【羊文学 / more than words】の歌詞の意味を徹底解釈 |TVアニメ呪術廻戦「渋谷事変」EDに描かれた、一歩踏み出す勇気を与えてくれる歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/9/8
呪術廻戦 「渋谷事変」ってどんなアニメ?
呪術廻戦アニメ第2期である「渋谷事変」はハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ、呪術師VS.呪詛師・呪霊の大規模な呪い合いが始まるというストーリー。
「渋谷事変」は原作のコミックスでも五条悟と夏油傑の高専時代を描いた「懐玉・玉折」の次に描かれており、アニメ1期で五条の封印に向けて準備していた夏油&呪霊たちの企みが、ついに実行されます。
2018年10月。
特級呪霊による交流会の襲撃以降呪術高専内の緊張が高まる中、ついに内通者の正体が判明。
さらに2018年10月31日。ハロウィンでにぎわう渋谷駅周辺に突然”帳”が降ろされてしまい、一般人が閉じ込められてしまいます。
一般人を介して告げられたのは「五条悟を連れてこい」という指名でした。
そこで上層部は被害を最小限に抑えるために五条単独での渋谷平定を決定します。
罠を仕掛けて待ち構える夏油や真人らの呪詛師と呪霊達。
そして”帳”の外側に集結した数多くの呪術師達。
渋谷に集結してしまった呪術師VS.呪詛師・呪霊のかつてない大規模な呪い合いが始まります。
more than wordsという曲名の意味を考察
「more than words」は直訳すると「言葉以上のもの」「言葉以上の感情」などといった意味になります。
歌詞には人々が自分自身や他の人との関係について考え、感じることの重要性について述べられており、また、他の人の期待や社会のプレッシャーに従うのではなく、自分の本音を言うことが大切だとも述べられているようです。
このようなことから「言葉だけでは伝えられない感情やその意味」を大切にしたいと考え、つけられたのではないでしょうか。
more than wordsという歌詞の意味を徹底解釈
自分の本当の気持ちなんて

彼が言った言葉 何度も思い返して
上手く返事できたか?グルグルグルする
いつからか正解を選ぶのが楽になって
本音言う無邪気なペース適当に誤魔化している
more than words -羊文学
”上手く返事できたか?グルグルグルする”という部分からは、主人公が他の人からの言葉に対してきちんと返答できたかどうか繰り返し考え、不安とプレッシャーにさいなまれている様子がうかがえます。
主人公はそんなことを考えているうちに自分の本音を言うことが難しくなったのでしょう。
いろいろな圧力や他の人が自分に向ける期待に合わせる方が楽であり、自分の気持ちは適当にごまかした方がいい、と思ったようです。
自分らしくありたい

だって どうだっていいって笑っても
まだ自分のことを愛したいんだって
もがいているんでしょう?
more than words -羊文学
主人公はどうだっていい、なんだっていいと思い口にしていることがあるようです。
ですが本心では他の人からの評価やプレッシャーに怯えないで、自分で自分を受け入れ、自分を好きになりたいと考えているのでしょう。
もしも他の人に左右されずに生きることができたなら、と思いながら毎日を過ごしているのかもしれません。
言葉にしなくても

きっと 間違いだらけのストーリー
溺れそうな夜も一人じゃないから
just be by your side
and give you more than words
give you more than words
more than words -羊文学
”きっと 間違いだらけのストーリー”というフレーズは、人生において誰もが失敗や間違いを犯すことがある、人生は完璧ではなく時には困難な瞬間や誤りがあるものだ、と伝えているようです。
”just be by your side”は直訳すると「単にあなたのそばにいる」という意味であり、このフレーズにおいては、どんなに辛い夜であってもそばにいるから大丈夫だよ、という意味になりそうです。
他の人に対する思いやりや愛情、実際の行動が、言葉よりも深い意味を持つことを示唆しているのかもしれません。
迷いながら

書きかけのメール 振り出しに戻して
決めきれない自分にグルグルグルする
分からないことが多すぎる世界じゃ
賢いふりをしても傷ついたりする
more than words -羊文学
書きかけのメールを振り出しに戻すことは、迷いを意味しているようであり、自分で決めることができないことにイライラしたり、そんな自分が嫌になったりしているようです。
主人公はいろいろなプレッシャーを受け、賢いふりをすることもあるのでしょう。
その時はそれで済むかもしれないが、実際には自分自身を傷つけていることでもあり、自分を理解し、自分を信じて選択していくことの難しさを感じているのではないでしょうか。
まだ大丈夫

