【ヨルシカ / 斜陽】の歌詞の意味を徹底解釈 |恋と知る前の切なさとときめきが描かれた、アニメ『僕の心のヤバイやつ』の主題歌を紐解く!
執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/5/10
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テレビ朝日系アニメ「僕の心のヤバイやつ」は、陰キャの中二病少年と陽キャの美少女が織り成す恋模様を描いたラブコメディです。
主人公の市川京太郎は中二病を患っており「殺人大百科」や「解剖図」を愛読し、図書室で一人過ごすことが多い少年。
一方、同級生の山田杏奈はスタイル抜群の美少女であり、モデルとしても活躍しているにもかかわらず、イメージとかけ離れるほど食べることが大好きな少女。
そんなある日、山田は市川の聖域である図書室にやってきます。
山田は一人だと思い込み、大口でおにぎりを食べたり、鼻歌を歌ったり。
いろいろな行動をする山田に市川は徐々に目が離せなくなってきます。
「僕の心のヤバイやつ」はちょっとしたアクシデントをきっかけに2人の心が近づき、次第にお互いに惹かれていく様子が描かれています。
大人にも刺さる甘く切ないストーリーながら、くすりと笑える展開が中毒者を続出させています。
斜陽という曲名の意味を考察
「斜陽」とは、夕陽や日が沈む様子を指しています。
歌詞には、夕陽の美しさを感じつつも、寂しさや切なさを表現した内容が含まれています。
「言葉にするには難しい関係にはシンプルな比喩が合う」ということからも名付けられており、ぼんやりと夕陽を眺めながら過ごすひとときを表す表現として用いられたのかもしれません。
斜陽という歌詞の意味を徹底解釈
茜色の空
頬色に茜さす日は柔らかに
爆ぜた斜陽に僕らは目も開かぬまま
斜陽 -ヨルシカ
このフレーズでは夕方の風景を描いているようです。
頬に染まる紅色が優しく、夕日が燃え上がる様子に目が開かないのでしょう。
儚さや切なさを表現しているようです。
眩しい斜陽
悲しくってしようがないんだ
お日様で手が濡れた
眩しくって仕方がないし
途方に暮れた帰り、
落ちて行くように茜が差したから
斜陽 -ヨルシカ
主人公は悲しい気持ちになってしまって、どうしようもないのでしょう。
太陽の光に当たって手が濡れた感覚になっており、それでも眩しすぎて目を開けることができないくらいのようです。
フレーズでは斜陽が眩しいと描かれていますが、もしかすると気になっている人の存在が眩しいのかもしれません。
主人公はあれこれ考えて過ごしており、赤い夕日が沈み始めたように、自分の心もどんどん落ち込んでいくような気がしているようです。
夕焼けの残照
もう少しで
僕は僕を一つは愛せたのに
斜陽に気付けば目も開かぬまま
静かな夕凪の中
斜陽 -ヨルシカ
気になる人にその思いを伝えることができなかったのでしょう。
もう少しで自分の気持ちを伝え、伝えることができた自分を愛することができたのに、思うようにいかなかったようです
フレーズに出てくる”夕凪”とは、夕方に海風から陸風に交替する時に無風状態になることを指しており、ここでは時間が止まったような感覚を指しているのではないでしょうか。
音もせず、風もなく、静かに静かに時が経っている様子が伺えます。
心が焼け付くような想い
悲しくってしようがないんだ
お日様に手が触れた
とろとろと燃えるみたいに
指先ばかり焦げた
斜陽 -ヨルシカ
悲しくって辛くってどうしようもない気持ちが、身体中を支配している様子が伺えます。
そんな中で、つい太陽の光を求めてしまい、手を伸ばしたのでしょう。
でも太陽の光が手に触れた瞬間、もう一回りも二回りも燃えるような痛みが走り、指先だけが焦げているように感じたと表現しています。
自分と気になっている人の手が触れ、ドキドキのような何とも言えない感覚が主人公の心に芽生えたのかもしれません。
届かない恋
高く成った葡萄みたいだ
届かないからやめて
僕は恋をしたんだろうか
あのお日様のように、
落ちていくのに理由もないのならもう
斜陽 -ヨルシカ
”高く成った葡萄みたいだ”という言葉は、気になっている人がもう手に届かなくなった、ということを表現しているようです。
手に届かない恋に苦しんでいる様子も描かれているのですが、”僕は恋をしたんだろうか”という疑問形で表現されていることから、恋をしているのか分からない、不確かな思いの中に主人公はいるのでしょう。
落ち込んでいる様子を"お日様”に例えているようでもあり、この状況がどうして起こってしまったのか、理由がわからないことが一層落ち込んだ気持ちを生み出している様子が伝わってきます。
夕陽に染まる道
頬色に茜さす日は柔らかに
爆ぜた斜陽も僕らの道をただ照らすのなら
斜陽 -ヨルシカ
柔らかい夕日の色が頬に伝わってきた様子を描いているようです。
また、夕日が赤く染まっていく様子を主人公たちはじっと見ているのでしょう。
自分たちが進む道に夕陽がただ照らしており、何も起こらずもどかしい気持ちが垣間見えてきます。
夕凪の斜陽
もう少しで僕は僕を一つは愛せるのに
斜陽にはにかむ貴方が見えた
静かな夕凪の中
僕らは目も開かぬまま
斜陽 -ヨルシカ
自分自身を愛することの困難さや、誰かとのつながりを通して自分を見つめようとする悩みが表現されているようです。
”斜陽にはにかむ貴方が見えた”という歌詞からは、夕焼けのような優しい光を放つ夕日をバックにはにかむ気になる人の顔が見えたのでしょう。
夕暮れ時の静けさの中で、何も考えずにただ時間を過ごしているということが歌われているようです。
まとめ
今回はヨルシカの「斜陽」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「斜陽」は、気になる人に恋をしているかもしれない、という主人公のもどかしい気持ちが表現されているようです。
こんな気持ちになるのはどうしてなのかわからず、戸惑っているのでしょう。
夕陽が頬にあたり、微笑むあなたを見ると、何とも言えない気持ちになるようです。
また静かな夕暮れの中、二人は何も語らずに目を開けたままでいたという描写があり、この歌詞は、自分と向き合うのと同時に自分を愛せる相手と出会ってしまった時の何とも言えない切なさとときめきを表しているのかもしれません。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではヨルシカを追って行くのでぜひチェックしてみてください!