music.branchwith

【藤井風 / ガーデン】の歌詞の意味を徹底解釈 |いつの間にか優しい気持ちになっている、美しい歌詞を紐解く!のサムネイル

【藤井風 / ガーデン】の歌詞の意味を徹底解釈 |いつの間にか優しい気持ちになっている、美しい歌詞を紐解く!

執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/18

目次
ガーデンという曲名の意味を考察
ガーデンという歌詞の意味を徹底解釈
春の訪れと恋の喜び
夏の到来
守りたい思い
秋が深まる
絆を守り抜きたい
心が満たされていく
大切にしたいこと
まとめ

ガーデンという曲名の意味を考察

「ガーデン」は自然を感じる言葉が多く綴られている楽曲です。

季節に身を任せ、流れに身をゆだねることを綴っており、花が咲き、人々が出会い、別れ、失い、そしてまた手に入れるという人間関係を、季節を感じることができる「ガーデン」に例えたところから曲名は来ているのではないでしょうか。

「ガーデン」は季節を感じるとても美しい歌詞が魅力的。歌詞の小節が母音の"e"でしめられている点も面白いですよね!ふんわり優しい歌詞を解釈していきましょう!

結衣

ガーデンという歌詞の意味を徹底解釈

春の訪れと恋の喜び

鳥は春を告げて
私は恋をして
素敵な温度だけ
触れさせて この肌で

ガーデン -藤井風

この部分は、春の到来を象徴する鳥のさえずりと、主人公が恋に落ちる瞬間を描いているようです。

”素敵な温度”とは大好きな人の体温だけでなく、愛情の温かさも表現しているのではないでしょうか。

また、”触れさせて この肌で”というフレーズは、主人公が自分の肌を通して大好きな人の温かさを感じたいと思っていることを示しているのでしょう。

大好きな人に触れることによって安心感を得ることができる、と考えているようです。

夏の到来

雲は夏を帯びて
私は目を閉じて
綺麗な時間だけ
追いかけて 尽きるまで

ガーデン -藤井風

雲が夏を帯びるという表現は、季節の移り変わりを感じさせます。

夏の訪れは、陽気で明るい季節であり、自然の活気が満ち溢れることを意味しているのでしょう。

このフレーズは、主人公が夏の特別な時間に没頭している様子を描写しているようです。

主人公は目を閉じて、夏の風景と夏の良い思い出だけを追いかけているのではないでしょうか。

守りたい思い

花は咲いては枯れ
あなたに心奪われ
それでも守り続けたくて
私のガーデン 果てるまで
人は出会い別れ
失くしてはまた手に入れ
それでも守り続けたくて
私のガーデン 果てるまで

ガーデン -藤井風

”花は咲いては枯れ”というフレーズでは、花が咲いては次第に散っていく自然の様子を描写していますが、人の関係や感情もまた同様に変化し、一時的なことがあると伝えたいのではないでしょうか。

”それでも守り続けたくて 私のガーデン 果てるまで”という部分では、主人公がその愛と絆を守り続けようとする強い意志を表現しているようです。

主人公は自身の内なるガーデン(心の世界)において、大切な人との絆を守り抜く覚悟を持っているようです。

また人々は出会いと別れを繰り返したり失ったり手放したりする経験を経たとしても、愛と絆を守りたいと主人公は考えているのではないでしょうか。

秋が深まる

夜が秋を呼んで
私は旅に出て
素敵な出会いだけ
待っていて その日まで

ガーデン -藤井風

"夜が秋を呼んで"というフレーズでは、夜が深まったことで季節が秋になったことを感じた様子が伺えます。

この部分のフレーズは、夜の静寂や季節の移り変わりを背景に、主人公が新たな出会いと冒険の旅に出る決意を歌っているようです。

主人公は素敵な出会いを待ち望んでいるのでしょう。

もしかすると夏の恋が終わり、物思いにふける様子を綴っているのかもしれません。

主人公はこの先にあるであろう特別な日を迎えるまで、自身の旅を続けるのではないでしょうか。

絆を守り抜きたい

だから冬よおいで
私を抱きしめて
その手の温もりで
生きさせて 溶けるまで
花は咲いては枯れ
あなたに心奪われ
それでも守り続けたくて
私のガーデン 果てるまで
人は出会い別れ
失くしてはまた手に入れ
それでも守り続けたくて
私のガーデン 果てるまで

