【高橋優 / spotlight】の歌詞の意味を徹底解釈 |NHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』主題歌に綴られた、さりげなく応援してくれる歌詞を徹底解釈!
執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/15
褒めるひと褒められるひとってどんなドラマ?
3話!今夜!へいおまち!🍣💨 https://t.co/BZIPPLED4R
— ✨㊗ドラマ6月12日放送開始🐘褒めるひと 褒められるひと公式🦒 (@hmhm_koshiki) June 14, 2023
NHK夜ドラ『褒めるひと褒められる人』は、おもちゃ会社「オトワヤ」を舞台に繰り広げられるほっこり系ドラマです。
主人公の市川詠子は25歳。おもちゃ会社「オトワヤ」の総務部で働いています。
きちんと仕事をしても大して褒められないのに、少し失敗しただけで上司にコテンパンに怒られる…。
そんな日々を送っていました。
心身ともに疲れていた市川さん。
思わずつぶやいた「褒められたい…」という言葉を偶然にも先輩の坂東一に聞かれてしまいます。
そこから始まったのが「褒められる日々」!
ですが、坂東さんの褒めはナナメをいくものであり、しかもかなりズレている!市川さんは素直に喜べなかったのですが、次第に心地よくなってきて…。
「褒める」「褒められる」というコミュニケーションが、総務部を超え、会社全体に様々な奇跡を呼び起こしていきます。
spotlightという曲名の意味を考察
「spotlight」という曲名は、特別な場所だけでなく誰も気づいていない場所や日常にも光が向けられるように、という願いが込めてつけられたようです。
歌詞には、個々の人生や喜び、悲しみを大切にすること、自分自身を愛し、笑顔を忘れずに生きることの美しさが描かれており、日々地道に頑張っている人に光を当てよう、という意味からも来ているのではないでしょうか。
spotlightという歌詞の意味を徹底解釈
みんなが主人公
ヒロインにスポットライト 物語のハイライト
いてもいなくてもいい通行人 A.B.C の LIFE
誰も気付いていない 昨日と今日の違い
多分悩んで変えたりしてるんだろう密かなプライド
少しだけ笑ったでしょ? すぐに掻き消してたけど
ぼくも笑ってたんだよ 嬉しそうな顔につられ
spotlight -高橋優
最初の部分では、ドラマや映画の主人公にスポットライトが当たり、物語はハイライトになるけれど、実際には通行人やその他さまざまな人の人生もそこにはあるんだよ、と綴られています。
”誰も気付いていない 昨日と今日の違い”というフレーズは、自分の内面や成長に対して自負心を持っていることを示唆しているのでしょう。
この部分は、一人ひとりが自分の物語を持ち、人目につかないとしても日々成長し、変化していくことの美しさを表現しているのではないでしょうか。
通行人たちは目立たない存在かもしれませんが、彼らもまた自分自身を大切にし、誇りを持って生きているのだと伝えたいのかもしれません。
この世界が好きな理由
この世界が好きなのさ心から
君という名の幸せに出会えたから
あぁ素晴らしい なんて素晴らしい
あの笑顔をもう一度
spotlight -高橋優
主人公はこの世界を心から好きであり、その理由は「君」という名の幸せに出会えたからだと歌われています。
主人公は特別な存在である「君」と出会ったことで、幸せや喜びを感じているのでしょう。
”あぁ素晴らしい なんて素晴らしい”というフレーズは、主人公が感動や観劇を込めて表現しており、君の笑顔を見ると心が満たされるから、もう一度あの笑顔を見てみたい、と思っているようです。
大丈夫、前を行こう
死にたいくらい辛い 暗い話題クライ
あぁなんて時代なんだと嘆く気持ちも分からんくない
誰も気付いていない 一昨日と今日の違い
誰かのための‘当たり前’作るのは機械じゃない
間違えることもあるでしょう しょうがないよ人だもの
君が思ってるよりも 君はとても素敵だよ
spotlight -高橋優
この部分では、苦しみや暗い話題に直面している時の様子を綴っているようです。
日々の生活の中で、死にたいと思うくらい辛いこともあるし、話題に上がることといえば、暗いことばかり。
こんな世の中なんだよな、どうしようもないな、と思うのは仕方ないかもしれない、と主人公は思っているのでしょう。
ですが一昨日と今日は全く違っており、その違いに気付かずに日々が過ぎていくことに対して疑問を持っているようでもあります。
人間は機械ではないのだから、間違えることもあるし、人間である以上それは仕方がないこと。
君が思っているよりもずっと素敵なんだよ、と「君」に対してエールを送っているのではないでしょうか。
笑顔を見るために
この時代を愛して生きていくよ
背いてしまいたい出来事ばかりだけど
ほら美しい とても美しい
あの笑顔をもう一度
spotlight -高橋優
主人公は、背いてしまいたいような出来事ばかりの世の中だけれど、それでもこの時代を愛し、前向きに生きていくことを決意しているようです。
”ほら美しい とても美しい”というフレーズは、周りの出来事や現実の中にも美しい瞬間や笑顔があることを伝えたいのでしょう。
主人公はそれらの美しい瞬間や笑顔を再び経験したいと願っているようです。
もう一度笑って
悲しみと憎しみに身を委ねていたよ
君という名の幸せをさしおいて
あぁ美しい とても美しい
あの笑顔をもう一度
spotlight -高橋優
今まで主人公は悲しみや憎しみから抜け出せなかったのでしょう。
そういった感情に支配され、本当の意味の「幸せ」を忘れていたと気が付いたようです。
ですが”あぁ美しい とても美しい”と記されていることから、現在の状況や出来事において、美しさや喜びを見出したことがうかがえます。
この部分は、主人公が過去の苦しみから抜け出し、幸せを再び感じようとしている様子が描かれているようです。
主人公は悲しみや憎しみに縛られることなく、幸せを追求し、かつての笑顔を再び取り戻したいと願っているのではないでしょうか。
涙を拭いて歩んでいこう
君がいる世界が好きなんだ心から
君という名の幸せに出会えたから
ほら素晴らしい なんて素晴らしい
あの笑顔をもう一度
涙拭いて何度でも
その笑顔をもう一度
spotlight -高橋優
このフレーズでは、君の笑顔は彼にとって特別なものであり、再びその笑顔を見ることを願っているようです。
”涙拭いて何度でも その笑顔をもう一度”という歌詞には、主人公が君の涙や悲しみを癒し、何度でも君の笑顔を取り戻したいという思いが込められているのでしょう。
主人公は君の笑顔を大切にし、君が幸せであることを心から願っているようでもあります。
この部分は、主人公が君との関係や君の笑顔に対する深い感情を綴っており、君の存在や笑顔が主人公にとって非常に特別であることを表現しているのではないでしょうか。
まとめ
今回は高橋優の「spotlight」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「spotlight」は主人公だけでなく、日常の中で存在感が薄いように思われる人々にもそれぞれ人生やプライドがあり、誰もが自分だけの物語を持っていることを綴っているようです。
誰かのために働くことや当たり前を作り出すことは、機械的なものではなく、人間の特権であることが強調され、間違えることもあるけれど、人間だからこそ間違えるのだし、それでよいのだ、とメッセージを送っているのではないでしょうか。
背きたくなるような出来事があるかもしれないけれど、悲しみや憎しみに縛られることなく、大切な君と共に笑っていたいという思いが感じられました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは高橋優を追って行くのでぜひチェックしてみてください!