TBSドラマ『魔女の条件』ってどんなドラマ？

『魔女の条件』は1999年にTBSで放送されたドラマです。

主人公である私立高校の数学教師、広瀬未知は、転校生である問題児・黒澤光に惹かれます。

光は様々な束縛に悩んでいますが、未知と出会うことで、自分自身の想いに気づきます。

未知もまた、光との関係が深まっていく中で、自分の想いを告白します。

しかし、高校生と教師という関係性のため周囲からの中傷や圧力が加わり、未知と光が進むべき道を選ぶための戦いが始まります。

First Loveという曲名の意味を考察

「First Love」は初恋という意味。この曲は初めての恋愛の経験について歌っていると考えられます。相手がいる場所、相手が誰を想っているかなどについて想いを馳せており、いつの日か別の恋愛を経験したとしても、初恋について忘れたくないということを歌っているようです。

初恋は成就しない、と言われますが、宇多田ヒカルさんが歌うことでより一層切なさが増していますよね。初めての恋はなかなか忘れられない。次の恋をしたとしても、ふとした瞬間に想い出してしまう…。今後もこの恋を忘れない、忘れたくないという強い意志がこの曲では表現されている気がします。

結衣

First Loveという歌詞の意味を徹底解釈

1番

別れを感じさせる切ない香り

最後のキスは
タバコの flavor がした
ニガくてせつない香り

First Love -宇多田ヒカル

この節では、今の恋が終わることを意味しています。

「タバコのflavor（香り）」がした、ということは主人公は大人とお付き合いをしていたと思われます。

そのタバコの香りが主人公にとって懐かしく、切ない想い出になっていることが伝わります。

短い節ですが時間の経過を感じ取ることができ、2人の関係性が手に取るようにわかりますね。

別れた直後の虚しさ

明日の今頃には
あなたはどこにいるんだろう
誰を想ってるんだろう

First Love -宇多田ヒカル

ここでは明日のこの時間、あなたはどこにいて、誰のことを考えているのか、と想いを巡らせているようです。

不安というよりも空虚、という気持ちが見え隠れし、別れた後のむなしさが感じられます。

どこにいるのか、誰を想っているのか、どうしてそこに私はいないのか、という切ない想いが伝わってきますね。

もう同じ道を歩んでいけない、そんな主人公のあきらめのような気持ちも感じ取れます。

過去なのに今も残る愛

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I'll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
今はまだ悲しい love song
新しい歌　うたえるまで

First Love -宇多田ヒカル

サビの部分です。

「You are always gonna be my love（あなたはいつまでも私にとって大切な人）」と言いつつも、その次に続くのは、「いつか」という言葉。

この部分からはこの恋愛の終わりがさらに強調され、考えたくはないけれど、いつか別の恋愛をするかもしれないと認識している様子が伺えます。

「I'll remember to love You taught me how(あなたが教えてくれた愛を忘れない）」ということからも、別れたばかりであることがわかります。

別れを受け入れつつもまだ吹っ切れていない、相手を忘れたくないという想いが強く伝わってきますね。

2番

悲しみを越えて未来へ

立ち止まる時間が
動き出そうとしてる
忘れたくないことばかり

First Love -宇多田ヒカル

この歌詞の部分では、今までその場から抜け出すことができなかった主人公ですが、少しずつ少しずつ前へと進もうとしているようです。

「動きだそうとしている」という部分からは、どこか他人事でありながら、自分でも動き出さなくてはならないと感じ始めている様子が見えます。

最後のフレーズは、仕方なく動き出そうとするけれど、自分の想い出はずっと大切で、忘れたくないと強く思う気持ちが表現されているのかもしれません。

分かっているけれど止められぬ想い

明日の今頃には
わたしはきっと泣いてる
あなたを想ってるんだろう

First Love -宇多田ヒカル

前のフレーズでは少しずつ前へと進む様子が描かれていましたが、この歌詞からはやっぱり前を向くのは難しい…と心の揺れが感じられます。

1番では「あなた」が何を考えているのか、どこにいるのか、と「あなた」の行動に想いを馳せていましたが、2番では「わたし」の心情が歌われています。

「あなたを想ってるんだろう」というところから、別れた相手のことが常に頭をよぎっていることが伝わります。

今までもこれからもあなただけが一人

You will always be inside my heart
いつもあなただけの場所があるから
I hope that I have a place in your heart too
Now and forever you are still the one
今はまだ悲しい love song
新しい歌　うたえるまで

First Love -宇多田ヒカル

「You will always be inside my heart（いつもあなたは心の中にいる）」というフレーズのあと、日本語で再び相手の場所があることを記しています。

英語と日本語で描くことにより、相手を想い続けていることがわかりますよね。

その後「I hope that I have a place in your heart too（私もあなたの心の中にいれたらいいのにな）」とかわいらしい本音を見せています。

最後の部分からは今はまだ相手を「運命の人」と言っており、その想いは新しい恋が始まるまで「これからも、ずっと」と続くようですね。

主人公は本当に相手のことを大好きで、運命の人であると思っていたことがよくわかるフレーズです。

想い出の中で

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I'll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
今はまだ悲しい love song
新しい歌　うたえるまで

First Love -宇多田ヒカル

1番と同じ歌詞が繰り返されています。

繰り返されることで、愛する人がいつまでも運命の人であり、一番大切な人であることを表しているようです。

なお宇多田ヒカルさんはこの部分を1番とは違った歌い方をしていますよ。

そのため今はただこの恋をしっかりと胸の中にしまっておきたい、という主人公の切ない気持ちが強まっています。

まとめ

今回は宇多田ヒカルの「First Love」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

初恋はいつまでたっても特別な恋。

宇多田ヒカルさんの「First Love」を聞いて、初恋を想い出した人もいるのではないでしょうか。

この「First Love」では、いつか別の人と恋に落ちるかもしれないけれど、初めて学んだ「愛すること」を忘れないと伝えている気がします。

その想いは永遠に忘れることはなく、恋を重ねても心の中に残り続けるのでしょう。

初めての恋、初めての別れを経験した主人公の悲しく切ない気持ちが伝わる歌詞でした。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは宇多田ヒカル を追って行くのでぜひチェックしてみてください！