【aiko / あかときリロード】の歌詞の意味を徹底解釈 |
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/3/17
忍者に結婚は難しいってどんなドラマ?
フジテレビ系列『忍者に結婚は難しい』というドラマは、現代に生きる忍者の末裔たちの恋愛物語です。
甲賀と伊賀という敵対する忍者の家族同士である夫婦が、互いに自分が忍者であることを知らずに結婚してしまいます。
ですが夫婦生活には様々な問題があり、特殊任務によってお互いの正体がバレそうになります。
家庭を取るか、一族の伝統を貫くかの究極の選択が待ち受ける中、日本を揺るがす事件に巻き込まれることになります。
互いの隠された運命に悲恋が交錯する、愛と家庭と忍者の物語が描かれた、忍者ラブコメディーです。
あかときリロードという曲名の意味を考察
曲名「あかときリロード」は、夜中から朝方にかけての時間に更新する、という意味になります。
あかときという昔の時間の流れと、リロードという今の言葉を使用した曲名はとても新鮮にうつります。
2つの時代には差があり、たとえ今と昔とでは違うことも多くなったとしても、変わらないことは同じなのでは、という意味も込められているのではないでしょうか。
あかときリロードという歌詞の意味を徹底解釈
あなたを愛せる自分でいたい
上書きする程更新されない だってずっと好きなんだから
変わらない 変わりたい もっとちゃんとしたい
だけど今あなたを好きな自分も好きでいたい
あかときリロード -aiko
最初のフレーズでは、更新しなくても良い。だってずっと好きだから、というロマンチックな歌詞から始まります。
「あなた」に対しての気持ちが変わらないとはっきり述べており、一途な愛情を表現しているのではないでしょうか。
一方で、変わりたいという気持ちと、もっとちゃんとしたいという向上心も見受けられます。
この歌詞は、自分自身と向き合いながらも、一途な愛情を持ち続けたいという思いが込められているように感じます。
今日だけは忘れたい
唇のホクロに気がついたのは今夜に美味しく酔えたから
抱きしめるほど近くにいつもいられるわけじゃない
今日は少しだけ瞬き忘れて 忘れて
あかときリロード -aiko
この歌詞では、好きな人とのひとときを楽しむ主人公の心情を表しているように感じます。
主人公は抱きしめられたときに喜びを感じつつも、好きな人が常にそばにいるわけではないことを知っているのでしょう。
今日だけなのかもしれない、という切なさが伝わってきます。
本当はずっと一緒にいたいのにな…という主人公の思いも見え隠れしているようです。
ふたりだけの世界で
ふたりの世界 誰もいない
だから誰も知らない世界
足りないから繰り返すキスはふたりを急かす
あなたがあたしを優しく抱きしめてくれるから
あかときリロード -aiko
”ふたりの世界 誰もいない”というフレーズは、世界の中で自分たちだけが存在するという恋人同士の特別な気持ちを表しているように感じます。
この二人だけが知っている特別な場所や時間、秘密の世界であり、特別な世界でひと時を過ごしているのでしょう。
繰り返しキスをすることで、より一層絆を深めようとしている様子を感じさせます。
大切な人が主人公を包み込んでくれることで、安心感を感じているのかもしれませんね。
毎日が愛おしい
思いの留まる術を知りたい
愛の言葉は物足りない
毎日空が自分勝手であるように
あなたもあたしもきっとそんな風だよね
あかときリロード -aiko
このフレーズは、自分の感情を落ち着かせるために、どうしたらいいかわからなくなっている状態を表しているようです。
どんなに好きだよ、かわいいよと言われても足りないほど、相手のことを大好きだと思っているのでしょう。
また、”毎日空が自分勝手であるように”というフレーズからは、天気が変わるように、自分たちの気持ちも変わってしまうことがあるし、その時々の思い出がある。
どんな1日だって愛おしい、ということが伝わってきます。
追憶のリロード
掻き壊した夏の思い出みたいだ
口実も匂いも残ってる
素直な方へまかせて 許せない時を過ごして
身体中残したあたしを覚えて 覚えて
あかときリロード -aiko
このフレーズでは過去を振り返っているようです。
大好きな人と過ごした夏の思い出が、掻き壊されたかのように鮮明によみがえり、大好きな人が遺した匂いや言い訳を思い出しているのでしょう。
大好きな人の存在がまだ心に生きていることを示しており、一方で、その人の失敗や過ちを受け入れられずに悩んだ時期もあったと記しています。
今は素直に大好きな人を受け入れることを選び、その思い出を心に刻んでいるようです。
孤独な着彩
繋がっても 愛しても
拭いきれぬひとりの世界
不安なのはあなたのせいじゃない
あたしの想いが洋服の袖の色 いつまでも涙で変えるから
あかときリロード -aiko
ここでは主人公の、相手を想う気持ちが切なく描かれています。
どんなに相手が主人公のことを想っていてくれても、自分自身が相手を愛していても孤独を感じ、独りぼっちになった気がすると伝えているようです。
恋をすると少しのことでも不安に感じることがあり、相手を責めてしまうこともあります。
ですがこの不安は大好きな人が原因ではなく、自分自身の内面にあるもの。
自分が解決しなくてはならないし、自分次第でどんな色にも変わる、ということを伝えたいのかもしれません。
優しく抱きしめて
ふたりの世界 誰もいない
だから誰も知らない世界
足りないから繰り返すキスはふたりを急かす
あなたがあたしを優しく抱きしめてくれるから
あかときリロード -aiko
1番でも出てきたフレーズです。
大好きな人と過ごす空間は、どんな場所だろうとふたりだけしか存在しておらず、この世界には誰もいないということを歌っており、二人だけの特別な空間を示しているようです。
相手が優しく自分を抱きしめ、安心感を与えてくれることで、ふたりの世界にいることができるのだということを表現しているのでしょう。
お互いに相手を思いやり、大切にする様子が垣間見え、ふわっとあたたかな空気感が伝わってきます。
まとめ
今回はaikoの「あかときリロード」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「あかときリロード」は、恋愛の葛藤や不安、そして相手への想いを綴っているようです。
自分自身が変わりたいと思いつつ、自分自身を愛することも同じくらい大切であるということが表現されており、また、ふたりだけの世界を大切にしたいという思いが歌詞に込められている気がします。
「あかとき」という昔言葉と「リロード」という今言葉が合わさる楽曲は、昔も今も大切なことは変わらない、たとえ更新されていったとしても…ということを伝えたいのかもしれませんね。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではaikoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!