music.branchwith

【美空ひばり / 山を守る兄弟】の歌詞の意味を徹底考察!自然と共生する生き方へのオマージュのサムネイル

【美空ひばり / 山を守る兄弟】の歌詞の意味を徹底考察!自然と共生する生き方へのオマージュ

執筆・監修: 今井桜愛編集: 天野結衣最終更新: 2024/4/26

目次
山を守る兄弟という曲名の意味を考察
山を守る兄弟という歌詞の意味を徹底解釈
まとめ
楽曲情報

山を守る兄弟

美空ひばり

歌詞を見る
この記事は私が執筆・監修しました

今井桜愛(イマイ サクラ)

Imai Sakura

詳しく見る

山を守る兄弟という曲名の意味を考察

この曲「山を守る兄弟」というタイトルは、歌詞全体から山とその自然に深い絆を感じることができます。歌詞に登場する「おいらは山の子」というフレーズが繰り返されることから、主人公が山と共に生き、山を家族のように感じている様子が伺えます。また、「黒馬」と共に山を越え、自然と一体になる様子が描かれています。

「兄弟」という言葉が示すのは、人間と山、または人間と自然との兄弟のような関係を表していると考えられます。この関係は、互いに支え合い、守り合う深い絆を象徴しているかもしれません。歌詞の中で、山の美しさや自由を愛する心情が表現されており、山を守ることが彼の使命であり、それを通じて自己のアイデンティティを確立していることが感じられます。

さらに、山の自然がもたらす安らぎや喜びが詠まれており、それが「兄弟」としての絆をより強固なものにしていると解釈できます。山との日々の交流が、彼にとっては家族同然の存在であることを示唆しています。

この曲、マジで深いよね。山との絆を「兄弟」と表現してるのがポイント高い!自然と共生してる感じがすごく伝わってくるし、山を守るっていうのがただの任務じゃなくて、自分の一部を守るような重みを感じさせるよね。黒馬との旅も、なんか自由で大らかなイメージを盛り上げてるし、全体的に自然へのリスペクトがヒシヒシと感じられるよ。

結衣

山を守る兄弟という歌詞の意味を徹底解釈

龍膽の花と黒馬
鞭を鳴らせば 龍膽の
花がちるちる 朝露に
山は晴れだよ 今日もまた
黒馬よ行こうよ 尾根越えて
おいらは山の子 友だちは
ちぎれちぎれの 山の雲
ヤッホー

山を守る兄弟 -美空ひばり

この歌詞は、自然と共に生きる一人の少年が主人公の物語を描いているようです。「山を守る兄弟」という曲名から連想されるのは、山で育ち、その自然を守ることに生涯を捧げる兄弟のような強い絆を持った存在を想像します。

歌詞を見ると、最初の行「鞭を鳴らせば 龍膽(りんどう)の花がちるちる 朝露に」という部分で、山の朝の始まりが生き生きと描かれており、登場する「龍膽の花」は秋の花として知られているため、季節感も感じられます。また、「鞭を鳴らす」という行動からは、馬を連れての行動を連想させ、山間を移動する活発な生活が伺えます。

「山は晴れだよ 今日もまた黒馬よ行こうよ 尾根越えて」という部分では、主人公がその黒馬と共に新たな一日を始める様子が描かれています。ここでも自然との一体感や山を駆け巡る解放感が強調されていると思われます。

続く「おいらは山の子 友だちはちぎれちぎれの 山の雲」というフレーズは、主人公が山から離れることのない、山そのものを象徴するかのような存在であることを示しています。また、雲を「友だち」と表現することで、彼がどれほど自然と密接に関わり合っているかが表れています。

そして、「ヤッホー」という掛け声は、この自由で元気な少年の性格を象徴するもので、山の自然を楽しむ純粋な心を表していると解釈できます。

全体的にこの歌詞は、自然と共に生き、山を愛し、守っていく生き方の美しさを讃えていると思われます。山という厳しい環境の中でも、喜びに満ちた生活を送っている主人公の姿が、聞く人に強い印象を与えるでしょう。

この曲、めっちゃ自然との一体感が伝わってくるよね!主人公が山とどれだけ深い絆で結ばれてるかが歌詞からビシビシ感じられるし、特に「ヤッホー」の部分は、その元気さがもう伝わってきて、こっちまで元気出るわ!山を守るってテーマ、かなり深いし、聴くたびに新しい発見があるんじゃない?

