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【Ado / 唱】の歌詞の意味を徹底解釈 |「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンハロウィンイベント」とコラボしたワクワク踊りたくなる歌詞を紐解く!

執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/10/19

目次
唱という曲名の意味を考察
唱という歌詞の意味を徹底解釈
全力で突き進め!
誰にも止められない
みんなで立ち上がろう
内から湧き出てくる
みんなで楽しもう!
本当の気持ちを見せて
いろいろな思いがあるけれど
感情の赴くままに
今この時を
共感したい想い
まとめ

唱という曲名の意味を考察

「唱(しょう)」はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベントである「ハロウィーン・ホラー・ナイト」とのコラボ楽曲。

曲名である「唱」には「人に先立って言う」などの意味があり、歌詞は自己表現や自己主張がテーマとして綴られているようです。

曲名はそんな思いを自ら進んで伝えようとしていることからつけられたのではないでしょうか。

「唱(しょう)」はこれぞAdoさん!と言ってしまうほど、とても難しい楽曲なんですよ!Adoさん本人も「過去一難しい」と語っているんです。いつまでも何度でも聞いていたくなる、歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

唱という歌詞の意味を徹底解釈

全力で突き進め!

Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
Okay たちまち独壇場 Listen listen
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
傾け 振り切ろう

唱 -Ado

この部分は「唱」全体のテーマを象徴的に表現しているようです。

”Ready for my show"は「ショーの準備ができている」という意味であり、”土壇場”という言葉からは、他の誰にも負けないという主人公の自信を示しているようでもあります。

"傾け 振り切ろう"は自分自身を解放し、全力で前進することを意味しているのではないでしょうか。

誰にも止められない

ヤーヤーヤーヤーヤー 唱タイム
天辺の御成り ほらおいで
宵をコンプリート オーライ Hell yeah yeah yeah
だんだんノリノリで超簡単 Brah brah brah!!! Pow
えも言われない Ain't nobody stop

唱 -Ado

フレーズに出てくる ”Brah brah brah!!! Pow"は盛り上がっている様子を表現しており、主人公が興奮し、自らが持っているエネルギーを爆発させたい、と思っている様子が伺えます。

”Ain't nobody stop”は「誰にも止められない」という意味であり、主人公は自分に自信を持っているのでしょう。

もしくは最初は自信がなかったけれど、その場の雰囲気で徐々に自らを高めることができたのではないでしょうか。

自らのエネルギーを解放しようとしているのかもしれません。

みんなで立ち上がろう

全土絢爛豪華 Attention 騒ごうか
意思表示にもうじき衝撃の声高らか堂々登板
もう伽藍洞は疾っくの疾う淘汰
Aye 繚乱桜花 御出座しだ

唱 -Ado

”全土絢爛豪華”は「すべての土地が美しく、華麗で豪華である」という意味であり、フレーズからは、主人公がいる場所が印象的で素晴らしいものであることを強調するために使われているようです。

主人公はそんな目を引く華麗な場所で自分の存在を大々的に主張し、注目を浴びることを望んでいるのかもしれません。

”繚乱桜花”の似た言葉に百花繚乱があります。百花繚乱はいろいろな花が咲き乱れる意味があり、転じていろいろな方面から優れた人物が同時期に多く現れることをを指します。

桜花とすることでより一層華やかさが際立ち、人には多彩な才能や可能性があることを伝え、傍にいる人に対して立ち上がるように促しているようでもあります。

内から湧き出てくる

格好つけてるつもりは NO NO
オートマティックに溢れちゃう本能
宣う断頭台の上で 燥げ華麗
Da rat a tat... WARNING!

唱 -Ado

このフレーズではカッコつけて自分を表現しなくても、自然にあふれ出てくる本能の方がステキであると伝えているようです。

”断頭台”という言葉は逆境や試練にも立ち向かう意思を象徴的に表現しているようであり、どんな状況であっても自分を表現し、言いたいことを正直に伝えていきたいと主人公は考えているのではないでしょうか。

みんなで楽しもう!

Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
バンザイ 遊ぶ気に寿 Shout it out, Shout it out
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
はんなり 感情通りに八艘飛び Shout it out, Shout it out
(Hey uh) 食らっちゃいな
(Hay ha) Rat tat tat tat tat (Pull up)
(Hey uh, wa wa wa) 満開 総員一気にとびきり Jump around

唱 -Ado

歌詞に出てくる”八艘飛び(はっそうとび)”は源義経の身軽さを表現した言葉ですが、相撲の技としても使われており、相手の突進をかわして背後もしくは横に回り込む技となっています。

