名探偵コナンってどんなアニメ？

TVアニメ『名探偵コナン』は、1996年に放送が開始されました。

放送開始から今でも大変な人気を誇っており、全国同時ネット放送の30分レギュラーアニメ番組としては最長寿の作品となっています。

主人公の高校生探偵・工藤新一はある日黒ずくめの組織によって少年化させられてしまいます。

死んだものと思われている新一は、大切な家族や友人に危害が及ばないよう、「江戸川コナン」と名乗り、幼馴染の毛利蘭の家に居候することになります。

以後、コナンは少年探偵団や阿笠博士、服部平次などの仲間と共に様々な事件を解決しつつ、自分の元の体を取り戻すために、黒くめの組織の陰謀を追っていきます。

...and Rescue Meという曲名の意味を考察

「...and Rescue Me」は、直訳すると「そして私を救ってください」という意味になります。

歌詞では、主人公が絶望や苦悩から抜け出し、救いを求めるという意味を持っているようであり、困難な状況に立ち向かいつつも救いを願っている姿勢からつけられたのではないでしょうか。

「...and Rescue Me」は、AZUKI七さんが作詞をした楽曲。アニメの世界観が反映されていて、ぐっとくるものがあるんですよ！「Help Me」ではなく 「Rescue Me」と曲名がついているところもアニメの世界そのまま！どんな想いが綴られているのか紐解いていきましょう！

結衣

...and Rescue Meという歌詞の意味を徹底解釈

眩しいほどの輝き

残酷なくらいに憂鬱な目覚め
夏の始まりの温度のせいじゃない
君は未来を切り開くような人
強烈な閃光(ひかり)です

...and Rescue Me -Rainy。

主人公は本当に辛い気持ちで目を覚ましたのでしょう。

何らかの苦悩や絶望的な感情に悩まされており、その影響で良い目覚めにならないようであり、この憂鬱さは夏の暑さではなく、内面的な感情によるものであると自覚をしているようです。

ですがその苦悩や絶望的な感情から解き放ってくれる人がそばにおり、眩しいと感じるほど強烈な輝きを放ち、主人公にも影響を与えていることがうかがえます。

純粋な愛じゃないのかな

波の音に近づいてゆく
君を目で追う私の鼓動よ鎮まれ
“手に入れたい”と思うなんて
愛じゃないかもね
やさしい歌じゃ心が晴れない
無限の闇がある

...and Rescue Me -Rainy。

”波の音”は海や自然の力強さや美しさを象徴し、主人公が何かに惹かれていることを示唆しているようです。

主人公は「君」に対して特別な感情を持っており、心を動かされているのでしょう。

ですが一方で「君」に対して欲望や所有欲を抱いていることに疑問を抱いており、これは純粋な愛ではないのかもしれない、と思っているようです。

”やさしい歌じゃ心が晴れない 無限の闇がある”とは、主人公の心がやさしい歌や幸福な状況では晴れることができず、内に無限の闇があることを表現しているのでしょう。

主人公の心の中には深い悲しみや苦悩が存在しており、それをやさしい歌や幸福感だけでは癒すことができないことが示されているのかもしれません。

光の向こうにある自由

青い夏の夢の途中 …and Rescue Me
出会い　揺らぎ　眩しい絶望 … Rescue Me
二人を変えてしまう夏を待っている
世界よ動き出せ
生きた証刻むように …and Rescue Me
希望　戸惑い　彷徨う情熱 … Rescue Me
二人のまま　世界になれ　光の向こう解き放て

...and Rescue Me -Rainy。

フレーズに数多く出てくる”Rescue Me”は、主人公が抱えている苦悩から救いを求めている意味であり、複雑な感情の中で揺れ動き、絶望に苦しんでいることが描かれているようです。