結衣

山の子
深山頬白啼く林
可愛い仔鹿が 遊ぶ谷
ひとり唄えば 山彦も
遠く唄うよ 花の中
おいらは山の子 たゞひとり
行くも帰るも たゞひとり
ヤッホー

山を守る兄弟 -美空ひばり

この歌詞は、自然との一体感や、孤独感を感じさせる内容になっています。第一節の「深山頬白啼く林」では、深い山の中で白く輝く林が描かれ、「啼く」という言葉で生命の声を感じさせます。ここに登場する「可愛い仔鹿が遊ぶ谷」は、自然の中で無邪気な生命が存分に楽しんでいる様子を示しており、平和で穏やかな情景を思い起こさせます。

「ひとり唄えば 山彦も 遠く唄うよ 花の中」という部分では、主人公が一人で歌い始めると、その声が山彦として自然に反響し、遠くの花の中まで届いている様子が描かれています。ここでは、人間と自然が一つになっている感じが表現されています。

続く「おいらは山の子 たゞひとり 行くも帰るも たゞひとり」というフレーズは、主人公が山の中で生まれ育ち、常に一人で生活していることを表しています。ここでの繰り返される「たゞひとり」という言葉は、孤独感だけではなく、自己独立や自立も感じさせる部分です。

最後の「ヤッホー」という叫びは、一見孤独な生活の中でも、元気とポジティブな精神を保ち続けていることを感じさせます。この一言が、自然の中での自由や喜びを象徴しているかのようです。

全体として、「山を守る兄弟」という曲名と歌詞からは、自然の中で育ち、そこに深い絆を感じて生活する人々の生活が垣間見える作品であり、自然と共生することの美しさと、それを通じた自己発見または自己肯定のメッセージが込められていることが分かります。

この曲、自然との一体感がすごく感じられるよね。特に「ヤッホー」の部分、孤独でも明るく生きてる感じがして、なんか勇気もらえるよね!自然の中での生活がこんなにも魅力的に感じられるなんて、作詞者すごいわ。

結衣

山の子守唄
町のあかりも 恋しいが
山は自由の 住むところ
黒馬よ嘶け たてがみが
濡れてやさしい 月が出た
おいらは山の子 ねるときも
山の懸巣が 子守唄
ヤッホー

山を守る兄弟 -美空ひばり

この歌詞「山を守る兄弟」では、自由と原始の美しさを称え、山での生活の魅力とそこに根ざした精神性を歌っています。

1. 「町のあかりも 恋しいが 山は自由の 住むところ」

この部分は、都会(町の光)も魅力的ではあるけれども、山が持つ自由な精神や自然な環境にはかえられない価値があるという対比を表しています。町の生活に慣れ親しんでいるかもしれませんが、山の自由という概念に強く惹かれる心情を歌っています。

2. 「黒馬よ嘶け たてがみが 濡れてやさしい 月が出た」

この行は、山中での夜の情景を描いています。黒馬が嘶く様子や月夜に輝くその姿が、自然との一体感や野生的な美しさを感じさせます。また、馬のたてがみが濡れることで、夜のしっとりとした雰囲気や静寂を強調しています。

3. 「おいらは山の子 ねるときも 山の懸巣が 子守唄」

歌詞のこの部分は、自分自身が山から生まれ、育ち、そして山と共にあることを強調しています。また、「山の懸巣が子守唄」という表現は、都会の生活では味わえない自然の音やリズムが心地よい眠りへと誘うことを意味しており、そこに深い愛着を感じている様子が表れています。

全体を通して、この歌詞では山を守ること、山と共に生きることの大切さと喜びが強調され、自然との調和とそこから得られる精神的な自由を讃えていると言えます。山という自然環境が持つ不変の価値とその中で育つ人々の生の声が感じられる歌詞です。

全体的に、この歌詞は自然へのリスペクトがめっちゃ感じられるね。特に「山の懸巣が子守唄」っていう表現、めちゃくちゃロマンチックだし、都会の喧騒から離れた生活の魅力をビビッドに伝えてる。山の自由や野生の美しさを歌うことで、なんか心が洗われる感じがするよね。自然との一体感、大事にしたいもんだ。

結衣

まとめ

今回は美空ひばりの「山を守る兄弟」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは美空ひばりを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

今井桜愛

今井桜愛イマイ サクラ

Imai Sakura

歌詞考察家

こんにちは、私の名前は今井桜愛です。18歳で、歌詞考察家として活動しています。音楽に対する深い情熱を持ち、特にポップとロックジャンルの歌詞に焦点を当てています。高校在学中にブログを始め、多くのファンと共感を得ることができました。歌詞の背後にある物語や感情を読み解くことで、リスナーが曲とより深く繋がる手助けをしています

詳しく見る
トップ
noimage
JASRAC許諾第9023463001Y38026号
各ページに掲載されている、ジャケット写真、アーティスト写真、サムネイル画像等の画像及び歌詞の著作権は、各レコード会社、各アーティスト、各著作権者に帰属します。Copyright © 2018-2023 music.branchwith All Rights Reserved.