”はんなり”とついていることから上品に美しく、自分の才能とエネルギーを最大限に活用し、さらっと様々な意見をかわしていこうという意味になりそうです。

”総員一気にとびきり Jump around”という言葉からは、みんな一体となって今この時を楽しもう、機は熟したのだから、と伝えたいのかもしれません。

本当の気持ちを見せて

Look at me now
皮膚を破りそうな程に跳ねる心臓くらい激情的仕様 (Exotic vox)
イニミニマニモ ご来場からのご来光
かくれんぼしてるその気持ち解放 (理性アディオス)
しゃかりきじみちゃう

唱 -Ado

このフレーズに記されている”心臓くらい激情的仕様”は情熱を象徴しているようです。

”イニミニマニモ”は日本で言う「どちらにしようかな?」の意味になります。

”かくれんぼしてるその気持ち解放”と続くことから、隠している気持ちを解放するかしないか悩むかもしれないけれど、理性を取り払い自分を解放すれば元気いっぱいになれるんだよ、と伝えているのかもしれません。

私を見て元気出して、と言いたいのではないでしょうか。

いろいろな思いがあるけれど

蛇腹刃蛇尾 騙る二枚刃
野心家 嫉妬するようなジュース
たぶらかすな かっとなっちゃ嫌
カルマに至る前に揺蕩うわ
蛇腹刃蛇尾 騙る二枚刃
野心家 嫉妬するようなジュース
たぶらかすな かっとなっちゃ嫌
十色のバタフライ (No escape)

唱 -Ado

”蛇腹刃蛇尾(ジャバラバダビ)騙る二枚刃”は、複雑な心の内や対照的な要素を指しているようです。

自分以外の人の才能や成功に嫉妬したりイライラしたりして、何かをする前に揺蕩う(たゆたう)=ゆらゆら揺れる、ためらってしまうとも伝えており、他の人のことを受け入れなくてはならないけれどなかなか受け入れられないという思いが綴られているのではないでしょうか。

最後に出てくる"十色のバタフライ (No escape)"は多様性や多彩さを表現しているようでもあり、他の人を受け入れることから逃れることはできない、と伝えたいのかもしれません。

感情の赴くままに

ご存じの通り 騒々しい鼓動に絆されてもう止まれない
衝動に塗装し描いた Daybreak 肺貫通低音狂

唱 -Ado

ここでは強烈な感情や興奮を示しており、主人公自らがその鼓動に引き寄せられ進むことを止められないようです。

”Daybreak”は「新しい日の始まり」の意味であり、衝動的な行動や表現であっても新たな可能性を開拓しているのかもしれない、と伝えたいのかもしれません。

”肺貫通低音狂”は「はいかんつうていおんきょう」と読み、低音が体の中で共鳴し、心を揺り動かすことを表現しているのでしょう。高音ではなく低音である部分がより一層、情熱さを強調しているようです。

今この時を

Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
異例の危険度 比類なき活気充満
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
いちかばちか 嗚呼
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
バンザイ 遊ぶ気に寿 Shout it out, Shout it out
Nah-Nah-Nah-Nah-Nah, Ready for my show
喝采 巻き起こすために Stay
一切合切忘れて Shout it out

唱 -Ado

このフレーズでは主人公だけでなく周囲の人のエネルギーがより一層充満し、活気づいていることが綴られているようです。

この熱気と活気がどのような方向に行くかわからないけれど、今はとりあえずすべてを忘れて、今この時を楽しもうじゃないか、と伝えているのかもしれません。

共感したい想い

Aye wah oh oh oh
右に左 まとめて Rat a tat a tat (Pull up)
思いっ切り一気に (Clap Clap Clap) なにはともあれ ご唱和あれ
Shout it out, Shout it out

唱 -Ado

最後のフレーズでは様々な人が盛り上がっている様子が垣間見えます。

いろいろな思いがあるけれど、とりあえず盛り上がっていこうよ、と主人公は伝えているのでしょう。

”思いっ切り一気に (Clap Clap Clap)”という言葉からは一緒にこの時を楽しみましょう、自分の感情を表現して歓声を上げましょうと誘っている様子が伺えます。

まとめ

今回はAdoの「唱」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「唱」はとてもエネルギッシュでパワフルなメッセージを持つ歌詞だと感じました。

歌詞の中ではいろいろ考えてしまうけれど、理性を取り除いて本能のまま楽しんでみようと伝えているようでもあり、自分を信じて今この時を大切にしようという思いが込めらえれている気がしました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではAdoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

この記事の監修者

佐藤 由花

佐藤 由花サトウ ユイカ

Sato Yuka

歌詞考察家

こんにちは、佐藤由花です。私は歌詞考察家として活動しており、特にポップミュージックの歌詞の深層を読み解くことに情熱を注いでいます。音楽学士を取得後、多くの音楽雑誌やウェブサイトで執筆を行い、歌詞の背景や作者の意図を探求してきました。音楽を通じて人々の心に寄り添い続けることが私の使命です。

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