いつからか失敗を避けるのにむきになって
本当に欲しいもの諦めて、何がしたいか
見えなくて見過ごして、絶望だけ得意になって
それをもう手遅れと決めるにはちょっと早いね
more than words -羊文学
主人公は失敗を恐れるがために、失敗を避けようとすることが多いようです。
そんな生活をしているうちに、自分が本当に望んでいるものを見失ってしまい、あきらめることが日常的になってしまったのでしょう。
こういった感情から逃れたいと思っていても逃れることはできず、さらに自分のやりたいことすら見失う状況であり、主人公は絶望してしまったのかもしれません。
それでも心のどこかで希望を捨てずにいたいと思っているようでもあり、将来への可能性を信じて前向きに生きたいと思っているようです。
どんな時も

だって どうしようもないときでも
まだ自分のことを信じたいんだって
気づいているんでしょう?
more than words -羊文学
このフレーズでは、主人公がどんな絶望的な状況に直面しても自分を信じて困難や試練に立ち向かっていきたいと考えていることが伺えます。
困難や試練に直面するときもありのままの自分を受け入れ、自分を信じることが大切であると伝えたいのかもしれません。
そばにいて支えたい

きっと 同じような痛みを
辿ってく夜がきみにもあるなら
just be by your side
and give you more than words
give you more than words
more than words -羊文学
ここでは将来的にも悩みや困難な出来事に直面する可能性があることを示唆しており、その時に誰がそばにいるかによって違っていると伝えているようです。
”just be by your side”は相手のそばにいて支えることを表現しているようでもあり、ただ単に言葉で共感したり伝えたりするのではなく、相手に寄り添い支えることが真のつながりを築くきっかけになるというメッセージを伝えているのかもしれません。
あなたと巡り合えたから

この先は何一つ譲れない
全力で(I get it now)
どんな暗闇だって照らすライト
あなたがいること
more than words -羊文学
”この先は何一つ譲れない”という部分では主人公が将来に向かって何もかもを諦めず、自分の信念や目標を貫こうとしていることを示しているようです。
己の信念を曲げず、自分の目指す方向に向かって進むことにしたのでしょう。
こんな風に強い思いを持つことができたのは、大切だと思える人に出会えたからであり、”あなた”が存在することで力強い支えとなり、希望と勇気を持つことができると思ったようです。
その先へ

転んで泥だらけも仕方ない
やめらんない(I get it now)
損得見てちゃ何も生まれない
まだまだ we can head to freedom
more than words -羊文学
主人公は自分の意思で進むと決めた以上、失敗や挫折を経験したとしても仕方がない、と思ったのでしょう。
失敗や挫折を経験したことよりも、今はそれらを乗り越えるだけの強い気持ちがあり、あきらめず逆境を乗り越える覚悟があるようです。
”I get it now”は「理解した」という意味になり、このフレーズからは過去の経験から学び、そのことを糧に全身し続ける姿勢が垣間見えます。
”we can head to freedom”は直訳すると「自由に向かうことができる」という意味であり、主人公は未来に向かって自由を求め成長し、変化し続けていきたいと考えているのではないでしょうか。
一度きりの人生

いつもただ瞬間に賭けてたい
言い訳はもういらない live only once
踊り出せミュージックは止まらない
何にも怖くないわ
give you more than words
more than words -羊文学
主人公は毎瞬間を大切にし、生きることに全力をかけたいと思っているのでしょう。
時間を無駄にせず一瞬一瞬を活かしていきたいと思っているのかもしれません。
さらに人生は一度きりなのだから人生を最大限に楽しむために、自分に対して言い訳をするのではなく実際に行動しようよ、と投げかけているようでもあります。
今まで人の目を気にしていたけれど、これからは未知のことや挑戦に立ち向かい、恐れることなく前進したいという主人公の気持ちが垣間見えます。
まとめ
今回は羊文学の「more than words」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「more than words」の歌詞には繰り返し”give you more than words”という言葉が出てきており、言葉だけでなく、実際の行動や感情を通じて相手を助けたり支えたりすることの重要性を強調しているようです。
さらに逆境や困難に立ち向かいながらも、前向きに生きる決意を表現しており、相手に寄り添うことは言葉以上の価値がある、大切な人がいるから前向きに頑張ることができると伝えたいのだと感じました。
また自分自身を信じ、相手に対する思いやりを持ちながら充実した人生を追求しようとする強い意志が描かれているとも感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは羊文学を追って行くのでぜひチェックしてみてください!