るろうに剣心-明治剣客浪漫譚ってどんなアニメ？

テレビアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚』は、2023年版として2023年７月より放送が開始されました。

今回も明示11年、東京下町が舞台となっており、逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う旅の剣客・緋村剣心は、神谷活心流の師範代・神谷薫と出会います。

剣心はとある事件を解決したことがきっかけで、薫のもとに居候することになりますが、そこで東京府士族出身の明神弥彦と喧嘩屋を称する相楽左之助と出会います。

新たな仲間と出会いますが、過去の因縁が影響し宿敵たちと対峙することになってしまいます。

剣心は「殺さず」の誓いを破ることなく、仲間を守りながら生き抜いて行けるのかー。

連載から約30年を経て作られた新作『るろうに剣心』。

スタッフやキャストが一新された今回の作品もまた、様々な国から注目されています。

飛天という曲名の意味を考察

「飛天」は傷だらけの人生に立ち向かいながらも、誇りを持ち、自分らしさを貫く姿勢を描いているようです。

飛天の意味は「空を自在に飛び回ることができる神聖な存在や仏教の天使」を指すことが多く、「飛天使」という意味合いがあるのですが、この楽曲では主人公たちが希望を持ち、自分自身の力で困難を乗り越えて高みを目指す象徴として使われているのではないでしょうか。

「飛天」は、話題の2人、Ayase✕R-指定による楽曲。R-指定さんは、「時代の大きな変わり目に戸惑い、憤り、それでも己の闘いを終われなかった者達」を令和に生きる自分たちのようだと感じ、歌詞を綴ったそうですよ！アニメ同様疾走感のある歌詞を紐解いていきましょう！

結衣

飛天という歌詞の意味を徹底解釈

己の信じる道

傷有りのさすらいの身
痛みに鈍感な僕たち
もう錆びついたりはしない
野晒し上等の切先
あくまでも感覚的に
正しいと思えた道を
僕たちは騙し騙し走ってきたんだ
間違いの一つや二つはあった
刷り込まれた相対的な
幸せに興味などない
譲れないもの守る為この
頭を捻る刀を握る

飛天 -Ayase×R-指定

主人公たちは傷や困難を抱えながら生きてきており、すでに様々な痛みに対して鈍くなってしまったようです。

痛みに対して鈍感になってしまったけれど、自分の人生は自ら切り開き、自分が信じる道を追い求めてきたのでしょう。過去の傷や苦しみによって形作られた主人公たちの強さがうかがえます。

主人公たちが刀を握りしめる姿は、困難に立ち向かい、自分の信念を貫く姿勢を象徴しているのかもしれません。

とにかく進め

十字路で交差
昨日のようだ
記憶の奥で目を覚ます動乱
いとも簡単
魅入られそうだ
真っ赤な雨が奏でる鎮魂歌
儚く散る亡者　手招いてる門番
身の内から焼き尽くす業火
地獄だろうが
天国だろうが
見てる前　先を急ごうか

飛天 -Ayase×R-指定

”十字路で交差　昨日のようだ”という部分は、過去の出来事や動乱を思い出し、それが心の中で目覚めるような感覚を抱いているという意味なのでしょう。

主人公たちは過去の経験から学び、成長し続けていることが伺えます。

”儚く散る亡者や手招く門番”といった描写からは、主人公たちが進むべき道に立ちはだかる障壁や誘惑を指しているようであり、それらに惑うことなく目の前に広がる困難や試練に立ち向かおうとしているのでしょう。

この先が天国であっても地獄であっても突き進むしかない、と思っているのかもしれません。

自分を超えて

傷まみれなんだとっくに
かさぶたもう一度剥がし
飛天　高く翔び立つ為に

飛天 -Ayase×R-指定

”傷まみれなんだとっくに　かさぶたもう一度剥がし”という言葉からは、過去に受けた傷からまだ立ち直っていないけれど、その傷を再びはがして新たなスタートを切りたいと願っているようです。

”飛天　高く翔び立つ為に”というフレーズは、高みを目指し、自分自身を超えて飛躍しようとする意志を表現しているのでしょう。

傷つきながらも自分を飛躍させ、成長していこうとする強い意志も感じられます。

生き抜く覚悟

しゃがみ込んだこの姿を
笑いたきゃ笑えばいい
汚れてなお空を睨む
僕たちはきっと誰より美しいぜ
さあ今日も耐えてみせる
泥臭く生きるのさ

飛天 -Ayase×R-指定

ここでは、主人公たちが他人の目や評価に囚われず、自分自身を受け入れ、自己肯定感を持つことの重要性を伝えているようです。

”さあ今日も耐えてみせる　泥臭く生きるのさ”という歌詞からは、主人公たちが日々の困難や苦しみを乗り越えながらも、強く生き抜く覚悟と粘り強さが感じられ、決して諦めずに耐え抜き、自分の人生を全力で生きていこうとする姿勢を表現しているのではないでしょうか。

