【Snow Man / タペストリー】の歌詞の意味を徹底解釈 |映画『わたしの幸せな結婚』に描かれている美しい恋物語を紐解く!
執筆・監修: 天野結衣編集: 天野結衣最終更新: 2023/3/23
映画『わたしの幸せな結婚』はどんな映画?
映画『わたしの幸せな結婚』は小説とコミックの累計発行部数が650万部を超えた注目のラブストーリーです。
文明開化も目覚ましい近代日本。特殊な能力(異能)があるものが国を守り続けていました。
そのような世の中で帝都に屋敷を構える異能家系の長女・斎森美世は、能力を持たずに生まれ、継母と異母妹から虐げられて生きてきました。
すべてを諦め、耐え忍んで生きる彼女に命じられたのは、若くして異能部隊を率いる、冷酷無慈悲な軍人・久堂清霞との政略結婚だったのです。
冷酷無慈悲な清霞でしたが、美世の心遣いに触れるうち、徐々に打ち解けていき、いつしか2人はお互いに心を通わせるようになります。
2人は幸せなひと時を過ごしますが、帝都では不穏な「災い」が人々を襲う事件が発生してしまいます。
清霞は国民の盾となるよう命じられてしまいますが、その「災い」には思いもよらない陰謀が渦巻いていて…
大正を彷彿させる、美しい恋物語が始まります。
タペストリーという曲名の意味を考察
曲名「タペストリー」は、恋愛にまつわる様々な思いや想いを、美しく織り込んでいる様子を表現しているようです。
タペストリーは、織物の一種で、美しい模様や図柄を織り込んだ飾り物。
切ない恋心や悲しみ、そして愛や希望が美しく織り込まれたイメージが重ねられた「タペストリー」という美しい作品が完成する、ということから来ているのではないでしょうか。
タペストリーという歌詞の意味を徹底解釈
1番
想いは風に乗せて
恋綴り 涙 風に揺れて
貴方を想って胸が鳴く
二人 永遠(とわ)に 導いて
今すぐ隣へ…
タペストリー -Snow Man
最初のフレーズは、想いをつづりながら涙が出てしまって、あなたを想って胸が切なくなる、と伝えているようです。
会えないからこそ想いが強くなり、でも、この気持ちを抑えることができない。
わかっているけれど、どうかずっと永遠に導いてほしい…と主人公は願っているのではないでしょうか。
願いが叶うなら今すぐあなたの隣に行きたい、という切ない想いが伝わってきます。
雨空のタペストリー
晴れている空なのに 雨が今肩を叩くよ
居場所探す悲しみが 泣き出したせいかな
瞳閉じれば (いつでも) 貴方の鼓動が響いてる
触れる指先 (頬伝って) 孤独を溶かしてゆく
タペストリー -Snow Man
このフレーズはより一層切なさが伝わりますが、映画とリンクしているとすれば、この部分は美世の心情を歌っているのではないでしょうか。
主人公は曇り空のような心情であり、晴れている空のはずなのに、不安や悲しみが心に覆いかぶさり、雨が降っている感じがするのでしょう。
自分にはどこにも居場所がない…と感じる悲しみが、涙を誘っているようです。
それでも貴方がいてくれるから、あなたがそっと抱きしめてくれるから、今まで味わってきた悲しみが少しずつ和らいできた…と伝えているようです。
蒼月の響き
恋焦がれ 空を 儚く舞う
この想いが零れぬ様に
轍照らす 月明り
今 何処へ行こう
永遠(とわ)の愛と引き換えに
全てを投げ出してもいいから
孤独 終わらせに行こう
タペストリー -Snow Man
サビの部分では、お互いに想う気持ちを空に描いている様子が記されています。
そしてその気持ちを大切にしたいと心から願っていることが伝わってきます。
映画では、美世を守るために清霞は身を挺して相手に挑むのですが、この部分が思い描かれているようであり、何でも投げ出す覚悟があることが伝わります。
大切な人が抱えている孤独を一緒に共有し、乗り越えていこうという思いが伝わってきますね。
2番
深い絆
切なさや運命を 越える為 名前を叫んだ
居場所なら其処にあると 陽だまりに咲いた花
夜が来る度 (いつでも) 自分が消えてしまわぬ様に
照らす行き先 (結び合って) 繋いだ手は解かない…
タペストリー -Snow Man
このフレーズではお互いの気持ちが交差しているようです。
切ない気持ちや運命を乗り越えるために、大切な人の名前を叫び、心安らぐ場所はここだよと、大切な人に伝えたいのではないでしょうか。
お互いにお互いを求めあう姿が見えてきます。
主人公たちが歩む道に障害が立ちはだかっても、お互いが信じあっていれば大丈夫。
絶対にこの手は離さないから…という覚悟が見えてきます。
絡まる糸、つむぐ愛
絡まる糸を解いて行く一人が二人に変わる
心の隙間は互いが埋めるから
涙の傘になろう…
タペストリー -Snow Man
ここでは、一人で抱え込んでいた問題を、相手と分かち合うことで解決へと繋がっていく様子を歌っているようです。
心の隙間をお互いが埋め合い、共に成長していく姿勢が感じられ、苦しみや悲しみの時には、お互いを受け止めて支え合おうという想いも歌われているのではないでしょうか。
主人公が大きな心で、大切な人を受け止めているのがわかります。
大切な人を守るために
恋慕う 願い 風に揺れて
この想いが零れぬ様に
愛し想い 導いて
今 何処へ行こう
永遠(とわ)の愛と引き換えに
全てを投げ出してもいいから
二人で綴る物語(ストーリー)
物語(ストーリー)…
タペストリー -Snow Man
最後のフレーズです。
ここでは恋する人が風に揺れて、恋の願いが溢れ出さないように、愛し想う人が導いてくれる…という様子を描写しているようです。
映画の世界を映し出しているかのような歌詞であり、今なら二人でどこへでも行くことができると伝えています。
愛する人とならばどんな道であっても進んでいけるし、乗り越えていける…。
たった一人の人を守るためならば、なんだってできる…。
そうここでは伝えたいのかもしれませんね。
まとめ
今回はSnow Manの「タペストリー」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「タペストリー」は、一人の人を守り抜く強い心が歌われているようです。
大切な人は孤独の中過ごしてきており、その気持ちを解きほぐしたいと考えたのでしょう。
歌詞の中で、愛しい人と共に永遠の愛を追い求め、そのために全てを犠牲にしてもいいと考えている様子が描かれています。
大切な人を守るために主人公もまた強くなっていくのでは、と感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではSnow Manを追って行くのでぜひチェックしてみてください!