【ポルノグラフィティ / デザイア】の歌詞の意味を徹底考察!感情と欲望が交錯する瞬間の描写とその深層心理
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2024/4/26
ポルノグラフィティの楽曲「デザイア」は、複雑に絡み合う感情と欲望の渦を情熱的に描いています。この曲の歌詞は、ただの恋愛ソングとして終わらせず、人間の深層心理と情緒の激動を巧みに表現しています。今回の考察では、その感情のリレーションと残像が永遠に続く理由を深掘りし、歌詞の中に隠された意味を解き明かしていきます。
デザイアという曲名の意味を考察
「デザイア」という曲名は、英語で「欲望」や「願望」という意味を持ちます。この歌詞を通じて、強烈な感情や情熱的な愛情が表現されており、その中で「デザイア」の意味が深く反映されていると考えられます。
歌詞には、恋人同士の濃密な関係や互いへの強い欲求が描かれています。例えば、「獣が戯れ合うように抱きしめて」というフレーズや「熱く交わしたくちづけの分だけ二人の夜明けはまだやって来ない」という表現は、肉体的な欲望だけでなく、感情的な結びつきや深い愛情を示しています。これらの情熱的な描写は、「デザイア」という言葉の持つ「強い欲求」や「切望」の感覚と合致しています。
また、歌詞の中で繰り返される「Wow…感情のリレーション Wow…残像はフォーエバー」という部分は、感情の深さや恋愛の永続性を強調しており、「デザイア」が単なる一時的な欲望ではなく、長く続く深い感情を指していることが伺えます。
このように、曲名「デザイア」は、歌詞全体を通じて描かれる強烈な感情や深い愛情、そしてそれに伴う欲望や願望を象徴していると解釈できます。
デザイアという歌詞の意味を徹底解釈
Wow…感情のリレーション Wow…残像はフォーエバー
吐息を絡ませ また始めよう
一糸まとわぬまま 剥き出しで踊れ
デザイア -ポルノグラフィティ
この「デザイア」の歌詞には、激しい感情と情熱的な願望が表現されています。最初の部分「感情のリレーション」は、人間の感情が互いに結びついている状態を示しているかのようです。ここでの「リレーション」は、ただの関連やつながりでなく、深い結びつき、お互いに影響し合っている様を言い表しています。さらに「残像はフォーエバー」とのフレーズは、一度感じた感情や記憶が永遠に心に残ることを示唆しており、その影響の強さと持続性を強調しています。
次の部分である「吐息を絡ませ また始めよう」というフレーズは、深い感情的な接触と新たな始まりを予感させる言葉です。ここでの「吐息を絡ませる」は、相手と非常に密接で親密な関係にあることを物語っており、感情の奥深さとその糸が絡み合う様を見事に表現しています。また、「一糸まとわぬまま 剥き出しで踊れ」という部分は、完全な開放性と自由を象徴しています。ここでは、自己の防衛機制を完全に取り払い、素の状態で情熱を表現することの大切さを歌っているようです。
総じて、「デザイア」の歌詞は、人間の深い感情の表現と、それによる永続的な影響、そして情熱的な生の瞬間を捉えたものと解釈することができます。各フレーズは感情の連鎖反応を繊細に描写しており、聴く者に強いインパクトを与えることでしょう。
獣が戯れ合うように抱きしめて 首筋 甘噛み くちびるで鼓動感じる
そして登り詰めても終わらない物語
午前三時の夢うつつの中で
熱く交わしたくちづけの分だけ
二人の夜明けはまだやって来ない
あなたのことが好きです ボクの全部を投げ出してしまおう
Wow…灼熱のエモーション Wow…忘却のシチュエーション
デザイア -ポルノグラフィティ
この歌詞は、情熱的で肉体的な愛がメインテーマであることが感じられます。冒頭の「獣が戯れ合うように抱きしめて」という表現からは、原始的で本能的な愛情表現が象徴されていることがわかります。恋愛における抑えがたい欲望と感情の激しさが、「首筋」「甘噛み」「くちびるで鼓動感じる」という肉感的な描写を通じて表れています。
「そして登り詰めても終わらない物語」という部分は、この情熱的な関係が一時的なものではなく、続いていく長い物語であることを示しています。深夜や夢の中での出来事として描かれるのは、この関係が現実とは異なる、夢のような非現実的な面を持っていることを象徴しているとも考えられます。
「熱く交わしたくちづけの分だけ二人の夜明けはまだやって来ない」というフレーズは、二人の間に交わされる情熱的なキスが多いほど、彼らの関係が明けることなく続いていくということを示しており、長く深い関係の隠喩となっています。
最後の「あなたのことが好きです ボクの全部を投げ出してしまおう」という部分は、この情熱的な関係に対する全身全霊の投投入を表しています。喜びや愛情の献身が「灼熱のエモーション」「忘却のシチュエーション」と表現されており、この恋愛がもたらす感情の高まりとともに、現実からの一時的な逃避、すなわち「忘却」をもたらしていることが示されています。
全体を通じて、この歌詞は情熱と愛、そして恋の甘美さと苦しみを描出しており、リスナーに強烈で印象的な感情を呼び起こすような内容となっていると言えるでしょう。
背中を照らした月の光を
指先でずっと撫で続けていた
描いたその円の中にあなたの心があるなら確かめられたらいいのに
デザイア -ポルノグラフィティ