また”生きた証刻むように ...and Rescue Me”というフレーズからは、自身の存在価値や生きる意義を見出したくて救いを求めている様子がうかがえます。

主人公と「君」が互いに変わらずに世界を変えていくことを願い、光の向こうに自由を見出したいと思っているのかもしれません。

幸せってなんだろう

きっと何かが動き出してる
夜が明ければ君は目覚める
振り向いた君とまた視線合うなら
日々を塗りかえてく
'幸福'みたいな曖昧な定義(もの)を
追いかけてここにいる

...and Rescue Me -Rainy。

”きっと何かが動き出してる”という言葉からは、未来に向かって何か重要な展開が訪れることを主人公が感じていることがうかがえます。

”夜が明ければ君は目覚める”というフレーズでは、夜は暗闇や苦悩を象徴し、朝は新たな始まりや希望を象徴しているのでしょう。

主人公はその人物が苦しみから目覚め、新たな展開や希望を迎えることを願っているのかもしれません。

主人公は”幸福”は曖昧なものだと感じていつつもその本質や意味を見つけるために「君」のそばにおり、新たな始まりや自身の成長を期待して幸福の定義を探究していることが示されているのではないでしょうか。

季節が巡る

青い夏の夢は脆く…and Rescue Me
希望なんて捨てて歩き出す … Rescue Me
二人が出会ってしまった夏がまた来る
季節は巡るだけ
風の中で届く気配 …and Rescue Me
眩しいだけで　みえない未来追いかけた
二人のまま繋がっていたい光の向こう解き放つ
'幸福'みたいな曖昧な定義(もの)を
追いかけてここにいる

...and Rescue Me -Rainy。

主人公の夢や希望が壊れてしまい、救いを求めているのでしょう。

希望なんて持つもんじゃないな、と思いつつも本当は心の底では救いを求めているのかもしれません。

”二人が出会ってしまった夏がまた来る 季節は巡るだけ”という部分は主人公と「君」は夏に運命的な出会いをしたようですが、再びその季節が訪れ、夏の到来や時間の経過を通じて、二人の関係や運命が再び交差することが綴られているようです。

「君」の存在は自分にとって眩しい存在であるけれど、眩しさだけでは見えない未来を追い求め、二人の関係を大切にしながら光の向こうにある自由を見出そうとしているのかもしれません。

自由を手に入れたい

青い夏の夢の途中 …and Rescue Me
出会い　揺らぎ　眩しい絶望 … Rescue Me
二人を変えてしまう夏を待っている
世界よ動き出せ
生きた証刻むように …and Rescue Me
希望　戸惑い　彷徨う情熱 … Rescue Me
二人のまま　世界になれ　光の向こう解き放て

...and Rescue Me -Rainy。

"二人を変えてしまう夏を待っている 世界よ動き出せ"とは、主人公が夏によって二人の人生が変わってしまうことを予感し、世界に変化が起こることを望んでいることを表現しているようです。

主人公は夏の到来を待ち望み、人生の転機を迎えることを願っているのでしょう。

”希望 戸惑い 彷徨う情熱 ... Rescue Me”というフレーズからは、希望と戸惑いの間を彷徨いつつも、内に秘めた情熱を持っていることが示されているようでもあります。

愛とか恋とかでは語れない二人の関係を維持しつつ、一緒に世界を変えていくことを願い、光の向こうに自由を見出していきたい、と思っているのではないでしょうか。

まとめ

今回はRainy。の「...and Rescue Me」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「...and Rescue Me」は、”世界よ動き出せ”や” Rescue Me”というフレーズが繰り返し現れます。

これは、主人公が自らの存在を通じて変化をもたらそうとする意志や決意を表しているのでしょう。

今まで運命に逆らうことはできず、生きることに希望を見出すこともできなかった主人公は、「君」と出会ったことで少しずつ気持ちに変化が生じ、少しずつでもよいから前へ進みたいと思ったようです。

主人公にとって「君」は特別な存在でありながら、愛や恋といった感情では表現しきれないほどの想いがあり、純粋にいつまでも一緒にいたいと感じたのではないでしょうか。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではRainy。を追って行くのでぜひチェックしてみてください！