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【ゆず / SUBWAY】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分とじっくり向き合いたくなる歌詞を徹底解釈!

執筆・監修: 天野結衣編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/22

目次
SUBWAYという曲名の意味を考察
SUBWAYという歌詞の意味を徹底解釈
ごく普通の日々
小さな幸せを積み重ねる
自分の本音は
今を守りたい
理由と目的は?
少しずつ前へ
まとめ

SUBWAYという曲名の意味を考察

「SUBWAY」は、地下鉄を意味しており、歌詞にも日常の様子が綴られています。

このようなことから、地下鉄を利用する人を客観的に見ることから名づけられたのではないでしょうか。

また、地上という空間と地下という空間を対比するために地下鉄=SUBWAYとつけられたのかもしれません。

「SUBWAY」の歌詞は、”自分自身”に向けて綴られているそうですよ!アコースティックギターとお二人のハーモニーが素晴らしく、じっくりと聴きたくなる楽曲なんです。自分とじっくり向き合いたくなる歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

SUBWAYという歌詞の意味を徹底解釈

ごく普通の日々

ここはまるでYouTubeで見た 都市伝説の地底世界みたいだ
ゴーゴーと響く列車の地響き 吹き上がる風が やけに生温い

SUBWAY -ゆず

このフレーズは楽曲の舞台となる、地下鉄の様子が描写されているようです。

列車の遠くから徐々に響いてくる音、それに伴って吹き上がってくる温かく埃っぽい風。

地下鉄を利用しているうちに、いつの間にか忘れていた感覚を綴っているのではないでしょうか。

主人公はそんな様子を冷静に見て、まるで都市伝説の地底世界のように、無機質ながらどこか人間味を帯び、不思議な世界だ、と感じたのかもしれません。

小さな幸せを積み重ねる

手にしたもの-失ったもの=かけがえないものか 掛け違えたものか
そんなことよりこの一瞬シアワセとやらを コーヒーと共に啜っていよう
もうすぐキミに会える SUBWAY

SUBWAY -ゆず

手にしたものから失ったものを取り除いた時、残ったものがかけがえのないものなのか、ただの掛け違えたものなのかをあれこれ考えているようです。

ですが主人公は、そんな考えよりも大切なのは、この一瞬の幸せや喜びを大切にすることなんじゃないか、と思ったのでしょう。

この部分の歌詞は、失ったものよりも一瞬の幸せや喜び、そして人とのつながりや再会の喜びを大切にするメッセージを伝えているのかもしれません。

自分の本音は

闇の中で手招きしている 
慌ててブレーキ 踵を返す
本音を押し隠し 善人であろうと 倫理と欲望の間でもがく

SUBWAY -ゆず

主人公は、何かに引き寄せられるような、甘い誘惑があるような状況にいるようです。

ですがそれではいけないと思ったのでしょう。

自分の中でブレーキをかけて、その場から逃げようとしているようです。

ですが”慌てて”という言葉からは、何か迷いや試練が存在することを暗示しているようでもあり、人間は倫理や欲望の間で葛藤することも多いんだ、と自覚し、もがいている様子が伝わってきます。

今を守りたい

玄関(とびら)を開ければ並んだ靴が 薄明かりに独り 布団に包まる
失って初めて大切だと気づきたくない 臆病に日常にしがみつくんだ
もう少しだけそばに Someday
今はまだ地上の光 あまりにも眩しくて

SUBWAY -ゆず

この部分では、日常の光景が描かれているようです。

主人公は失って初めて大切だと気づくことだけは避けたいと思ったのでしょう。

失うことによって大切さを実感するのは辛いことであり、それを避けるためにごく普通の日常を送っているのだ、と考えたようです。

”今はまだ地上の光 あまりにも眩しくて”という部分からは、倫理に沿った正しい生き方だけをするのは難しいと思う様子がうかがえます。

寂しさや不安、失いたくないという感情を抱えつつも、まだ今の状況から抜け出せないのかもしれません。

理由と目的は?

ここはまるで昼も夜もない 白夜のように照らす蛍光灯
どうしてそこで立ち止まっているの 
何にそんなに急いでいるの

SUBWAY -ゆず

時間の感覚が曖昧で、まるで昼も夜も存在しないような地下鉄の環境を描写しているようです。

地下鉄を利用する人を見て、もしくは自分自身に向けてなんで立ち止まっているのか、どうして急いでいるのか、疑問に感じたのでしょう。

ここにいる人たちにはそれぞれ生活があるけれど、いったいどんな目的でここを利用しているのだろうか…と考えたのかもしれません。

少しずつ前へ

数えきれない程にあやめた 本当の自分の亡骸達を
背負い込んだ責任(おもに) 誰もが引きずり歩いてくんだ
見えない明日へ それでも明日へ
もう何度目かのベルが 聞こえる
もうすぐキミに会える SUBWAY

SUBWAY -ゆず

!数えきれない程にあやめた 本当の自分の亡骸達を”という部分では、過去の自分や本来の自分を無視していたり埋もれさせてしまったりしてきたことを表現しているようです。

本当の自分がどのような人間なのか知っているのに、知らないふりをし続けてきたのでしょう。

それは大切な人を守るという責任があるからであり、自分だけでなく誰もが責任を背負っているのだ、と思っているようです。

どの選択が正しいのかわからないけれど、それでも明日へ進もうとする覚悟と勇気が見えるフレーズです。

まとめ

今回はゆずの「SUBWAY」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「SUBWAY」は地下鉄の世界を描写しているようでもあり、歌詞の中では、手にしたものと失ったものの関係や、一瞬の幸福を大切にすることに焦点が当てられているようです。

”慌ててブレーキをかけて踵を返す”といった表現から、内なる葛藤や善と悪、倫理と欲望の間で揺れ動く心情が描かれていたのではないでしょうか。

明日へ進むために過去の自分や責任を背負いながらも、希望を持ち続ける強さや勇気が感じられました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではゆずを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

天野結衣

天野結衣アマノ ユイ

Amano Yui

歌詞考察家

こんにちは、天野結衣です。私は23歳で、大学卒業後、歌詞考察家として活動を始めました。音楽への深い愛と言葉に対する敏感さを生かし、曲の背景やメッセージを深掘りすることで、多くの音楽ファンに新たな視点を提供しています

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