー。

真実の愛を証明できるのかー。

悪の魔法使いに立ち向かう姿を描いたファンタジーラブストーリーです。

My Storyという曲名の意味を考察

「My Story」は日常を描き、一緒に未来を創っていくことから曲名がつけられたようです。

歌詞には自分の心に素直になり、過去の自分を振り返ることなく迷いを捨てて進んでいく大切さが描かれており、大切な人と共に新しい物語を作っていくことをイメージしてつけられたのかもしれません。

「My Story」は日本語吹替版ルスラン役であり、INIのメンバーでもある高塚大夢さんが作詞をした楽曲。ルスランの姿と自らの今まで歩んできた道のりを重ね合わせて作り上げたそうですよ！壮大で疾走感あふれる歌詞を紐解いていきましょう！

結衣

My Storyという歌詞の意味を徹底解釈

なかなか踏み出せない

Everyday　移り変わっていく空の下
憧れと理想は今日も宙を舞ったまま
白紙のページだけ続いていく僕の物語
最初の一言も綴れないまま時が過ぎて

My Story -INI

このフレーズは主人公の苦悩が綴られているようです。

日々変化している世の中であるが、自分はどうだろう…と振り返った時、理想や憧れだけを追い求めて実際には何も得ていないのでは、と感じたのでしょう。

ただ時だけが過ぎている状況であり、「何もできていない自分」に対してむなしい気持ちになっているようでもあります。

自分自身の物語を始めるためには、最初の一歩を踏み出す勇気を持たなくてはならないとわかっていても、なかなか踏み出すことができない状況なのかもしれません。

自分らしく

見上げた空の遠さに足がすくんだ
でもふっと聞こえた声
Oh　ありのまま Keep going
Yeah　焦らなくてもいい
僕が思い描いたその先へ

My Story -INI

フレーズに出てくる ”Keep going”は、「進み続ける」「続けていこう」などの意味があります。励ましや応援の意味を込めて使うことが多いのですが、ここでは主人公が自分に対してエールを送っているのでしょう。

目標や理想はとても遠くてなかなか手に届かないけれど、自分は自分らしく自分を信じて進んでいけばいいんだ、と思ったのではないでしょうか。

もしかすると主人公は、「自分らしく歩んでいる人」と実際に出会い、その人の姿を見て希望を持ったのかもしれません。

君と歩んでいく

さぁ行こうか
踏み出した一歩　物語はここからさ
君となら
地図が無くたって　きっと辿り着けるから
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
どこまでも
君のために僕はここに来たんだよ
Spend whole new life with you

My Story -INI

主人公はやっと一歩を踏み出したようです。

踏み出したきっかけは大切な「君」と出会ったからであり、君とならどんな困難な道でも進んでいける、と思ったのでしょう。

また”I'll be there”（私がそばにいる）というフレーズが繰り返されており、主人公と「君」は強い絆で結ばれていることが伺えます。君と共に新しい人生を歩んでいきたい、ずっと君を支えていきたいという思いが伝わってきます。

過去があるから今がある

憧れていた理想の場所　少し近づけた今なら
過去の自分を悔やんだりはしない
後ろを振り返っても追い風に打たれるだけさ

My Story -INI

今まで理想や憧れだけが先行しなかなか追いつけなかった状況から一歩進み、自分が憧れていた理想の場所に少しずつ近づいていると主人公は感じているのでしょう。

自分が目指す場所に少しでも近づいたことで、達成感や自信を抱きながら、自分自身を高めていくことの喜びを感じているようでもあります。

過去を振り返って後悔することはやめて、過去の経験があったからこそ今があると考えようと思ったのではないでしょうか。

本当の気持ち

蓋をした想いに耳を傾けて
迷いも無くなって
Oh　自分に素直に Trying
So　信じても良いんだって
心に導かれるまま

My Story -INI

”蓋をした想いに耳を傾けて”というフレーズは、自分の心の奥にしまい込んでいた感情や思いに真摯に向き合えば、本当でこれでいいのかなど考えることはなく、自信を持って前に進んでいかれるということを伝えているようです。

主人公は自分自身と向き合い、自分自身を受け入れながら努力することで前に進んでいくことができると思っているのでしょう。

以前よりも自信を持つことができ、心も前向きになったのではないでしょうか。

君と見る景色

さぁ行こうか
飛び込んだ今　恐れることは何もない
君となら
新しい景色　見に行ける気がする
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
どこまでも
君のために僕はここに来たんだよ
Spend whole new life with you
本当は弱くて不安で
彷徨ってしまっても君となら
抜け出せるよ

My Story -INI

このフレーズは、大切な「君」との絆が自信や勇気を与え、恐れや不安を乗り越えて新たな未来へ飛び込むことができる、ということが描かれているようです。

”Spend whole new life with you”は「君と新しい人生を共に過ごす」という意味があり、このフレーズでは、君と将来を共に歩むことの決意や願望を表現しているのではないでしょうか。

自分はまだ本当に強いわけではなく、不安になったり戸惑ったりしてしまう弱い人間だけれど、君となら乗り越えていける、と思っているようです。

自分だけのStory

さぁ行こうか
踏み出した一歩　物語は終わらない
君となら
全て魔法のように上手くいくはず
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
I'll be there　I'll be there　I'll be there for you
どこまでも
君のために僕はここにいるんだよ
Spend whole new life with you
おとぎ話なんかじゃない
物語を描いていこう
君といつまでも
I'll be there　I'll be there　I'll be there
Spend whole new life with you

My Story -INI

主人公は大切な「君」と一緒に一歩踏み出し、新たな自分たちだけの物語を作ろうと思っているようです。

君と共にいることで全てが魔法のように上手くいくと信じており、お互いが助け合い支え合いながら共に困難を乗り越え、幸せな未来を築いていくことを願っているのでしょう。

おとぎ話ではなく自分たち自身が主人公であり、自分たちの意志や努力によって未来を切り拓いていくことができると思っているのかもしれません。

まとめ

今回はINIの「My Story」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「My Story」は大切な「君」との絆が強調されているフレーズが多く、お互いが支え合いながら進んでいけば、必ず目指す場所にたどり着けるという希望が見えました。

過去を悔やむよりも過去に合ったことをいかして前に進むことの重要性も伝えており、信頼できる人と一緒ならばどんな困難も乗り越え、自分だけの物語を綴っていくことができるのだ、と主人公は思ったのではないでしょうか。

積極的に未来へと進み、お互いに支え合いながら新たな人生を築いていくことの素晴らしさを感じることができる歌詞だと思いました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではINIを追って行くのでぜひチェックしてみてください！