【Ado / 向日葵】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分は自分でいいんだ…と思える、TBS系ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』主題歌を紐解く!
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/7/12
18/40~ふたりなら夢も恋も~ってどんなドラマ?
TBS系ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』は、夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦と、恋は後回しになっているアートスペシャリストの40歳の女性の絆を描いています。
18歳の仲川有栖は、推薦で大学の文学部芸術学科へ進学が決まり、希望大学に入学するときに予期せぬ妊娠がわかり、人生が一変してしまいます。
一方40歳の成瀬瞳子は現代アートを扱う会社でアートとビジネスを繋ぐ仕事をしており、10年間恋はマナーモード状態でした。
年の差が倍以上もある2人は、ある日偶然出会ったことでお互いの人生が大きく変わっていきます。
有栖と瞳子の2人が築く絆とは…。
女性の生き方や葛藤、いろいろな悩みをそれぞれの目線で描かれているドラマです。
向日葵という曲名の意味を考察
「向日葵」は夏の日を背景にしたバラード曲で、歌詞には、自分も向日葵のようにまっすぐに行きたいと願い、勇気をもって光のほうへ進んでいく様子が描かれています。
向日葵の花言葉が「希望」や「真実の愛」などとなっており、さらに太陽を向いて咲くことが多いです。
このようなことからまっすぐな気持ちや自分を信じることの意味合いを込めてこの曲名がつけられたのではないでしょうか。
向日葵という歌詞の意味を徹底解釈
信頼できる人
好きなのに「悪くない」と
素直に喜べない私に
夏の日の海見ながら
「らしくていいね」と笑いかけた
太陽が照らしすぎても
涙が枯れるまで
寄り添い合い支えてくれた
向日葵 -Ado
この部分のフレーズは、自分の好きなことや自分自身に対して本当は喜びたいのに、素直に喜べない様子が描かれているようです。
ですがそんな主人公を見て、「あなたらしくていいじゃん」と認めてくれる人がそばにいるのでしょう。
そう言ってくれたことが主人公にとってはとてもうれしく、ありのままの自分を受け入れてくれた気がしたようです。
この人ならどんな自分もみせることができる、と思ったのではないでしょうか。
一歩踏み出そう
ああ
向日葵のように咲いて
天を仰いで笑って
ただ真っ直ぐな
あなたのようになりたい
臆病な私も
少しだけ背伸びして
光の差す方へ歩いて行こう
向日葵 -Ado
向日葵は太陽に向かって真っすぐに成長し、明るいイメージを持つ花です。主人公はそのような真っ直ぐな姿勢や明るさを持つあなたのような人になりたいと願っているのでしょう。
”臆病な私も 少しだけ背伸びして 光の差す方へ歩いて行こう”というフレーズでは、主人公が自分の臆病さに立ち向かい、少しだけ勇気を持って成長しようと決意していることを記しているようです。
「あなた」の勇気や魅力にあこがれを抱き、自分の内面と向き合いながら歩んでいきたいと思ったのではないでしょうか。
自分を愛すること
「もしいつか生まれ変わる時が来てもまた私がいい」
そうやって迷いもなく
答えてしまうあなたが好き
太陽が沈んでしまっても
照らして煌めいて輝いてる
あなたがいれば
向日葵 -Ado
主人公があこがれている「あなた」は、自分自身の存在や個性を肯定し、再び生まれ変わったとしても、また自分がいいと言い切れる強さがある人のようです。
そんな「あなた」は主人公にとって向日葵のように眩しい存在なのでしょう。
”太陽が沈んでしまっても 照らして煌めいて輝いてる あなたがいれば”というフレーズからは、あなたの存在が自分を支えてくれ、そしてあなたがいることで自分も輝くことができる、ということを表現しているようです。
主人公は「あなた」の姿を見て、自分自身を愛することを学んでいるのかもしれません。
