【ナオト・インティライミ / memo】の歌詞の意味を徹底解釈 |普通の日々が特別な日々であることを綴っている歌詞を徹底解釈!
執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/6/8
memoという曲名の意味を考察
「memo」は自己や理想、愛する人への思いを綴ることから来ているようです。
ナオトさんは「日本の文化が文字の書き順を大切にするように、僕たちの関係にも大切な順序があったのではないか」という想いを込めたようです。
歌詞には”文字体”という言葉が何度も出てきていますが、いろいろなことを考え思っていることから「memory」の意味もあるかもしれません。
memoという歌詞の意味を徹底解釈
理想ってなんだ?
足りない ものばかり書き足して
薄れていくものは 見向きもしないで
“理想”なんてさ 君がいなけりゃ
意味のないただの文字体
どうすんだい
memo -ナオト・インティライミ
このフレーズは、自分の欠点や理想とのギャップに苦悩しながらも、それらに対して向き合っていく姿勢と、愛する人との関係性を綴っているようです。
理想を掲げていたとしても、君という存在がそばに居なければ何の意味もない、と思っているのでしょう。
”どうすんだい”という言葉からは、大切な君がそばに居ないことが伺えますが、たとえそばに居たとしても君ありきの理想で良いのか…と主人公は思い悩んでいるのかもしれません。
特別な存在
歌にでもなれば いくらか楽になるのかな…
あぁ煮詰まった この曲ですら
上手く書けないっていうのか
他の誰でもない君となら 何気ない今日もSpecial
過ごせるように 愛せるように
想いをただ綴り続けてきた
memo -ナオト・インティライミ
この部分は、音楽や歌で感情や思いを表現することで、心の負担が軽くなるのではないか、という主人公は思っているようです。
ですが曲を作っても煮詰まってしまった様子。
うまく表現できなくてもどかしく思っていることが伺えます。
また君とならごく普通の日も特別な日になると思っているようであり、そんな日々がいつまでも続くように、どんな日々でも良い日であるように、と願っているのでしょう。
このフレーズは音楽や歌の力を通じて感情の解放や自己表現の受容性を探求しているようでもあり、主人公にとって大切な人は、自分の人生にもかかわってくる大きな存在のようです。
自分の中の足りないもの
足りないものばかり書き足して
薄れていくものは 構いもしないで
“理想”なんてさ 君がいなけりゃ
意味のないただの文字体 どうすんだい
memo -ナオト・インティライミ
この部分では、自己や理想とのギャップを感じながらも、足りないものを埋めようと努力している様子が描かれているようです。
"足りないもの"は、自己の欠点や不完全さ、理想との乖離を指しているのでしょう。
また"薄れていくもの"は、時間や関心の薄れ、一時的なものへの執着を意味しているようです。
理想と現実に苦悩し、それらに向き合うことは意外と難しいと表現しているようでもあり、頭の中であれこれ悩んでいる主人公の姿が垣間見えます。
正しい順序ってなんだろう
きれいに描くには 書き順が大事だって
幼心ながらわかってたつもり
きっと 僕らにも 美しく正しい順序があったのかなぁ
間違ったのかなぁ
memo -ナオト・インティライミ
昔、文字を習った時”書き順が大事”だよ、と教わったことを思い出したようです。
文字をきれいに書くには正しい書き順を身につけることが大切で、実際にきれいに書くことができたのでしょう。
ですが恋愛は文字とは異なり、順序を守ったとしてもうまくいったのかはわからないと主人公は感じているようです。
自分が選んできた選択や今まで辿ってきた道は本当に正しかったのか…。
自分と大切な人との関係も、文字のように正しい順序があったのか…。
主人公は何も書かれていない真っ白なページを眺めて、そう思っているのかもしれません。
君を想う気持ち
足りない ものばかり書き足して
薄れてくものは 見向きもしないで
“理想”なんてさ 君がいなけりゃ
意味のないただの文字体 どうすんだい
memo -ナオト・インティライミ
このフレーズは、自分に足りないものを書き足していくことで、自分自身を補完しようとしている様子が伺えます。
また、"理想"という概念は、君(特別な存在や愛する人)がいなければ意味を持たないものであり、ただの文字列に過ぎないと表現しています。
主人公は愛によって理想が形作られると考えているのではないでしょうか。
そこにある理想
“理想”なんてさ 君とならば
日々の全てに宿る 等身大
memo -ナオト・インティライミ
"理想"は、一般的には完璧であり達成困難なものを指すことが多いです。
ですが、この歌詞では君との関係によって"理想"が等身大の存在となり、日々の生活の中に宿ることを示唆しています。
君との関係が特別であり、その関係が自分の理想や目標を現実化する力を持っていると主人公は考えているのでしょう。
愛や絆を通じて理想が具体化されることを讃えており、君との結びつきが自分の日常や人生に意味と喜びをもたらすことを表現しているのかもしれません。
まとめ
今回はナオト・インティライミの「memo」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「memo」は、自分や大切な人との関係、そして愛に焦点を当てているように思います。
主人公は理想について考えているようですが、同時に同時に「君」との結びつきが大切であり、君と共にいることでそれらが普通の日常や自分が生きている意味になっていることが強調されているようです。
君とならば、理想は等身大で日々の全てに宿ると歌われており、特別な人との絆が普通の日々を特別なものに変えることができ、絆や愛情によって豊かさや喜びが生まれることを歌っているように思いました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではナオト・インティライミを追って行くのでぜひチェックしてみてください!