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【緑黄色社会 / サマータイムシンデレラ】の歌詞の意味を徹底解釈 |恋する気持ちが描かれた、フジテレビ系『真夏のシンデレラ』主題歌を紐解く!

執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/8/10

目次
真夏のシンデレラってどんなドラマ?
サマータイムシンデレラという曲名の意味を考察
サマータイムシンデレラという歌詞の意味を徹底解釈
一つの特別な出会い
恋が始まる
夏の特別な瞬間
恋の力
まだ伝えていない想い
好きを伝えたい
まとめ

真夏のシンデレラってどんなドラマ?

フジテレビ系『真夏のシンデレラ』は、真夏の海が舞台となる男女8人の恋愛群像劇です。

主人公・蒼井夏海はサップのインストラクター。父親と弟と3人で暮らし、インストラクターの傍ら父親が経営する食堂の運営と家事全般をこなしています。

そんな夏海にとって楽しい時間は美容師アシスタントの滝川愛梨、シングルマザーの小椋理沙とつるんでいる時。

3人で過ごす時間はとても楽しいひとときでした。

ある日、夏海は知人の代打で水島健人佐々木修山内守の3人組を指導することになります。

この3人は東京から来ており、親の期待に応えて一流大学に入学し、それぞれの道へ進んでいました。

全く環境の異なる男女6人。

住む世界が異なる男女が運命的に出会ったものの目には見えない”格差”を突き付けられ、それぞれ悩みを抱えてしまいます。

波の数だけ出会いがあり、砂の数だけ恋があるー

月9王道の真夏のラブストーリーが始まります。

サマータイムシンデレラという曲名の意味を考察

「サマータイムシンデレラは」爽やかで熱い夏の情熱をテーマにした楽曲であり、歌詞には恋や夏の終わりに焦がれる気持ちが描かれているようです。

曲名はドラマとリンクしているようでもあり、夏の限られた時間を意識してつけられたのではないでしょうか。

「サマータイムシンデレラ」は夏らしい疾走感のある楽曲。夏という季節の儚さ、切なさを表現しているラブソングなんですよ!ドラマと同じようにキュンとしてしまう歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

サマータイムシンデレラという歌詞の意味を徹底解釈

一つの特別な出会い

言葉にできない
想いは溢れてゆくのに
答えなど出せないまま
波飛沫はぜるような偶然は重なる
こうしてふたりを巡り合わせるの
そして世界は初めての色に染まる
もう誰にも止められないほど

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

このフレーズでは、波飛沫のように小さな出来事や偶然が、運命的に主人公たちを巡り合わせている様子が描かれているようです。

主人公は恋愛や新しい始まりが人々の世界に輝きをもたらすと考えているのでしょう。

そして、その情熱はもはや誰にも止められないほど強く、どんな困難も乗り越える覚悟があることを記しているようです。

偶然に出会い、恋をし、その思いはもう止めることがほど強くなっている様子が伺えます。

恋が始まる

始まりは不意を着いた
それでもふたりは恋を取って駆け出した
何度も思い出すような言葉を探して
届けどうか このまま熱さが醒めないように
やがて迷子の夜すら超えてゆく

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

恋愛は、予測不可能な瞬間に始まることが多いと感じているのでしょう。

主人公たちは予想外の出会いにもかかわらず、恋に向かって進んでいくことを決めたようです。

”届けどうか このまま熱さが醒めないように”というフレーズからは、この想いを大切にしたいという気持ちが感じられ、好きだという気持ちがどうか届くように、という願いも感じられます。

”やがて迷子の夜すら超えてゆく”という部分からは、主人公たちの関係や恋愛が困難や試練を乗り越えて成長し、どんな状況でも進んでいく力強さを示しているようであり、困難な時期や試練を乗り越えることで、2人の関係が一層強固になることを暗示しているのかもしれません。