己を突き通す強さ

誰彼の道楽的な
正しさに怯えた日々を
僕たちは流し躱し走ってきたんだ
間違い探しはうんざりなんだ
編み出された籠絡的な
称賛は味がしない
噛めば噛むほど
溢れる唾液に
お喋りも出来ない

飛天 -Ayase×R-指定

主人公たちが周囲の期待や道徳的な正しさに縛られず、自分自身の思いや信念に従って生きてきたことが伝わってくるフレーズです。

主人公たちは他人の価値観に振り回されることなく、自分の道を探し続けてきたのでしょう。

他人の期待や称賛に縛られず、自分の内なる声や直感を大切にしてきたようです。主人公たちは自分の心に従い、自己を貫き通す強さと自立心を持っているのかもしれません。

悩んでいられない

振り上げる信念の納めどころ見失った鞘
綺麗な思い出だけじゃ膨れない肚括れなけりゃ無残
三枚に下ろされてさらば現世こそ修羅
罵声と歓声と返り血浴びて清めてく身体

飛天 -Ayase×R-指定

"三枚に下ろされてさらば現世こそ修羅　罵声と歓声と返り血浴びて清めてく身体"というフレーズは、主人公たちが様々なことに直面しながらも、自己を鍛え、成長させていく様子が描かれているようです。

時に納得のいく答えや方向性を見失ってしまうこともあるけれど、逆境を乗り越えていかなくてはならないと思っているのではないでしょうか。

自分を超えるために

傷有りのさすらいの身
痛みに鈍感な僕たち
もう錆びついたりはしない
雨晒しも恥晒しも吉兆
傷まみれなんだとっくに
かさぶた何度も剥がし
飛天　高く翔び立つ為に

飛天 -Ayase×R-指定

”もう錆びついたりはしない　雨晒しも恥晒しも吉兆”というフレーズは、主人公たちが過去の困難や辛い経験を乗り越え、新たな展望を持っていることを示しているようです。

主人公たちは錆びついたりせず、むしろ様々な困難を吉兆と捉えており、困難なことがあるからこそ逆境や試練を克服する力を身につけることができると考えているのでしょう。

自分で自分を超えるためにいろいろなことを乗り越え、高く飛躍したいと思っているようです。

今よりももっと

しゃがみ込んだこの姿を
笑いたきゃ笑えばいい
汚れてなお空を睨む
僕たちはきっと誰より翔べる

飛天 -Ayase×R-指定

逆境に立ち向かいながらも、自らの力で高く飛び立つことができると信じていることが伝わってくるフレーズです。

途中でくじけてしまっても、また必ず立ち上がると考えているのでしょう。

笑いたいヤツは笑っていればいい。

絶対に今よりももっと高みを目指してやる、と思っている様子が垣間見えます。

自分を信じる

たとえ今日が腐った日でも
明日がもっと終わっていても
一人くらいはこんなのでも
愛してくれると本気で信じてるぜ
嗚呼いつかいつの日にか
泥の中に咲いて雲の上で散るのさ
嗚呼馬鹿みたいな日々を
生き抜いてみせるのさ

飛天 -Ayase×R-指定

主人公たちが現在の苦境や困難に立ち向かいながらも、明日に対する希望と前向きな気持ちを持っていることが伝わってきます。主人公たちは一時的な困難に沈んでも、明日に続く新たな可能性を信じているのでしょう。

”嗚呼いつかいつの日にか　泥の中に咲いて雲の上で散るのさ”というフレーズからは、主人公たちが逆境を乗り越え、成長し、高みを目指す姿勢が感じられます。

困難な状況の中で咲く花のように、逆境の中で強さを発揮し、輝く存在となることを願っているのではないでしょうか。

まとめ

今回はAyase×R-指定の「飛天」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「飛天」の歌詞からは、傷ついた経験や苦痛を抱えながらも、自分自身を乗り越えて成長し、高みを目指す意志や強さが感じられます。主人公たちは傷つきながらも、自分たちの選んだ道を信じ、進んできたのでしょう。

また歌詞には周囲の評価や称賛に縛られず誰よりも輝けると信じ、困難を乗り越えて高みを目指していくことが大切であると綴られているようでした。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではAyase×R-指定を追って行くのでぜひチェックしてみてください！