この歌詞は、深い憧れや愛情、そしてそれに絡む確信や確認の欲求を象徴しているように感じます。第一節「背中を照らした月の光を指先でずっと撫で続けていた」は、遠い物や手の届かない感情を象徴しているかのように、月の光という非常に遠く、触れることのできないものを、指先で撫で続けるという行為から、切なさや届かない思いを感じさせます。月の光が背中を照らすことで、その人の存在がまるで近くにありながらも、実際は触れられない遠さを感じさせる情景が浮かびます。
第二節「描いたその円の中にあなたの心があるなら確かめられたらいいのに」という部分は、もう少し直接的な相手への気持ちの表現が見て取れます。ここでの「描いたその円」とは、おそらく自分自身の理想や想像の範囲を意味しており、その中に相手の心が存在してほしいという願望が込められています。この言葉からは、相手の真の心情や意図を知りたいという強い願望が感じられ、それが確かめられることで自分の気持ちに一定の安心か確実性を得たいという深層心理が読み取れます。
全体を通して、この歌詞は恋愛感情の中での不確かさや、相手の心に対する深い憧れとそれを手に入れたいという切実な願いを表していると考えられます。それはとても人間的で普遍的な感情であり、多くの人々が共感できるテーマかもしれません。このような歌詞は、聴く人の心に深く響くことでしょう。
今夜 何度果てても辿り着けないだろう
深い湖 仄暗い底まで
息を吸うのも忘れてしまうほど
二人の時間は止まったままになる
覚めやらぬその昂り あなたを巡る旅は続くのでしょう
デザイア -ポルノグラフィティ
この歌詞は深い情熱と激しい望みに焦点を当てているようです。表面的には、二人の愛の物語を描いており、彼らの感情が深く、時には忘我の境地に達するほど強いことを表現しています。
「今夜 何度果てても辿り着けないだろう」は、どれだけ努力しても満たされない願望や欲求があることを示しています。この繰り返しの果てし無さが、進むべき道がまだまだ遠いこと、または解決には至らない何かを暗示している可能性があります。
「深い湖 仄暗い底まで」は感情の深さを象徴しており、非常に個人的かつ内面的な領域を指し示していると考えられます。また、暗く深い場所への言及は、時に恐れや不安を内包していることも示唆しているかもしれません。
「息を吸うのも忘れてしまうほど」は、その瞬間の強烈さや重要さを強調しており、何かに完全に没頭する様子を表しています。恋愛関係においては、相手との絆が強く、他の何ものにも気を取られない状態を意味していると解釈できます。
「二人の時間は止まったままになる」からは、時間が重要でなくなるほど二人の関係が密接であること、または現実から一時的に逃避している感覚があることが伺えます。これは完璧な一時の静寂、または変わらない愛を象徴している可能性があります。
「覚めやらぬその昂り あなたを巡る旅は続くのでしょう」は情熱が冷めることなく、この感情的な旅がまだ続くと予告しています。ここでの「旅」という言葉は、この深い感情的な経験を通じて二人が成長し続ける過程を示しており、彼らの関係の絶え間ない発展を暗示しています。
全体として、この歌詞は強烈な愛情とその中に秘められた深い感情的な複雑さを浮き彫りにしています。それはただの物語性だけでなく、聴き手に自分自身の感情を探求する機会を提供するかもしれません。
広い宇宙(そら)のあの星はまだ今も変わらないまま輝くのか Oh
そして登り詰めても終わらない物語
午前三時の夢うつつの中で
熱く交わしたくちづけの分だけ
二人の夜明けはまだやって来ない
あなたことが好きです ボクの全部を投げ出してしまおう
Wow…感情のリレーション Wow…残像はフォーエバー
デザイア -ポルノグラフィティ
この歌詞「デザイア」は、壮大なスケールの情熱的な愛と、人生の旅路における探求を描いているようです。まず、「広い宇宙(そら)のあの星はまだ今も変わらないまま輝くのか」という一行は、時間や環境が変わっても一定であり続ける何か、例えば真実や愛情の永続性を表していると考えられます。これは、愛情が持つ普遍的で不変の性質を象徴しているかもしれません。
次に、「そして登り詰めても終わらない物語」というフレーズは、人生や関係性がさまざまな障害や困難に見舞われても、それを乗り越えながら続いていく永続的な「物語」としての側面を指しています。ここには、挑戦や困難が続く中でも断たれることのない人生の連続性や展開が感じられます。
「午前三時の夢うつつの中で」という表現は、現実と夢のあいまいな境界、または非現実的な時間帯における深い感情の瞬間を指しているでしょう。「熱く交わしたくちづけの分だけ二人の夜明けはまだやって来ない」という部分は、情熱的な愛情表現がまだ完結しておらず、その続きを待ち望んでいる様子を表しています。
最後に、「あなたことが好きです ボクの全部を投げ出してしまおう」という部分は、全てを捧げるほどの強い愛情と決断を示しています。また、「感情のリレーション」と「残像はフォーエバー」は、感情が生み出す深い繋がりと、それにより残る強烈な印象や記憶を永遠に保存する意味合いがあると解釈できます。
全体として、この歌詞は変わらない愛の永続と、人生の旅においての継続的な探求と成長、そして深い感情的な絆の表現が含まれていることを示しています。それぞれの節点で愛情がどのように表れ、継続していくのか、というテーマが深く掘り下げられているようです。
まとめ
今回はポルノグラフィティの「デザイア」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではポルノグラフィティを追って行くのでぜひチェックしてみてください!