夏の特別な瞬間

はじけた笑顔も
やさしく流れた涙も
この夏が残してくれたプレゼント
魔法みたいな時間に揺れちゃってどうしよう
明日がこれほどに愛おしいのは

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

ここでは、夏の経験や感情が贈り物のように大切なものとして捉えられているようです。

笑顔や涙といった様々な感情や出来事が、夏という季節からの贈り物として主人公の心に残っているのでしょう。

まるで魔法にかかったようでもあり、明日もまた大好きな人に会えるかと思うととてもうれしく、キュンとしてしまうようです。

夏がくれた出会いやたくさんの思い出が主人公の心に深く刻まれている様子が伺えます。

恋の力

これが恋と知った
ふたりの心をもっともっと近寄せて
なんでも超えられるような気持ちを見つけた
波に乗って このままふたりが溶け合うなら
まるで決められていた運命のよう

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

主人公は、自分が抱いていた気持ちは恋であったと改めて感じたのでしょう。

相手のことをもっと知りたい、もっと理解したいと感じている様子が伺え、ふたりの心が通じ合っているのならば、どんなことも乗り越えていけると思ったようです。

また”波に乗って”というフレーズからは、主人公たちの関係が自然な流れで深まっている様子が垣間見えており、波に乗るように、二人の間に特別な絆や一体感が生まれ、運命的に結ばれているかのような雰囲気が表現されているようです。

まだ伝えていない想い

8月のカレンダー
夏の終わりが近付いた
胸が騒ぐ
やめてまだ終わらないでよ
「好き」をまだ伝えていないのに
ああ ようやく答えに会えた
鐘が鳴る

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

ここでは夏の終わりを感じさせます。

”やめてまだ終わらないでよ”というフレーズからは、不安が増している様子が伺え、夏の終わりを迎えることへの切なさや恋が終わってしまうことに対する悲しみが表現されているようです。

さらに主人公は夏の終わりを感じた時に、自分が相手についてどう思っているのかはっきりと気が付いたのでしょう。

好きという気持ちをまだ伝えていないのだから、夏が終わらないでほしいと願っているのではないでしょうか。

好きを伝えたい

始まりの合図がした
たまらずふたりは恋を取って駆け出した
なんてことない飾らない言葉が
届けどうか このまま熱さが醒めないように
やがて迷子の夜すら超えてゆく

サマータイムシンデレラ -緑黄色社会

新たな始まりの兆しを感じた主人公たちが、その感情に抗えず恋に走り出した瞬間を描いているようです。

いろいろな言葉はいらない、ただただシンプルな「好き」という言葉を素直に伝えることで二人の関係は続いていくと感じており、これから先もずっと続いていってほしいと願っているのでしょう。

素直な気持ちを表現することの大切さ、そして困難を乗り越えていく力強さが感じられます。

まとめ

今回は緑黄色社会の「サマータイムシンデレラ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「サマータイムシンデレラ」は、夏という特別な時間に知った恋心について描かれているようです。

主人公と相手はたまたま偶然に出会い、親交を深める中でお互いにこの想いが「恋」だと気が付いたのでしょう。

お互いに意識しつつも、まだ「好き」という気持ちは伝えておらず、夏が終わる前に伝えなくてはならないと感じたようです。

「サマータイムシンデレラ」の歌詞からは、主人公が恋をしたことにより毎日が魔法をかけられたような感じがすること、そしてそんな日々が愛おしいと思っていること、好きという気持ちを伝えるにはシンプルな言葉で十分だと思っていることが伝わってきました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは緑黄色社会を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

佐藤 由花

佐藤 由花サトウ ユイカ

Sato Yuka

歌詞考察家

こんにちは、佐藤由花です。私は歌詞考察家として活動しており、特にポップミュージックの歌詞の深層を読み解くことに情熱を注いでいます。音楽学士を取得後、多くの音楽雑誌やウェブサイトで執筆を行い、歌詞の背景や作者の意図を探求してきました。音楽を通じて人々の心に寄り添い続けることが私の使命です。

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