【アイナ・ジ・エンド / Red:birthmark】の歌詞の意味を徹底解釈 |生きていく難しさと強さが描かれた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2のエンディング曲の歌詞を紐解く!
執筆・監修: 天野結衣編集: 天野結衣最終更新: 2023/5/10
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2ってどんなアニメ?
◆◆ジェターク寮ラジオ◆◆
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) May 8, 2023
5月14日 日曜午後5時30分
ガンダムチャンネルにて
音声ライブ配信が決定!#魔女ラジ の特別回として
グエル役 #阿座上洋平 さん
ラウダ役 #大塚剛央 さん
ペトラ役 #広瀬ゆうき さん
がお届けします!
リアルタイムでぜひお集まりください!#水星の魔女 #G_Witch pic.twitter.com/Mf1nZTrzhA
『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』は、クエタ襲撃事件から2週間後からが描かれています。
スレッタはアスティカシア高等専門学園で、ミオリネとの再会を心待ちにしています。
ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守っていました。
一見平穏な日常が保たれているようですが、実は地球寮生たちには箝口令が敷かれており、息が詰まる毎日。
そんな中スレッタの前には二人の編入生が現れます。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』は主人公たちに困難が襲いかかり、決断が迫られる様子が描かれています。
スレッタたちは、ガンダムがもたらす強大な呪いへと立ち向かっていきます。
Red:birthmarkという曲名の意味を考察
「Red:birthmark」は、赤い色と生まれつきの傷跡(birthmark)を組み合わせた言葉(赤あざ)のようです。
歌詞の内容から、赤い色は主人公の感性や情熱を表しており、生まれつきの傷跡が現実の苦しみや運命といったテーマを象徴しているのでしょう。
人生のダメージや苦しみを共存しつつ、立ち向かっていく強さが表現されているようです。
Red:birthmarkという歌詞の意味を徹底解釈
守りたい君を
もう消えた 夢の花が黄色く咲いて 棘になる
傷だらけの願いを超えて 君を守れる? 最果てで
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
”もう消えた”とは、すでに終わってしまったものや、失いかけているものを表現しているようです。
夢の花は咲くことで楽しく、そして希望に満ちた気持ちを与えてくれますが、同時にそれが枯れてしまうと、その後に残るのは切ない思い出や辛い現実といった”棘”になってしまうと伝えたいのでしょう。
また”傷だらけの願い”というフレーズからは、傷ついた過去や辛い現実を超えて、自分が大切に思う人を守りたいという思いが込められているようです。
覚醒する想い
求めて 求めて 失っている
無色の自分に気付いて 絞めつけた
赤色の感性が美しく見えて
曖昧な正義 突き刺した
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
自分自身が何を求めているのか分からず、追い求める中で自分には何もないことに気が付いたのでしょう。
個性があるようでなく、何かに染まってもいない。
そんな主人公は、個性や確固たる考えがある人に対して美しく感じ、強く心を揺さぶられたようです。
ですが美しいと思う反面、その考えや個性を失くしたいと思う心もあり、戸惑っているのではないでしょうか。
すべてを受け入れて
己が産み出す痛みが
運命と溶け合う
call me distortion
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
自分が作り出したものには、愛着がありますが同時にそれが抱える責任や苦痛に悩まされることもあると伝えているようです。
それでもその苦痛を受け入れ、払拭していくことで、自分の運命と結びついていくと考えているのでしょう。
そして、周りから歪ましいと見られることもあるかもしれませんが、そんな自分を受け入れて欲しいという願いが込められているのではないでしょうか。
2人で一緒に
ねえ 許してよ
このナイフは美しい君の未来なのに
痛くなっちゃうから
片眼で見える夢なんか欲しくもないものばかりだ
2人で見させてよ 届きそうなんだ
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
主人公が君に対して何らかの行動を起こそうとしていることを示唆しているようです。
しかし、それが相手にとって傷つくことになるようです。
