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【back number / 怪獣のサイズ】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分の気持ちに正直にならなくちゃ…と思える歌詞を紐解く!

執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/8/5

目次
怪獣のサイズという曲名の意味を考察
怪獣のサイズという歌詞の意味を徹底解釈
わかっていたけれど
強引さも必要だったかな
本当の僕はこんなんじゃない
本当の気持ち
言い訳だよな
本当の自分を見せればよかった
伝えられなかった想い
違う結果が待ってたかな
まとめ

怪獣のサイズという曲名の意味を考察

「怪獣のサイズ」の歌詞にはひそかに思っている君との関係や、自分自身を受け入れる難しさ、そして素直になることの大切さが綴られているようです。

曲名の「怪獣」とは、主人公自身の内面に秘められた感情や複雑な思いを表現しているようであり、その感情や思いが大きな存在として描かれていることから、この曲名がつけられたのではないでしょうか。

「怪獣のサイズ」は曲名からはちょっと想像できないほど、切ない歌詞が特徴的。ポップな楽曲なのに、胸がギュッとなってしまうんです!後悔しても遅いけれど、もっともっと正直になればよかった…と思ってしまう歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

怪獣のサイズという歌詞の意味を徹底解釈

わかっていたけれど

ああ そりゃまぁそうだな
僕じゃないよな
そして君は運命通りに
どうか そいつと不幸せに

怪獣のサイズ -back number

このフレーズでは、主人公は君と結ばれるのはやっぱり僕じゃないよな、と半ば自虐的に思ったようです。

大好きな人が自分以外の人と幸せになることが判明し、分かっていつつもどこか心の中では認めたくない気持ちもあるのでしょう。

幸せに、と口にしていても実際には素直に大好きな人の幸せが願えないようです。

強引さも必要だったかな

ってそれは冗談でも
いつかどっかで
やっぱり僕にしとけばよかったな
なんて思う日は来ないだろうな
どうせならもっと自分勝手に
君を想えばよかった

怪獣のサイズ -back number

前のフレーズで大好きな人の不幸せを願ってしまった主人公は、ここではその感情を否定していますが、実際にはそう思っている自分が少なからずいるのでしょう。

他の人と結ばれたことが分かった時、自分と付き合えば良かったと後悔している大好きな人を思い浮かべたようでもあります。

またこんな日が来るならば、相手の気持ちなんて考えずに、自分の気持ちを正直に伝えればよかった…と後悔したのでしょう。

”自分勝手に”というフレーズからは、主人公の優しい性格が垣間見えます。

本当の僕はこんなんじゃない

僕の胸の中にいる
怪獣のサイズを
いつだって伝え損ねてしまうけど
君が見たのは ほんの一部だ

怪獣のサイズ -back number

このフレーズでは主人公が自分の内に抱える感情が大きく、相手に伝えることができないままであることを示しているようです。

君からすると自分は情けないように見えるかもしれないけれど、本当はそんなところばかりじゃないんだよ、思っているのでしょう。

”君が見たのは ほんの一部だ”というフレーズからは、相手に対して見せている部分は、実際の自分の内面や感情の一部に過ぎないことを表現しているようです。

大好きな君には自分の全てを見せることができないと感じており、自分の本当の姿や感情が伝わっていないことを嘆いているのかもしれません。

本当の気持ち

何も壊す事が出来ずに
立ち尽くした怪獣が
僕の真ん中に今日も陣取って
叫んでるんだ
嫌だ!嫌だ!君をよこせ!って

怪獣のサイズ -back number

このフレーズに出てくる”怪獣”は主人公のもう一つの姿であり、内なる複雑な感情や思いを象徴しているのでしょう。

自分の内にある感情や葛藤が押し寄せてきている様子が描かれており、熱烈な感情の叫び声をあげているようです。

何もすることができず、ただ現実を受け入れている自分にふがいなさを感じつつ、他の人と幸せになるなんて嫌だ、君は僕と幸せになるんだ、と心の中で叫んでいるのではないでしょうか。

言い訳だよな

ああ 君に恋をしてさ
嫌われたくなくてさ
気付けばただの面白くない人に
違ったそれはもとからだった

怪獣のサイズ -back number

主人公は君に嫌われたくなくて、相手に良い印象を抱いてほしくて、あたり障りのない関係を築いていたのでしょう。

それが結果として「君」にとって主人公は「ただの友達」になってしまったのかもしれません。

ただよくよく考えるとそれは言い訳であり、もともと自分はそういう人間だったのではないか、傷つくのが怖くて行動に移せない、臆病な人間だったのではないか、と思ったのではないでしょうか。

本当の自分を見せればよかった

馬鹿な僕も優しい僕も
傷も牙もずるいとこも
全部見せなくちゃ駄目だったな

怪獣のサイズ -back number

この部分では主人公の後悔していることが綴られているようです。

自分自身が持つ良い側面や悪い側面、弱さや傷を包み隠さず君に見せればよかった、と心の底から思ったのでしょう。

自分の全てを隠さずに相手に見せることが必要であり、隠すことなく素直に自分を表現すればもっと違う未来が待っていたのかもしれないと思ったようです。

伝えられなかった想い

僕の胸の中にある
君宛の手紙は
最後まで渡しそびれ続けたけど
本当は傑作揃いなんだよ

怪獣のサイズ -back number

”君宛の手紙”とは主人公への想いを指しており、口にはできなかったけれど君への想いは運命の人よりも強いんだ、ということなのでしょう。

その想いは最後まで言うことができなかったけれど、君への想いは本物であり深いものだと伝えたかったのかもしれません。

このフレーズは想いを伝えることの難しさや後悔を記しているようであり、それが本質的には美しく価値のあるものであるという感情が表現されているようです。

違う結果が待ってたかな

僕の腕の中に誘う
ただ唯一の合図は
ゴジラもカネゴンだって僕だって
違いは無いんだ
嫌だ!嫌だ!君をよこせ!って
言えばよかった

怪獣のサイズ -back number

ここではゴジラやカネゴン(怪獣のキャラクター)の例えを使って自分自身を指しているのでしょう。

この例えから、自分も怪獣のように強く、大きな感情を抱いていることを示しているようです。

また”違いは無いんだ”という言葉で自分と怪獣を同じような存在として位置づけ、その感情の強さや複雑さを強調しているようです。

さらに感情を素直に伝えることができなかった後悔や自己批判が表現も記しており、もし自分がその気持ちを言葉にして伝えていれば、違う結果が得られたかもしれないと考えている様子がうかがえます。

まとめ

今回はback numberの「怪獣のサイズ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「怪獣のサイズ」の歌詞は後悔の気持ちが描かれているようです。

他の人と結ばれてしまった大好きな人に対して、最後まで自分の本当の姿を見せられなかったことを悔やんでいる様子が描かれており、自分の気持ちを素直に正直に伝えることの大切さが感じられました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではback numberを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

抹茶

抹茶マッチャ

Macha

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は抹茶です。24歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽の背後にあるメッセージや詩の深い意味を解析し、それを人々と共有することに情熱を注いでいます。大学では文学を専攻し、特に現代音楽の詞の解釈に興味を持ちました。ブログやSNSでの活動を通じて、多くのファンと交流しています。

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