【悠馬 / カーテン】の歌詞の意味を徹底解釈 |大切な人を想う気持ちを正直に描いている歌詞を徹底解釈!
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/16
カーテンという曲名の意味を考察
「カーテン」は眠たい目を擦る朝の情景から始まっています。
さらに仕事から帰ってきて疲れを癒している情景も描かれており、曲名もそのような日常をイメージしてつけられたのではないでしょうか。
歌詞には大切な人を想う気持ちが正直に綴られており、毎日の生活の中でいつまでも一緒に歩みたいと思う気持ちも込められているようです。
カーテンという歌詞の意味を徹底解釈
1日が始まる
カーテン越しに差し込む光
眠たい目を擦らされる朝に
目覚めの一杯 アイスコーヒー
浴びるシャワー 髪かき上げる ロンリー
今頃君は目覚めた かなって
ふとまた君のこと 思うばかり
下顎の髭剃りミスった
君のことばっか 考え しくった
カーテン -悠馬
この部分の歌詞は、朝の光がカーテン越しに差し込む様子や眠たい目を擦りながら目覚める朝の情景が描かれています。
目覚めの一杯のアイスコーヒーやシャワーを浴びる姿、髪をかき上げる瞬間に感じられる孤独感が表現されているようであり、”ロンリー”という言葉が使われていることからも、主人公が孤独を感じている様子がうかがえます。
そんな1日が始まりますが、気が付けば君のことばかりを考えていることに気が付き、主人公もハッとしたのでしょう。
日常の些細な瞬間や感情が織り交ざりながら、主人公の内面を描写し、君への思いや孤独感が表現されているフレーズなのではないでしょうか。
いつでもどこでも
君がいない時は 君のことばかり
会えないこの気持ちに 雲かかり
君の周り たくさん人だかり
考えちゃうよ 朝からがっかり
君のこと 考えすぎるばかりに
ネクタイの結び目を 逆にした
こんな恥ずい 気持ちは ギャグにしたい
カーテン -悠馬
いつでもどこでも主人公は君のことばかり考えてしまうのでしょう。
会えない寂しさに心が重くなるようです。
この部分の歌詞は、君との切ない距離や会えない寂しさ、自分の思いを抱えたまま日常を過ごす中での葛藤や自嘲が描かれているのでしょう。
君のことを考えすぎてしまうことによる行動のミスが、主人公の内面の葛藤や複雑な感情を表現しているようです。
君がいるから
満員電車に 揺られながら
今日も1日 なんのために働く
頭の中に広げる カタログ
1ページ目には 君の姿
カーテン -悠馬
主人公の日常が描かれているようです。
主人公は満員電車の中で揺られながら、毎日何のために働いているのかを考えてしまうのでしょう。
ですがそんな時でも大切な人を想いだしてしまうようです。
”カタログ1ページ目には君の姿”があると記していることから、主人公が働く理由や目標の中心に君が存在していることが示唆されているようです。
君の存在が主人公の仕事や日常に大きな意味や魅力を与えていることが伝わってきます。
君と僕のために
君のため 今日も1日働く
僕のため 今日も1日働く
君のいない 世界ならば
色が消えさってしまうよ 必ず
カーテン -悠馬
このフレーズは、君のために今日も1日働く決意をし、同時に自分自身のためにも働くことを表現しているようです。
どんなにつらくても働く理由は、君の存在によって人生に彩りがあり、活力や意味を見出しているからだ、と思っているのでしょう。
主人公の強い思いや愛情が「君」に向けられていることを伝えたいのかもしれません。
早く会いたい
月火水木金 働く
週末に足向けて 働く
君に向かって足を 動かす
君がいないと 本当情けない僕
平日の夜1人で 酒呑む
月明かりに照らされる キザな僕
心の不安が夜に 誘う
夜を乗り切れる御守り 欲しい
カーテン -悠馬
主人公が働く日々や週末の過ごし方、そして君の存在が主人公に与える影響を描いているようです。
週末になると大切な君に会えるのでしょう。
その日のために日々頑張っている様子がうかがえます。