"片眼で見える夢”というフレーズからは、主人公が夢や願望よりも、人として大切なものを求めていることを表現しているようです。
また、”2人で見させてよ 届きそうなんだ”というフレーズからは、主人公が君に対して感じる期待や希望がうかがえます。
2人で協力し合えば、望む未来を実現することができると信じているのかもしれません。
共に支え合う
もう消えた 夢の花が黄色く咲いて 棘になる
アザだらけの絆がほら痛みを超えて溶けていけ
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
この歌詞は、失った夢と痛みについて記しているようです。
夢が消え去ってしまい、かつて輝いていたものが色褪せてしまったのでしょう。
しかし、”黄色く咲いて”という表現は、かつての輝きを思い出させる言葉でもあります。
”アザだらけの絆がほら痛みを超えて溶けていけ”という歌詞は、悲しみや苦痛を共有することで、お互いを癒し合えることを表しているようです。
また主人公にとって君は、失ったものや辛い経験を共に乗り越え、互いに支え合う大切な存在なのだ、と伝えたいようです。
ゆがんだ反射
XIIに舞い散る細胞 掠れた夢
無色の君を操るサイボーグの眼
君を悲しませない色は私が持ってるから
完全な偽物 突き刺した
掠れた私の歪みに抱かれてみてよ
hold me distortion
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
XIIとは12をローマ数字で表現していると思われます。
“舞い散る細胞”は、個体を構成する細胞が散っている様子を表しているか、または身体中をめぐる思いを表現しているでしょう。
”掠れた夢”は、手にしたはずの夢が遠ざかっていくことを表現しているようです。
フレーズに出てくる”私”は、歪んだ姿の自分を表現しているのかもしれません。
”hold me distortion”は、“私”を歪ませるような何かから逃れ切れずに、それに抱かれながらも受け止めることを表現しているようです。
この部分はアニメの話を受けて作られているのかもしれません。
お互いに伝えあう
ねえ 許してよ
この愛撫は鮮やかな君の未来なのに
痛くなっちゃうんだよ
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
このフレーズでは、君に対して自分の心情を伝えたいと思う気持ちがあるようです。
優しく接することで君の未来を輝かせ幸せにすることができるけれど、同時に痛みもお互いに伴ってしまう、と伝えたいのではないでしょうか。
静かな痛み
輝けるもの 君の声が
届かない届かない いつからだろう
この眼は希望を睨んでるのに
見たくも見たくもないものばかりだ
痛くもないなんて嘘だ
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
この歌詞は、自分自身の内部で揺れる感情について歌われているようです。
輝けるものに囲まれながらも、自分自身が疎外感を感じているのでしょう。
”君の声が届かない届かない”というフレーズは、周りの人々から理解されず、自分自身が孤立してしまっていることを表現しているのではないでしょうか。
また自分自身の心が希望に向けているものとは反対のものばかりに目を向けてしまっていることが表現されています。
自分が感じている苦痛が他人に理解されないことに対して、主人公は切なく感じているのではないでしょうか。
新しい宝物
見たくなっちゃうんだ
片眼で見る 夢には
抱きしめたいものなんかない
君の手を繋いで 2つで見させて
Red:birthmark 脱がせてよ
2人で見させてよ 届きそうなんだ
もう消えた 夢の花が赤く輝く星になる
Red:birthmark -アイナ・ジ・エンド
”片眼で見る 夢には”というフレーズは、片目で見る夢は現実とは違い不思議な世界観に満ちている、ということを伝えたいようです。
共通の目標や何かを追い求めて一緒に夢を見たいという願望があるのでしょう。
もうすぐ君と一緒に待ち望んでいた何かが現実に届きそうだと感じているようです。
”もう消えた 夢の花が赤く輝く星になる”というフレーズは、たとえ現実には戻れなくても、夢の中で見た花が縁取りのある赤く輝く星になって新しい宝物になると伝えているのではないでしょうか。
まとめ
今回はアイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
この歌詞は、夢を追いかける人の思いを表現しているようです。
歌詞には、夢を実現するために一緒に力を合わせることを求めるメッセージが込められているようであり、花が星に変わるという描写は、夢を叶えることで過去の失敗や辛い経験を乗り越え、光を放つことができるという希望が表現されているように感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではアイナ・ジ・エンドを追って行くのでぜひチェックしてみてください!