どんな私も愛すべき私
ああ
下を向くような日は
星を見上げて泣いて
強くなれない私のまま愛して
不器用な夏の日も
愛しさで溢れるように
光の差す方へ歩いて行こう
向日葵 -Ado
毎日の中で時に泣くほど辛いことがあったとしても、そんな自分を受け入れたいと考えているのでしょう。
いつもいつも元気でいることは難しいけれど、落ち込んでいる自分もまた自分であり、愛おしい存在なのだ、と思ったようです。
主人公は自分自身の不器用さや未熟さを受け入れながらも、愛に溢れた日々を送り、光の方向へ進んでいく決意をしたのではないでしょうか。
落ち込むことや強さに欠けることもあるけれど、そんな自分を愛し受け入れながら、愛や希望に満ちた日々を送りたいと願っているようです。
信じる力
どうしたって無茶なことだってあるけど
床に散ったティッシュが
私の信じる夏の大三角
向日葵 -Ado
フレーズに出てくる”床に散ったティッシュ”は、主人公が失敗や苦悩を通じて学び、成長する過程を象徴しているのでしょう。
主人公はそのような経験を経て、自身の信じる目標や輝きを追求しているようです。
さらに失敗を恐れず、挑戦し続ける勇気を持ちたいと思っており、たくさん泣いたとしてもいつかは立ち上がれると信じ、夏の大三角(夢や目標)を追い求めていたいと思っているのではないでしょうか。
少しずつでいいから
ああ
向日葵のように咲いて
天を仰いで笑って
ただ真っ直ぐな
あなたのようになりたい
臆病な私も
少しだけ背伸びして
光の差す方へ
向日葵 -Ado
向日葵は夏を代表する花であり、辛いことや悲しいことがあっても元気に咲いているイメージがあります。
主人公はそんな向日葵のような「あなた」にあこがれを抱き、自分もそうなりたいと強く思ったのでしょう。
自分には「あなた」のような強さはなく、辛いことから逃げ出したいと思うこともあるけれど、ほんの少しだけでもいいからあこがれる「あなた」のように前を向いて歩きたいと考えたようです。
あなたがいたから
ああ
向日葵のような愛を
枯れることない時を
ただ真っ直ぐな
あなたがくれたから
臆病な私も
少しは強くなれたよ
光の差す方へ歩いて行こう
向日葵 -Ado
主人公は「あなた」から向日葵のように明るく温かい愛と、一緒に過ごす大切な時間をもらった、と感じているようです。
あなたがいたからこそ自分は強くなれたし、少しでも前に進むことができた、と思っているようであり、主人公はその存在から受けた真っ直ぐさや愛に感謝しているのでしょう。
自分自身の臆病さに立ち向かいながら、自分の信じる道へと歩みだす勇気を教えてもらったのかもしれません。
向日葵のような強さと優しさ
向日葵のように咲いて
天を仰いで笑って
向日葵のような愛を
枯れることない時を
向日葵 -Ado
”向日葵のように咲いて 天を仰いで笑って”という部分は、向日葵のようにまっすぐ進んでいきたいという主人公の気持ちが反映されているのでしょう。
主人公は向日葵のような「あなた」が与えてくれたたくさんの愛や勇気、元気を胸に、次へと進みたいと思っているようです。
辛い時も前を向く強さを身につけたいと思い、「あなた」がたくさんの愛をくれたように、自分もまた周囲の人たちを包み込んでいきたいと思ったのかもしれません。
まとめ
今回はAdoの「向日葵」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「向日葵」は人生の見本となる人に出会えたこと、そしてその人から様々なことを学んだことが綴られていました。
「向日葵のような人」に温かく包み込んでもらい、主人公は前へと進む勇気を得たのでしょう。
希望や愛に向かって少しずつでもいいから進んでいこうとする、主人公の決意と覚悟が垣間見えました。
またどんな自分も自分なんだ、もっと自信を持っていいんだと思える歌詞が綴られているように感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではAdoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!