【Official髭男dism / Subtitle】の歌詞の意味を徹底解釈 |
執筆・監修: 今井桜愛編集: 天野結衣最終更新: 2023/1/21
Subtitleの歌詞の意味を徹底解釈
1番
冷たい心に温かい愛をもたらす方法
「凍りついた心には太陽を」 そして「僕が君にとってそのポジションを」
そんなだいぶ傲慢な思い込みを拗らせてたんだよ ごめんね 笑ってやって
火傷しそうなほどのポジティブの
冷たさと残酷さに気付いたんだよ
きっと君に渡したいものはもっとひんやり熱いもの
Subtitle -Official髭男dism
歌詞前半部分では、自分が人にとっての太陽のような存在であることを望んでいるが、それが傲慢な思い込みであることに気づき謝罪していると考えられます。
また、歌詞の後半では、自分が持っているものが冷たく残酷であることにも気づき、もっと温かく熱いものを人に渡したいと考えているようです。
美しい理想と現実の間で探し求めるもの
綺麗事じゃないけど 綺麗で揺るぎないもの
うわべよりも胸の奥の奥を温めるもの
理想だけはあるけど心のどこ探しても まるで見つからないんだよ
Subtitle -Official髭男dism
この説では、自身の中に理想があるにもかかわらずそれが現実には実現しないという現実を受け入れつつも、それは決して綺麗ではないが、自分の心を温めるものはある。という思いを表しているようです。
また、自分の心の中で理想を探しても見つからないという絶望も感じているようです。
伝えきれない想い
伝えたい伝わらない その不条理が今 キツく縛りつけるんだよ臆病な僕の この一挙手一投足を
Subtitle -Official髭男dism
自分が伝えたいことが伝わらないという不条理な状況が、今現在、自分を厳しく束縛していると表現しているようです。
また、自分が臆病であることも指摘し、自分の一挙手一投足すべてがこの状況によって制限されていると感じているようです。
消えない想いの言葉...
言葉はまるで雪の結晶
君にプレゼントしたくても夢中になればなるほどに 形は崩れ落ちて溶けていって 消えてしまうけど
でも僕が選ぶ言葉が そこに託された想いが
君の胸を震わすのを 諦められない 愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて
Subtitle -Official髭男dism
言葉が雪の結晶のようなものであることを比喩しています。
自分が君にプレゼントしたくても形を失って溶けてしまうこともあるが、それでも自分が選んだ言葉が君の心に届くことを願っていることを表しているのでしょう。
また、自分が"君"を愛していることを、愛が伝わるまでもう少しだけ待って欲しいと君に訴えかけているようです。
2番
燃える愛と傷つく自分
薄着でただそばに立ってても 不必要に汗をかいてしまう僕なんかもう
どうしたって生温くて君を痛めつけてしまうのだろう
Subtitle -Official髭男dism
自分が薄着でただそばに立っとしても、不安や緊張から不必要に汗をかいてしまうという弱さを自覚している様子がうたわれています。
また、自分が不必要に不安や緊張を感じることで君を傷つけてしまうことについて自分自身に責任を持っていることを表現しているのでしょう。
熱い愛と冷たい心の葛藤
「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
冗談でもそんな残酷なこと言わないでよ
別に言えばいいけど 全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ
Subtitle -Official髭男dism
「手のひらが熱いほど心は冷たい」という言葉が残酷だと感じていることを表しています。
そして、そんなことを言わないで欲しいと訴えているようです。
また、自分の全人生を賭けても、心は冷たくないんだよと証明させて欲しいと訴えているようです。
解き放たれる願い
救いたい=救われたい このイコールが今 優しく剥がしていくんだよ
堅い理論武装 プライドの過剰包装を
Subtitle -Official髭男dism
この歌詞は、自分が救いたいと思っていることが、実際には自分自身が救われたいということであることに気づいていることを表現しているのでしょう。
そしてこのイコールが今、優しく自分を剥がしていくことを感じているようです。
また、自分が持っている堅い理論や武装、プライドの過剰な包装を脱ぎ捨てることが必要だと感じていると考えられます。
優しさを求める私たちと、イルミネーションのような唯一の存在
正しさよりも優しさが欲しい そしてそれを受け取れるのは
イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくて
ただ1人君であってほしい
Subtitle -Official髭男dism
正しさよりも優しさが欲しいという思いを表していると考えられます。
そして、その優しさを受け取れるのは、イルミネーションのように不特定の多数ではなく、ただ一人の君だけであってほしいと願っていることを表しているのでしょう。
失敗と成功を重ねる中で、最高の言葉を探し続ける
かけた言葉で 割れたヒビを直そうとして
足しすぎた熱量で 引かれてしまったカーテン
そんな失敗作を 重ねて 重ねて 重ねて
見つけたいんだいつか 最高の一言一句を
Subtitle -Official髭男dism
主人公は言葉で傷を埋めようとしたようですが、それが逆に傷を深めてしまったことについて描かれています。
また、そのような失敗を重ねてきたことを受け入れつつ、最高の一言一句を見つけることを願っていることが伝わってくる歌詞です。
雪の結晶のような言葉と永遠の想い
言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたとして
時間が経ってしまえば大抵 記憶から溢れ落ちて溶けていって消えてしまう でも
絶えず僕らのストーリーに 添えられた字幕のように思い返した時 不意に目をやる時に
君の胸を震わすもの 探し続けたい 愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて
Subtitle -Official髭男dism
言葉が雪の結晶のようなものであることを比喩しています。
主人公が君に言葉をプレゼントしたとしても、時間の経過によって君の記憶から消えてしまいますが、それでも自分が選んだ言葉が君の心に届くことを願っていることを表現しているのでしょう。
また、主人公が君に愛していると伝えるよりも愛という思いが届くまでもう少しだけ待って欲しいと訴えているようです。
言葉を超える永遠の愛
言葉など何も欲しくないほど 悲しみに凍てつく夜でも
勝手に君のそばで あれこれと考えてる 雪が溶けても残ってる
Subtitle -Official髭男dism
ラストパートです。
この節では、言葉を求めることがなくなってしまった程に悲しみに満ちた夜でも、自分の意のままに君のそばで考え続けていることを表現しているように考えられます。
そして、雪が溶けてもその想いは残っていると訴えているようです。
これは、自分が悲しみに苛まれながらも、それでも君に寄り添っているという意味を含んでいます。
また、言葉がなくても感情や想いは君の中に残っていることを表現していると考えられます。
まとめ
今回はOfficial髭男dismの「Subtitle」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
自分の傲慢な思い込みを批判しながら自分自身を反省し、相手に対して真っ直ぐな想いを伝えようとする姿勢が伝わってくるいい歌詞でしたね。
Official髭男dismらしく、歌詞は流れが良く感情的で、言葉の選び方も巧みです。
また、自分自身を深く反省しながら相手に対して優しく、誠実な気持ちを持つことが大切だというメッセージも感じられます。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
執筆時にはApple musicで堂々の一位を獲得している理由もうなずけます。
を追って行くのでぜひチェックしてみてください!