ガーデン -藤井風

主人公が愛と絆を求めていること、そしてその絆を守り続ける決意を表現しているようです。

冬は寒さや孤独を連想させる季節ですが、主人公はそれを受け入れることで新たな経験や成長を迎えたいと思っているのでしょう。

その後のフレーズでは孤独から抜け出し、誰かに愛されることで生き続けたいと願っている様子が伺えます。

人の感情は一時的なものかもしれないけれど、自分のガーデン(心)では大切な人との絆を守り抜く場所でありたいと思っているのではないでしょうか。

心が満たされていく

季節に身を置いて
流れに身を任せ
なるようになるだけ
受け入れて そのままで
流した涙だけ
ふりまいた愛だけ
豊かになる庭で
掴んだ手 解き放て 空の果て

ガーデン -藤井風

主人公は変化する自然の中では人は無力であり、自分自身を受け入れ、ただなるようにしかならない、と思っているのでしょう。

流した涙の分だけ誰かを愛した分だけ、自分の心は成長し、人生が豊かになっていくと感じているのではないでしょうか。

季節が過ぎていく中で自分自身を見つめ、広い視野を持って自分の人生を受け入れる姿勢を示しているようでもあります。

大切にしたいこと

花は咲いては枯れ
あなたに心奪われ
それでも守り続けたくて
ガーデン 果てるまで
人は出会い別れ
失くしてはまた手に入れ
それでも守り続けたくて
私のガーデン 果てるまで

ガーデン -藤井風

この部分は、刹那的な美しさや瞬間を大切にしながら、人々との関係や絆を探し求める心情を表現しているようです。

”それでも守り続けたくて ガーデン 果てるまで”というフレーズでは、儚い存在であるにもかかわらず、主人公はそれを守り続けたいと願っているのでしょう。

自分のガーデン(心や世界)は、人々との関係や絆が続く限り果てることはないと感じているようであり、一期一会の出会いや別れにもかかわらず、その関係を大切に守り続けたいと思っているようです。

主人公は、出会いや別れを通じて得た経験や感情を大切に守り続けたいと思っているのではないでしょうか。

まとめ

今回は藤井風の「ガーデン」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「ガーデン」は巡る季節を通して、喜びや儚さ、出会いと別れ、絆などを描いているようです。

歌詞には季節が流れる様子が綴られており、春から冬へと少しずつ変化していく主人公の心の在り方が見えた気がしました。

そのような中でも主人公は季節に身をゆだね、流れに身を任せることで成長しようとしており、涙を流し、人を愛した分だけ豊かな心になっていく、と感じたようです。

自分自身を受け入れ、出会いと別れを通じて成長し、自分のガーデンを守り続けようとする強い意志も垣間見えました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは藤井風を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

抹茶

抹茶マッチャ

Macha

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は抹茶です。24歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽の背後にあるメッセージや詩の深い意味を解析し、それを人々と共有することに情熱を注いでいます。大学では文学を専攻し、特に現代音楽の詞の解釈に興味を持ちました。ブログやSNSでの活動を通じて、多くのファンと交流しています。

詳しく見る
トップ
noimage
JASRAC許諾第9023463001Y38026号
各ページに掲載されている、ジャケット写真、アーティスト写真、サムネイル画像等の画像及び歌詞の著作権は、各レコード会社、各アーティスト、各著作権者に帰属します。Copyright © 2018-2023 music.branchwith All Rights Reserved.