ですが、1週間のうちで5日頑張れば君に会えるのに、主人公の中では程遠い時間のようであり、君のいない夜は不安や寂しさが襲うのでしょう。
暗い部屋で一人過ごしている自分はどこかキザだけど、本当は不安でしょうがないんだよな、と思っているのではないでしょうか。
何を信じたらいいのか
キリストで言ったなら 聖書のような
心にかかったミスト とっぱらうような
Have to have a Bible
君のいない世界 まるでサバイバル
カーテン -悠馬
"Have to have a Bible"は、直訳すると「聖書を持っていなければならない」という意味です。
ですがここでは「聖書」は宗教的な意味合いだけでなく、信念や原則、心の支えを象徴しているのでしょう。
主人公は困難な状況や心の不安を抱えながらも、自分の内なる強さや信念を持ち続けるために、あるいは道を見失わないために、何かしらの「聖書」を持つ必要があると感じているようでもあります。
最後のフレーズでは、君がいない世界では生活が”サバイバル”となる、と記しており、君という存在が「聖書」のような役割があるのかもしれません。
特別な存在
満員電車に揺られながら
今日も1日なんのために働く
頭の中に広げるカタログ
1ページ目には君の姿
カーテン -悠馬
カタログは商品や情報の一覧を意味しており、主人公の中にあるカタログの最初のページには、大切な「君」の姿があるようです。
このことから、主人公にとって君の存在は特別で重要な役割を果たしているのでしょう。
忙しい日常の中で働きながらも自分の目的や存在意義を考えており、自分の理想や望みを追い求め、「君」という特別な存在に支えながら成長しようとしているのではないでしょうか。
日々生きる意味
君のため 今日も1日働く
僕のため 今日も1日働く
君のいない 世界ならば
色が消え去ってしまうよ 必ず
カーテン -悠馬
”君のいない世界ならば 色が消え去ってしまうよ 必ず”というフレーズでは、主人公が大切な人との絆や存在の重要性を強調しているようです。
主人公にとって大切な人の存在は、彩りや喜びをもたらしているのでしょう。
その存在がなくなると世界は暗く寂しいものになってしまうと感じているようです。
大切な人を思いやりながら自分の力を最大限に発揮し、大切な人の存在によって日々の生活が意味を持つと信じているのかもしれません。
前に進む強さ
EvidenceもMapもどこにもなかった昨日を
僕らは お互いがBible 今日も走っている
ハンドルが切れても 回らない タイヤがあるようじゃ
僕らは お互いがBible 今日も走っている
カーテン -悠馬
"EvidenceもMapもどこにもなかった昨日を"というフレーズは、過去の出来事や証拠や道標がなく、迷いや不確かさがあった昨日を指しているのでしょう。
主人公たちは過去の経験から学び、明確な指針がなくてもお互いの存在を頼りにしているようです。
"僕らは お互いがBible 今日も走っている"という部分では、お互いの存在が精神的な支えであり、生きる力となっていることを表現しているのではないでしょうか。
主人公は、弱いところがあってもお互いの絆があるから大丈夫であり、お互いに支え合って生きていこう、と思っているようでもあります。
まとめ
今回は悠馬の「カーテン」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「カーテン」は主人公の内面の葛藤や孤独感、そして大切な人とのつながりを描いているようです。
主人公はいつでも大切な君のことを考えており、大切な人との関係が主人公にとって聖書のような存在であり、君がいない世界はサバイバルのようだと表現されています。
主人公にとって「君」という存在は、心の支えであり、お互いにいろいろな苦しみや悲しみ、未来への不安に立ち向かいながら一緒に走り続けたいと考えたのではないでしょうか。
大切な人の存在が自分を支え、前に進ませてくれるのだと思っている様子がうかがえました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは悠馬を追って行くのでぜひチェックしてみてください!